不惑で上京

★不惑で上京

リストラ解雇された後に、東京で再就職したブラック企業を退社した後に、実家に戻らされた田舎者の独り言。

親知らず抜歯。めっちゃ怖かった・・・。

結果的には、麻酔がばっちり効いて抜歯そのものは痛くなかった。

高度情報化社会(笑)ネットサーフィン(死語)して
「痛い」イメージが先行していたが
治療の最初の段階(半月前)で、痛がり・怖がりをアピールしておいたので
それ相応の体制で治療にあたってくれたのだろう。


まだ何度か通うので、病院名は伏せておく(笑)


指定の時間の30分前に到着。
東京の電車は、すぐに人身事故で止まるからね。

某政治家に似ていると後から気が付いた担当医が
指定時間の直前に別の(前の)患者さんを始めたので、やや待った。

生殺し。


最初の頃のレントゲン撮影時に
たまたま一緒になった外国人のおっちゃんが、先に診察を受けていた。
もう終わったのか、お礼を言って去っていた。

2〜3歳ぐらいの女の子も先に入って何らかの診察を受けていた。
最初はギャーギャー言ってたが、最後はバイバイしてお帰り。

やや外れに、肩出しミニスカワンピース、茶髪のねーちゃんが居た。
これ治療するの、おっさん医師でもドキドキするんじゃね?

など、余計なことばかり考えて気を紛らわせていた。


やや遅れて呼び込み。
死刑台に見える例の診察台へ案内される。
メスや、ハサミや、なんやかんやが、既にセットされていた。

私の覚悟を確かめたかったのか
「今日、抜歯でしたっけ?」「あ、はい・・・」
と小ボケを挟まれる。


前回「抜くより痛い」と言ってた麻酔は
「時間をかけてゆっくり入れますね」と2回に分けて打たれた。
(診察台は起こしたまま)
確かに、歯茎にブスッと針が入った時はチクッと痛かったが
2回目は殆ど痛くなかった。

これまで麻酔が効きにくく、町医者を手こずらせていたので
紹介状に「強烈に効くヤツを」とあったのかな?
ただね
「患部が大きく、まだ膿んでいるので、効かないかも」と
背筋が凍るような念押しは忘れなかった。


しばしの後、ツンツン「これ、感じますか?」の最終宣告があり
「じゃ、始めましょうか」で口元だけ穴の開いた紙(布?)を顔に被せられた。
まな板の鯉。

この時点で、恥ずかしいほど怖く、歯の根が合わない程に震えていたが
いつの間にか頭の辺り(診察台は水平)にスタンバっている女医さんに
「大丈夫ですよ〜」の応援をいただく。
こっ恥ずかしい。
お顔は拝んでいないが恐らく白衣の天使だったはず(笑)


「あーんして」から、ガキガキ、ゴキゴキ、バキバキ・・・。
不思議と、患部そのものは無痛。
それよか「揺れます」で顎から持っていかれそうな衝撃や
器具と歯の間に挟まった唇が挟まれるなど
別の痛みはあった。
「あげげげ・・・」「あれ?痛いですか」「(左手を振ってNoの合図)」や
「うぐぐぐ・・・」「麻酔、効いてますか?」「(左手でOKサイン)」など
濃密なコミュニケーション(笑)で乗り切った。

事前に仕入れた情報とは裏腹に、痛くなかったのは良かったが
途中で「ん?」「あれ?」「なんだこれ?」など
不安にさせるつぶやき(ボヤき)は、できれば胸の内に閉まってほしいね。


格闘の途中「少し休憩しましょう」と2回ほど中断したはず。
顎が外れそうな状況が続くので、休憩自体は有り難いが
このまま麻酔が切れたら最悪・・・と脳裏を過った。

そうそう
手術が始まって頭の中にある人物が出て来た。
タモリさんが「大丈夫だよ」と笑っていて
ブライト艦長が何等か大声で励ましてくれた(笑)
(↑しかも、まったく観てないユニコーン版の)
脈絡も何もないが、必死に痛くないことをイメージした結果かな?


