不惑で上京

★不惑で上京

リストラ解雇された後に、東京で再就職したブラック企業を退社した後に、実家に戻らされた田舎者の独り言。

東京の一人暮らしから実家に戻った忘備録(13) 1ヶ月経過。ペーパードライバー講習。

何人たりとも俺の前を走らせねぇw


連載「都落ち」一覧。

よかったらコレも読んでね。
富岡町・浪江町

忘備録といっても首相案件ではないよ。


先月中旬に、慌ただしく東京から実家に戻って
気が付いたら1ヶ月が経過していた。

応募してはお祈りメールをもらいを繰り返しつつ
気分転換に広い実家を掃除したり
昼間出歩くと顔がさすのですっかり引きこもり生活。

畳の生活で膝が痛い(笑)

田舎の求人は東京の5000兆分の1以下なので
 (大袈裟)
食指が動く求人が無いという事実もあるが
 (無職のくせに選んでる場合ではない)
家賃負担や食費・水光熱費等の支出がなくなり
 (お母さんありがとうw)
なんとなく過ごしてしまったのは否めない。
息苦しい。

金は無くても東京の一人暮らし最高だった。
世間や慣習に縛られない自由って有り難かった。
 (貯蓄は激減したが)



■ペーパードライバー講習

田舎で運転できないヤツは死ぬ

イカー(というか運転技術)は生きるために必要な手段・道具。

そこそこ田舎の大阪はともかく
東京で暮らしている「都会生まれ都会育ち」の人に
何度となく説明する機会はあったが「ふーん」程度だった。

駅に近い(そもそも駅がない)
バスも本数が多い(1日2本じゃないけど時刻表必須)
そこそこ定時運行(山奥から長距離路線は遅延常態化)など
「時間に正確な生活」が営めるのは、都会の特権。

公共交通機関が発達している都市生活者には
 (三大都市圏を除くと、かな)
なかなか理解できない過酷な生活環境。


ペーパードライバーが実際に運転できるようになる時間
どれぐらいなのか、統計が有るのか知らないけど
 (あった。20年ブランクで3時間×2日程度)
結果的には、教習コースを1回、路上を5回、計6時間ほど乗った。

当然AT車・オートマ(笑)
MT車・マニュアル操作は無理っす(笑)
まずは車幅感覚とハンドル操作に集中するため。

”人馬一体”は遠慮。
MR2やRX78、GTRなど乗りたいと思った青い時代もありました。


▼最初に

(今後教官全員が半笑いの→)ゴールド免許を身に付け久々にハンドルを握る。

まずはドライビングポジションの調整から教わる。
頭がつっかえないように座面を下げるとか
 (そんな機能知りません)
フットペダルやハンドルは膝や肘が軽く曲がる程度とか
 (左足はフットレスト
バックミラーは左手のみで調整するとか
 (右手を使うと頭の位置がドラポジからズレる)
サイドミラーの調整は車体4分の1・地面2分の1とか
 (電動リモコンで内輪差の確認にも使った)
教科書の1ページ目ぐらいからね。

そして
エンジンの駆け方からパーキングブレーキの解除
シフトレバー、ライトは右、ワイパーは左、などなど。


関西人時代の求職活動中にも同様
ペーパードライバー講習を受けた。
 その時は7〜8時間ぐらいは乗ったかな?
 コース1回、残りは路上。
 中央環状線中央大通など主要幹線から裏道まで
 色々と行かせてもらった記憶は薄っすらある。
 その時も「多分、大丈夫」と言われたはず。
なので
7年ぶりかな、運転席に乗ったのは。

「四半世紀のブランク」は、さすがにどの教官も引いてた(笑)


あとさ
最近の車はピラーが寝ているので前がよく見えない
空力?燃費?のためにらしい。
「見切りが悪い」というやつ。
MT教習車のコンフォート懐かしいなあ(笑)
コーナーポール(へたくそ棒)付いてるけど。


