不惑で上京

★不惑で上京

リストラ解雇された後に、東京で再就職したブラック企業を退社した後に、実家に戻らされた田舎者の独り言。

『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち』第七章「新星篇」第25話「さらば宇宙戦艦ヤマト」感想。

http://yamato2202.net/

 

劇場上映最終週なので極私的感想メモ羅列(3/4)

宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち』第七章「新星篇」第25話「さらば宇宙戦艦ヤマト

 

ネタバレあります。

 

 

ゴレム発動でガトランティス人は全滅。

ズォーダーは死なない=人間?

入浴中のサーベラーも生きてた?=人間?

クローニングなのに人造兵士ではなく人間になったのか?

人間ってなんだ?

 

無人のガトランティスの艦船は

自爆する兵士がいなくなったので

地球軍やガミラス軍が再利用できるよね。

(遺体処理の特殊清掃は大変そうだけど)

 

ズォーダーは古代の心を見透かしているので

「我こそ人間やで!」と宣言し「悪しき種の抹殺」など

ガトランティスの出自の種明かしをしたのかな?

(観客向けの復習かな)

 

あ、透子って、敵が透けて見えるツールなので透子なのか。

 

古代が「滅びの方舟」の吸引装置?に吸われそうになった時に

斉藤始の機動戦士に救助されたが

この時、兄の形見のコスモガンを落としたね。

 

ズォーダーはエネルギー変換炉の吸い込み口に吸われたよね。

 

白色彗星攻略戦、結果からすればオープニング詐欺だな確かに。

それっぽい見た目の彗星頭頂部は超巨大戦艦ではなかったし。

まあ、それはそれで「やられたw」という程度。

 

名称が「滅びの方舟」で、劇伴が「星巡る方舟」というのが

『2199』からの世界観を引き継いだと思った。

「滅びの方舟」の形状が、羽根を広げたカラス・案山子に見えたので

こっちは、まじでゴメンだったわ。

 

 

キーマン、いつ波動掘削弾を積んだ?

いつの間にコンパクトになった?

無言の2~3秒のカットでいいから

艦内工場で爆弾の小型化を図っているとか

第3格納庫で榎本掌帆長が積み込んでるとか

欲しかった。 

 

まさかキーマンが死ぬとは思わなかった。

いや新キャラなので人員整理要員だろうとは思っていたが。

 

オーディオコメンタリーや「愛の宣伝会議」で

(この中村繪里子さん弾けてて可愛いよね)

シリーズ構成の福井晴敏さんが言ってた

制作サイドからの制約「さらばを踏襲しつつメインキャスト生存」を

逆算しての犠牲者かぁ・・・やられたわ。

 

古代君のキーマンへの「これ以上誰も失いたくないんだ!」が悲しかった。

 

空間騎兵隊の機動戦士は実体弾なのか?

キーマンのツヴァルケの機銃もカラカラと鳴っていたけれど

メインエンジン供給のエネルギー弾(ビーム兵器)じゃないのかね。

 

あとガミラスはシートベルト装備すべきだわ。

パイロットを保護するヘルメットが割れるってありえないだろ。

『2199』で篠原が鹵獲した機体に乗った時は

ヤマトのスーツを上手に細工してシートベルト装備していたよね。

(それでも帰りの亜空間回廊に入る手前で被弾してヘルメット割れたけど)

 

斉藤の機動戦士がキーマンのツヴァルケに乗ったが

大きなの比率あんなものだったかな?

やけに機動戦士が大きいなあと思ったが

『2202』を通しての「正確なスケール感より見た目の演出」かな。

 

 

永倉さんは姐さんキャラなので斎藤の「女房」でいいが

「玲(あきら)」と「クラウス」って何時の間にそんな仲に?

と思ったが

第5章でテレザートの海に不時着したキーマンを

コスモタイガーⅠで救助に行ったり前々から相思相愛だったのか。

 

永倉さんの機動戦士は当初コスモタイガーⅠ(寅壱w)に乗ってたのね。

構造上外部からの衝撃に不利っぽいのを、補助していたのかな?

