不惑で上京

★不惑で上京

リストラ解雇された後に、東京で再就職したブラック企業を退社した後に、実家に戻らされた田舎者の独り言。

『夢と狂気の王国』鑑賞。良質なドキュメンタリー♪

http://yumetokyoki.com/
http://hlo.tohotheater.jp/net/movie/TNPI3060J01.do?sakuhin_cd=010555

若干の失意の回復の後、山手線を半周して錦糸町へ。


3週連続の映画鑑賞。
本当は、六本木ヒルズの劇場に行きたかったが、昨日で上映が終わってた。
しゃーない。


半端な時間だがオリナス等は満席必至なので、ランチは錦糸公園
ひなたぼっこしながら、野球中年のプレーを見つつ
週末の公園の喧騒をおかずに総菜パン・・・。


30分前にロビーへ。
すっごい!混んでた。

今日は”TOHOシネマズデイ”(安い日)でもあったけれど
仮面ライダー』や『ゼロ・グラビティ』などの初日でもあったようで
発券機も、コンセッションも、パンフレットも、いずれも長い長い行列。

錦糸町は、スカラ座や渋谷、また新宿ピカデリーと比べ
いっつも行列を作っている気がする。
劇場のキャパシティ不足なのか、運営スタッフの力量不足なのか分からないが
観るまでの不快な体験は一層の映画離れに繋がりそうで、改善を求めたい。


あ、なんだかケチつけちゃった。ごめん。
特典券(タダ券)のドリンクでも笑顔でサービスしてもらったし
そんなつもりないよ。


閑話休題



一応、ネタバレ注意。



すっかり満席。
あまりメモできないほど楽しんだ。

映画の作り方(過程)を楽しみにしていた人からは、評価は低いと思うが
スタジオジブリの原動力に迫るドキュメンタリーとして良作。

砂田麻美監督ご自身のナレーションも、淡々といい味だった。
誰かの声に似ているが誰か思い出せなかった。


風立ちぬ』と『かぐや姫の物語』の比率は、4:1ぐらいだったかな。
(個人の感想です)
宮崎駿高畑勲両監督は、盟友であり、ライバルであり、という
これまで見聞きしたことの裏付け映像の数々。
その他に
NHK日本テレビで同様に何本か特番があったと思うけれど
東映動画時代や、駿監督の父上の時代・太平洋戦争当時のエピソードもあり
両監督の出会いから現在までの伝記、にも思えた。
(ドキュメンタリーとは、そもそもそんなもんか)

ツートップに”板挟み”と思われる3人目・鈴木敏夫プロデューサーは
どちらかといえば、けしかけ役ということも、再確認できた。

高畑監督の女房役になった若き鋭才・西村義明プロデューサーは
トークも軽妙な社員さんなのね。
『かぐや』で就任して、結婚して、お子様が小学校に上がってもなお
映画が完成しなかったとか。


スタジオの行く末は、フェードアウトすると確信している。
記録した時期とタイミングが異なるが
昨日『思い出のマーニー』を発表したばかりなのに(笑)
http://marnie.jp/index.html
そもそもジブリは、二大巨頭のために設立した会社。
関連会社も含め400人ほどの社員がいると映画の中で言ってたので
形は変えながらも製作会社として継続して行くでしょう。

記憶違いかもしれないが、その米林宏昌監督の奥さんは
ジブリのスタッフだったと思うが、違ったっけな?

とにかくジブリは女性の多い職場。
ジブリ作品の特徴「女は強い」のベースなはず。
「会社というより学校」と言ってたスタッフさんもいた。
今は正社員だが、暫くは一作品毎の契約関係だったはず。



鈴木Pを挟んで、宮崎吾朗監督が、川上量生P見習いと
次回作を”作る理由”で(?)白熱にやりあっている場面もあった。
企画が動き出す前の段階の様子。
デビュー作である『ゲド戦記』は怖くて見ておらず
名作『コクリコ坂から』のゴローさんしか知らない私だが
アニメ業界に足を突っ込んだ契機(発端)の複雑さもあり
何を置いても巨匠の息子だし、相当に重圧なんだろうな、と
さも分かったようにゴローさんに肩入れ。


駿監督の傍らでスケジュールをビシビシ管理していた制作のサンキチさんが
やたらと可愛かった。今ではママになったはず。
誰かに似ているが誰か思い出せなかった。
他にも、過去に見たことあるスタッフさんが多く出演されていたが
字幕(テロップ)は出なかったので、誰だろう?とモヤモヤしつつ観た。



そうそう
駿監督のコスプレで新境地を開拓したジブリ芸人(いや、脱脂粉乳芸人か)
いずみ包さん、結構長い時間ご出演だった。


あと
とにかく駿監督の喫煙場面が多かったので
某団体からまた警告を受けるかもね(笑)


思い出したら随時加筆予定。