▼教習コースで練習

一応「ペーパードライバー 運転」と
それとなくググったりyoutubeなどで予習はした

受付で「最初はコースで慣れましょう」と言ってもらったので
1時間目は郷愁コースを走った。

コースは狭いのもあるが30km/hでも怖いんだよね。
くるくると2周ぐらい外周を走り
路上障害物(駐車車両など)の回避・進路変更や
先の見えない坂道の走り方などやって
「もったいないね」と
すぐにS字・クランク・車庫入れの練習・復習。

交差点、右左折巻き込み、先が見えない一時停止などを間に挟んで
ほぼクリープ現象の使い倒しだった。

運良くコース内を走る車が少なくて
 (平日だったし)
のびのび(笑)時間を費やして記憶を掘り起こした。


そうなの!
第二次ベビーブーム世代・団塊ジュニアと呼ばれる我々
受験戦争だけでなく、教習所でも、団子状態だったのは
四半世紀の彼方の記憶でも残っている。
なので
賑やかだった頃を思い出し、今の受講者の少なさ・寂れっぷりは
日本・地方都市が本当に人口減少社会なのだと
改めて実感させられた。


クランク
(響きが懐かしいw)
運良く脱輪・接触なし!
(だったはず。ビギナーズラック)
天の声万歳(笑)
現実の狭隘路は先が見えないので
初めて走る道路では怖いねと今更の実感。


S字
確か1回縁石に接触
(実力です)
内輪差よく分からん。
声だけでは運転できません。


車庫入れ(方向転換)
案の定、大苦戦。
挙動の理論は大丈夫(?)なのだけど
(各社の動画・youtube等で一応、予習した)
トヨタホンダJAF日産スズキ
内輪差以上にオーバーハングが分からず
脱輪は無かったけれど
実際だと多分、車室の反対側に当ててただろう。
(左にハンドル切って下がる場合は右前)
教習コースはだいたい狭く作っているそうで
一般的な駐車場なら切り返して入庫できるそうな。


路上教習の最後にも車庫入れの練習があり
(来客用駐車場で実践的汗)
右バック、左バック、両方共に何回かやったけど
ヘタクソが集う場所なので
煽る人もおらず
偶然、まあまあ上手くいってしまった。
これはこれでマズイよね。
ダメ出しされておかないと。
なんとなく右のほうが入れ易いのかな?
旋回の基点となる右後輪が直視できるし。


狭い道でのすれ違いにも有効な「縦列駐車」は
時間の都合でできなかった
残念だったがバック駐車の応用でいけるそうな。


三つ子の魂百まで、とはよく言ったもので
運転「免許」という訓練は、そんなに簡単に忘れないものですね。
 (まるで根拠無き自信)


▼路上で練習

例によってゴールド免許()を確認し
7年ぶりにシャバを走る。

自宅でドライブレコーダーyoutubeを見て予習した
 (無法地帯すぎて逆に気分が悪くなったけど)

四半世紀ぶりの地元には、知らない道路もできており
予習なしで走るのは骨が折れた。
 (さすがに一般道はyoutubeに上がってない)
自宅まではさすがに無理だったが
 (余りにも狭い道路は警察から許可が出ないそうな)
「苦手な所は?(全部...)」
「勤務先は?(ありません!)」
「買い物はどこ?(分かりません...)」
「最近できた新しい道路に行きましょう」など
毎回オーダーメイドのルート
「前回ここ通ったので今回は通ってない所に行きたい」など
リクエストに答えてもらえるのも、ペーパードライバー教習のいい所。
検定でも通らない狭隘道路にも行ってもらった。

平日の午前、午後、夕方と乗った。
通勤渋滞も、児童生徒の帰宅も、帰宅ラッシュも
上手に回避できて(笑)本当に教習になったのか疑問だが
無事に誰も殺傷することなく
帰ってこれた。


信号のない横断歩道
教習車が率先して止まらないと誰も止まらないので、止まった。
止まってと言われた。
 (何をおいても道路交通法は歩行者最優先)

