不惑で上京

★不惑で上京

リストラ解雇された後に、東京で再就職したブラック企業を退社した後に、実家に戻らされた田舎者の独り言。

東京の一人暮らしから実家に戻った忘備録(12) 実家(地方都市・田舎)暮らしの良し悪し(2)デメリットというか...実家に帰る覚悟というか。

ジェイ・マイケル・デメリッ


よかったらコレも読んでね。
富岡町・浪江町


忘備録といっても首相案件ではないよ。


なんとなく「メリット」「デメリット」分けてみた。
「メリット」や「諸先輩方のご意見」は(1)にまとめてる。
  http://d.hatena.ne.jp/fuwakudejokyo/20180422/p1

アンガーコントロールはこちら。
  http://d.hatena.ne.jp/fuwakudejokyo/20180423/p1


「都落ち」一覧。


見出し
 ・とにかく「不便」
 ・職安が遠い
 ・ポストが無い
 ・お店が無い
 ・映画館・劇場も無い
 ・移動の自由が無い
 ・とにかく「子供がうるさい」衆人環視社会
 ・生きる自由がない



▼とにかく「不便」

「公共交通機関」と「流通販売網」は都市生活に慣れると苦行でしかない。

大阪・関西人を20年以上やったけれど
東京・首都圏は段違いで余りにも便利過ぎた。

そら通勤ラッシュでの押しくら饅頭や
イカー渋滞に巻き込まれての路線バスの遅延など
過密都市の弊害も甘んじて享受したが
補って余りある便利さだった。



▼職安が遠い(笑)

東京でも決して近くは無かったが
駅から歩けた。
今は、駅ってどこやねん?という感じの暮らしなので
車社会クソくらえ。



▼ポストが無い

ハロワで求職活動するのは郵便が必須なので困るのよ。

四半世紀を経て気が付いた。随分昔に削減されたらしい。
なんとか行けた郵便局も土休日の機能が廃止されて
不在の受け取りは自転車か、本数のない路線バス、最悪タクシーで
集配局まで行かないといけない。
民営化万歳。



▼お店が無い

有るには在るのだが如何せん遠い。

頑張って歩けばコンビニ程度はある(ある!嬉しい(笑))けれど
(国道沿いなら多少の僻地でも有るよね。昔の酒屋とかね)
イトーヨーカドーもマルイもパルコもヨドバシカメラも無い。
モスもマクドミスドも無い。
(田舎の象徴イオンモールすら無いぜ)

コンビニは自転車圏内で、かろうじて2店。

Amazonやセブンネット、ヨドバシドットコムで頼んでも
東京より、プラス2日ほどで届くので
実際のところ
そこまでの欠点ではないけれど
母の介助してる時にピンポ〜ン♪と来られると困るんだよね。
なので東京では、営業所留めかコンビニ受取としていた。



▼映画館・劇場も無い

東京でも新宿まで出たりそれなりに移動時間は必要だったが
物理的な距離だけでなく貧弱な交通インフラのお陰で
心理的な障壁という形で行こうと思わない。
ま、無職だしね。
先に仕事に就けって話。



▼移動の自由が無い

これは裏返しの「自己責任」なのだが
がんばって町の(笑)お店に行こうにも
鉄道もバスも本数が無いので
とにかく移動できない。

自転車で行ける範囲のローカルチェーン店に限られる。

早くペーパードライバーを脱出しないと死ぬ。
 (再就職が条件なのでハードル高い)
もう息をするだけでも不便だと毎日がフラストレーション。



▼とにかく「子供がうるさい」衆人環視社会

「メリット」のご近所さんでも言ったが子供が多い。
地域や自治体にとって喜ばしいことだが
学校から帰って夕方から開発道路(私道)で遊ぶから
うるさい。
東京は鉄筋コンクリート造で鉄の扉の遮音性の高い建物だったし
少し離れて街区公園(児童公園)があったので
子供はそこで遊んでいた。
こっちは
ウチの実家の広い駐車場にも入って来て遊んでる。
保護者はそれを見てるよ。
他人の敷地に勝手に遊ばせているの。
腹が立つけれど「ご近所付き合い」なので我慢しろってさ。

他人の家の壁にボール当てるし
他人の敷地に勝手に入ってくるし
挨拶しない。
こちらが予防的に「こんにちは」と声を掛けると
あちらも防衛反応で「こんにちは」と返すのは
エライなあと思うけど(笑)


人は見た目なので「あの子の保護者はあいつか」とは分かる。
若くして家庭を持ち、家を建てて、本当に立派だよね。
尊敬するよ


他人様に意見するため私はきちんとしてる。
つもり。
あっちからどう思われてるかは知らん(笑)

国家にとっては
無職で独身の中年よりも
世代を継ぐ家庭の方が
手厚く保護すべき存在であることから
幾らうるさくてもハンマーで殴ろうとは思わないよ。
けれど
バカからバカが再生産されるのは
地縁が煩わしい地方都市の方が多いのではないかと実感した。



▼生きる自由がない(笑)

いや笑えない。

無職の中年という社会一般での犯罪者予備軍であり
明るい時に迂闊に表に出ると通報される心配があるので
日々、息を殺して生活している。

そして
おはようからおやすみまで
基本的に母の生活ペースに従う必要がある。
朝早く夜も早い。
超健康的(笑)

それはそれで構わないのだが
食事の時間も
風呂の時間も
なんもかんも自分の自由意志が無い。
食事の量も
もっと言えばメニューも。

もともと「エネルギー補給の必要悪」と思うほど食には無頓着かつ味音痴。
作ってもらうだけ感謝すべき話なのだが
(日々感謝してるよ)
それだけに余計にストレス。

人生の半分の間は全部
それこそ
おはようからおやすみまで
仕事も、住居も、食事も、衣類も、娯楽も、何もかんも
自分で決めて来た。
ので
生活のすべてが他人にコントロールされるのが、辛い。


洗濯も厚手のモノを洗うのは今日じゃないとかで
転居作業で履き続けたジーンズも随分履いた。


貯蓄を使い果たしても
東京で生きるつもりだった。
 ・やりたいというか興味の持てる仕事はこっちの1,000倍(言い過ぎ)は有る
 ・採用されるチャンスも有った
 ・オッサンなのはネックだと正直に言ってくれた人事はいた
 ・実際に採用と言ってくれた会社は面接官の態度がダメだった...
 ・病気になったり運が無かった面はある
 ・運を掴む努力を怠っていた自律心の無さは認める
など
東京で未来が切り開けるか見通せなかったが
この歳で地方に戻るのは余りにもハイリスクなので考えていなかった。



やっぱり実家に帰るのは



自分の意志で帰らないとダメ


だよ。





でも、なんだかんだ言っても、ふるさとっていいよね〜♪
(取ってつけた)




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