キーマンの頼みを実行すべくフレームの外で玲の寅壱  を離脱して

カメラが切り替わって古代君のコスモゼロに乗り移って制していた。

「あの人」のために。

(やはり機動戦士の戦闘機の比率あんなものか)

 

キーマンの「古代を」でなく「古代艦長を」でグッと来た。

 

 

斉藤はズォーダーの呪縛を解くために致死量の放射線を浴びて

先が長くないので

最後の「人間としての死に方」を考えての「道ゆき」だったのね。

ここ日本人っぽい有益な自己犠牲だなと思った。

 

 

ニードルスレイブの中を突き進む、キーマンと斉藤。

 

斉藤の「慌てず急いで正確に」はオールドファン向けだったね。

『さらば』で真田さんを、本作でキーマンを、守り抜いた。

 

キーマンのモノローグ「あきら...」も良かった。

「人は、幸せだった分だけ悲しい」の一連は胸に響く。

こういう物語を彩る「語り」は外せない演出。

 

あのニードルを背骨・体幹を貫通で突き刺されては常人なら即死。

宇宙空間でも息ができるしガミラス人の生存能力は脅威だわ。

 

『さらば』踏襲で、目を開けたまま絶命の斉藤。

なお引き金を引き続けカラカラ...で気付くキーマン。

斉藤に「隊長、ありがとう」 とつぶやいて

最後の力でスイッチオン。

 

あの「ポチッとな」スイッチは時限装置だよね。

仮に変換炉にたどり着くまでに死んでも起爆するように。

 

斉藤はキーマンを「ガミ公」と言い続けたが

一度でも「キーマン」と呼んたっけ。

 

キーマンも「隊長」と語りかけたが

「斉藤」 とは呼んだことないよね。

 

 

ニードルスレイブが2人への攻撃をやめたの気になっていたが

ロボットの乗員は死亡、戦闘機のパイロットにも致命傷を与えたと

生態反応センサー的な何かが検知したのかな。

 

本当に容赦なく殺した。

前話のヤマト艦内では死傷者を余り見せなかっただけに

ニードルスレイブに四方八方から蹂躙されてハリネズミ状態。

結構えぐい死に方。

 

もうばしゃばしゃ泣いてたw

スタジオジブリ作品や大泉洋さんの実写などで泣くこともあるが

男が死んで泣くのは記憶にないw

 

慌てず→アキラ、の流れに「呼応」が無かったのは

オーコメで羽原信義監督が演出をつけるか迷ったと言っていたが

解説されていたような「それぞれの覚悟」という理解だったよ。

まんまとハマって、うわうわ泣いたw

福井晴敏、侮り難しw

(そして、涙返せwwwのコメンタリー...)

 

 

斉藤とキーマンがエネルギー変換炉に飛び込んで爆破に成功。

空気の無い宇宙でも凄い爆風。

この煽りで爆炎に呑まれて玲ちゃんのコスモタイガーⅠは四散。

(ゼロは永倉さんの機動戦士のロケット噴射で制御されてた)

キーマン、愛する人を道連れやんwって素で思った。

 

だが・・・いきなりビームが月を抉って地球も一部被弾。

暇もない破滅的な被害。

 

超巨大戦艦は出なかったが

(これも詐欺っちゃ詐欺だが)

圧倒的な攻撃力を、ヤマトが止める術のない展開も原作を踏襲。

 

『さらば』では「全砲門使用不能!」のようなセリフあったと思うが

本作は特にそういう状況説明の会話は無いよね。

相原など「波動エンジンが臨界寸前」は時々あったが

南部が『2199』で言った「第一砲塔に直撃弾!」のようなのが無く

イマイチ被弾損傷の具合が分からなかった。

(見れば分かるだろ?→ええ分かりますとも!)