術式?の実況は「あとは縫うだけ」のみ。
事前に手術の所要時間を尋ねたら「やってみないと」的な答えだったし
入院についても「腫れてみないと」的な答えだったので
ケースバイケースというのは理解しているが
今どんな状況なのかな?いつまでこのまま?という不安はあった。
まあね
全部実況されたら、それはそれで気を失うだろうが。

あとさ
大学病院は研究教育機関という側面のあるが
「ここ骨が無いんですよ」「ほーこれは珍しい」「これ、どうするの?」など
あーでもない、こーでもないと、貴重なサンプル体を前に
目を輝かせているであろう容易に想像できる5〜6人のギャラリーに
少なからず腹が立った(笑)


30分ぐらい激闘して「はい、終わりました」・・・。
ついぞ最後まで、麻酔は効いてくれた。
顔の紙(布)を取られ、診察台が起こされ、娑婆に戻った。
紙自体は意外とキレイだったが、血まみれのガーゼぐらい隠しておいてよ。

新しいガーゼを噛まされ20分ほど休憩。
衝立を挟んでズラリと並んだ診察台では、別の患者さんの治療が行われていた。
カチャカチャと器具の音が響く広い空間で、耳ダンボで、しばしの安息。


最後に、ガーゼの交換の後、皆さんも頂いた「注意事項」の説明。
強いうがい禁止は、事前情報を仕入れていた。


痛み止めの処方日数の少なさを心配すると
骨をガリガリ削っていないので、それほど痛みは続かないとのこと。

あと、抜いた歯は「病理に出す」とかで、皆さんのようには貰えなかった。
膿んでいるのが、長年の放置(俺のせいじゃねぇよ)なのか
いわゆる癌的な何かなのか調べて、来週の抜歯の時に教えてくれるらしい。


明日、麻痺の確認(経過観察)のため受診の予約。


待合室で20分ほど休憩して自分で1回目のガーゼ交換。
oh・・・全然、止まってない!
献血赤十字も太鼓判を押す血液成分なので貧血気味にはならなかったが
さすがに凹んだ。

あと、右手(掌)が痛かった。
手術中、思いっ切り握りしめていたようで
しばらく物が持てないほど。
猛烈なチキン野郎(笑)


お会計。
3割負担でも13,000円オーバー!
手術だからね。
町医者では4〜5,000円かなと言われていたので、通常の3倍
予算オーバーでサンフレのレプリカユニ買えないじゃん・・・。

お会計の後、広い待合室で2回目の交換。
止まらない・・・。
仕方ないので、とりあえず処方箋を持って移動開始。

門前薬局で調剤を待つ間に、3回目の交換。
少し出血量は減っていた。
待っている間に数年ぶりに『ヒルナンデス』見た(笑)

院内でのガーゼ交換では、衛生ゴミ専用のごみ箱に捨てたが
院外では事前に用意したビニール袋に、ティッシュに包んで入れた。
患者として最低限のエチケットというかマナー。
あと
できるだけ目に触れないよう口から外すタイミングも大事。


帰社後も(病院から直行で午後から出社したぞクソが!)
痛みはそれほど出なかったし
腫れも思ったよりも小さかったが
(電話対応もまあまあできた)
顎・口が思うように開けない・開くのが怖いので
ウイダーinゼリーを”押し出し”ての昼食。

夕食は、お豆腐2種類と、ウイダーinゼリー、ぬるめのスープ。
皆さんの体験を参考にした。


処方通りお薬も服用したことで
皆さんのように冷やして痛みを抑える必要もなかった。

出血は寝るまでじわじわ続いた感じ。
痛いのと怖いので患部を見ていないので
そう感じただけかも。


お風呂は、湯船禁止なので、軽くシャワーのみ。
顔を振ると幹部が痛いので洗髪は諦めた。

歯磨きは、歯磨き粉禁止を守り、幹部の反対側のみ軽く。
うがいも軽くすすぐだけ。


とにかく疲れたので、早めに就寝した。


私の親不知もガッツリ埋まっていたが
皆さんと異なり顎の骨との関係が緩かったのはラッキーだった。
ただ
開いた穴は大きいので、完治まではかなり時間を要する様子。

はぁ・・・。