渋滞列からの無謀横断(歩行者、自転車)
歩道なしの道路での市民ランナー激走
背後から忍び寄る無謀自転車(当然無灯火)などは
だいたい体験したはず。
バイクのすり抜けも何度かあった。


今話題の「煽り運転
まあ毎回体験した。
バックミラーに迫る軽自動車は怖い。
教習所の車とはいえ見た目は普通なので
「流れ」を妨げるトロい車に苛ついた様子だった。
教官も「プレッシャーに負けたら負け」と。
助言と「流れ」に従い、速度を出しても制限速度プラス5〜10キロまで。
実際それ以上は無理。
2車線でシャアっと抜いてくれたはず。


追い越し
路線バスと路肩の駐停車を追い越すのは
黄色い中央線をはみ出さないように
かつ
人の飛び出し・ドアの開閉に備える距離を保つのは
無理。
道路交通法考えたやつ何を考えてるんだ?
https://ameblo.jp/08michi/entry-11143664891.html
https://clicccar.com/2017/05/31/475245/
 (停車すればいいのだろうけど...)
追い抜きと追い越しの違い
センターラインの白色の破線と実線、黄色の実線でどう違うのですか?|運転|JAFクルマ何でも質問箱


車線変更
ずっと左側車線でいいよね(笑)
右側車線を不用意に接近するバイクや自転車!!でヒヤッとした。
合図の3秒は結構な距離を走るね。
慣れないと一生、高速道路を走れないね。
(走りたくありません)


交差点の進入で
渋滞中は
自車1台分の隙間を見極める感覚が分からないで
何度も躊躇した。
全長5m駐車マス1個ぶんだけど
低い目線の運転席から見える景色に戸惑う日々だった。


歩車分離式信号機のある交差点
後ろから接近するバイクに気を取られて
危うくロケットスタートを決める所だった(汗)


右折
交差点中心まで進んでも
赤信号で突っ込んでくる対向車に負けて
取り残されてえらい目に遭ったが
教習車ということで
優しいクラクション一発で許してもらった(笑)
あと
右直事故体験でヒヤリとした。
右後方(逆走)自転車巻き込みに気を取られて
バイク免許を持ってるけど失格だわ・・・
全然事故らない亀の速度だったけど。
あと
待機中はハンドルは真っ直ぐにしておくのね。
追突されると反対車線に飛び出して正面衝突するから。


左折は
巻き込み防止で幅寄せするのが
車幅感覚(左方感覚)がイマイチなので
ぶつけることは無かったが
寄せが足りなかった。
また
気の利いた自転車がずっと張り付いてて困った事があった。
結局、完全に停車して自転車を先に行かせたが
当然ププー!!と後ろから聞こえた。


夕方の時間では
早めのライトオンの必要性を理解したが
夕闇・薄暮の走行は特に怖いね。
この道路環境で車道に飛び出す歩行者は自転車は
自殺志願者として扱っていいわ。まじで。


あと
クルマに乗る人は、バイクの免許を取らせるべき
普通自動二輪免許所持者からの提案)
きちんとライトオンしてミラーに映る所を走るバイクは
追い抜く時は颯爽と走り去ってくれるが
ミラーの死角に入る所を走るバイクは
忍者のように近づいて狭い左側を猛然と走り去る。
(特に原付き・カブ)
接触したら当然クルマが悪いのだが
転倒して負傷または死亡したらバイクの方が痛いよ。


朝の通学時間帯の小学校の横や
今日のような夜間の雷雨や
昼間の商店街を走るとかしないと
実践的な問題は経験できないのだろうが
慣れる前に轢き殺すので
やめた。



どの教官も
「今ぐらい注意深く走っていれば大丈夫でしょう」
「狭い道も自分の車で慣れることができるでしょう」
と、太鼓判(笑)




どんな車を買おうかな?



安寧な社会に「走る狂気」が放たれる日が間近に迫る。