 

ヤマトは搭載兵装を使い切ったのでキーマンが武器を持ち出して特攻した。

そういう状況説明が欲しかった。

それなら友好国の大使ではなく航空隊の誰かが行くのだろうけど。

 

 

土星は「崩れ残った」そうだが

太陽系の天体どうし相互のバランスが崩れるよね。

(有るか無いか知らんけど)続編に影響がある演出。

 

「滅びの方舟」のエネルギーチャージを満たす質量なら

近場に火星があるのに、物足りないのかな。 

 

「総員・・・退艦」から特攻の流れは、古代君の判断だね。

沖田の言葉は一言も挟まれなかった。

独り立ちした!って思った。

 

みんな結構あっさり退艦したね。

当初は『完結編』の「自動制御で発進して云々」のような

やり取りとかあったのかな?

(あったと思え、想像できるだろ?→ええ思いますとも!)

 

永倉さんやアナライザーがストレッチャーで運ばれたの良かったが

艦長の棺も欲しかった。

雪が慟哭した傷病者、戦死者の画が無くて

みんな手ぶらでスタスタと止め絵で歩いてたのが

ちょっとなあ・・・とは思った。

 

古代君は残るし、雪も残るし、慌ただしいとはいえ

人員管理ができてない理屈が欲しかったりも。

『さらば』は古代君が芝居して救命艇を自動発進させたはず。

(DVDどこに片づけたかなあ・・・)

 

島が、第一艦橋で敬礼で見送る古代君を発見するの

『完結編』の加藤四郎が沖田艦長を発見するオマージュだよね。

アングルが右舷だったか忘れたけど。

(DVDどこに片づけたかなあ・・・)

 

ヤマトのクルーを回収に来た救助船?救命船?も

航海長が「艦長が残っている」と叫んでるのに

アッサリ地球に帰還したよなあ・・・。

  

時間の制約上「分かるでしょ?」「ええ分かりますとも!」だけどさ。

クルーを収容してる間に古代君が救助船の艦長に

「よろしくお願いします」とだけ一言、伝えたのだろうね。

『完結編』の「冬月」の艦長が察してくれたように。

 

古代君からの最後の通信で慌てる藤堂早紀の声が可愛い。

ヘッドセットで通信したの、何のオマージュだろ?

 ↑

相原の通信士席なのでヘッドセットマイクでいいのか。

 

艦長席には波動砲の引き金も、操縦桿もある。

アンドロメダより先に乗員1名で航行できるじゃん。

 

婚約指輪って200年先でもある文化なんだね。

勤務中に宝石の付いた指輪をはめていたら

怪我をしないかな、させないかな。

ダイヤモンドなら資機材にも傷が付くよね。

オレには指輪は死ぬまで縁が無い文化なので知らんのだけど。

 

 

「やっと2人っ切りになれたね」状態で熱い接吻する古代君と雪を

「高次元世界の穴」から覗き見するテレサ

人が悪い。

人じゃないからいいのか。


2人の「テレサに見られてた///」という表情が可愛い(←違う)

 

 

ヤマトと一緒に「滅びの方舟」に向かうテレサの「流し目」が

最後の最後までヤマトを見てスッと踵を返して

身震いするほどの妖艶な演技。

最初、子供っぽくてなんか合わないなあ~と思ってたが

テレサも成長したってことか?

 

中の人の神田沙也加さんの声も嵌った。

 

テレサに憑依された黄金に輝くヤマトは

カットごとに『さらば』や『永遠に』『完結編』に寄せていた?

波動砲の形状や艦尾の造形が、なんとなくそう感じた。

 

戦死したクルーが第一艦橋に集合するのも原作を踏襲。

まさかの伊東。むらかわみちお先生のコミックスではいいやつ。

岩田と遠山はやはり死んでいたのか・・・


満身創痍で煙を吐きながらの特攻・・・ではなく

突き刺さったイーターの2隻を除去し

破損箇所も応急修理してくれる

テレサ、いい人・・・。

 

って思いつつ、劇伴「愛のテーマ」でパブロフの犬泣き。

 

『さらば』リアルタイム世代でないけど

思い出補正というか、伝説の伝承って恐ろしい・・・。

 

 

静かに鳴り響く爆発音。 

 

 

サブタイトル「さらば宇宙戦艦ヤマト」回収。

 

 

しかし、あと1話ある。

 

 

・・・隣の席のお姉さんがもうね(笑)