毎日新聞2019年6月21日 20時40分(最終更新 6月21日 20時40分)
航空自衛隊築城基地(福岡県)所属のF2戦闘機が2月に山口県沖で墜落した事故で、空自は21日、操縦士の不適切な操作で操縦不能になったとする調査結果を発表した。
空自によると、機体は2人乗りで、20代の2尉が敵機役を追尾しようと方向転換。エンジンの出力を絞ったうえ機首の角度を上げすぎたため速度が失われて操縦不能に陥り、背面状態になった。
また、後席にいた教官役の30代の1尉が機体の姿勢を回復するために手動モードに切り替えるスイッチを押そうとしたが手が届かず、前席の2尉に指示。しかし口頭で別のスイッチを押す指示を出してしまい、状態は回復せずに墜落した。2人は緊急脱出し、重軽傷を負った。【町田徳丈】
F2墜落、複数の操縦ミス 急激な機首上げ、速力失う :日本経済新聞
2019/6/21 18:32
航空自衛隊のF2戦闘機が2月、山口県沖の日本海に墜落し、乗員2人が緊急脱出して救助された事故で、空自は21日、操縦士がエンジン出力を下げた状態で急激に機首を上げたために速力を失い、逆さまになった機体を戻す適切な操作をしなかったとして、複数の操縦ミスが原因とする調査結果を公表した。
空自によると、20代の2等空尉が低速で機首を上げ続け、機体は逆さまになって操縦ができなくなった。教官として後席に乗っていた30代の1尉が操縦を代わったが、機体は逆さまのまま水平に回転しながら落下した。
1尉は体が宙に浮き、操縦かんを手動モードに変えるスイッチに手が届かず、前席の2尉に別のスイッチを操作するよう誤った指示を出したため、操縦不能の状態が続いた。その後、2人は緊急脱出し、骨折や捻挫などのけがを負った。
空自は再発防止策として、状況に応じた飛行特性の教育、低速度や操縦不能の状態から回復する手順の確認などの訓練を徹底するとした。
空自築城基地(福岡県)所属のF2は2月20日午前、山口県・見島の東約20キロの日本海で、対戦闘機を想定した訓練中に墜落した。〔共同〕
空自F2墜落、複数の操縦ミス 急激な機首上げ、速力失う | 共同通信
2019/6/21 18:26 (JST)6/21 19:50 (JST)updated
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航空自衛隊のF2戦闘機が2月、山口県沖の日本海に墜落し、乗員2人が緊急脱出して救助された事故で、空自は21日、操縦士がエンジン出力を下げた状態で急激に機首を上げたために速力を失い、逆さまになった機体を戻す適切な操作をしなかったとして、複数の操縦ミスが原因とする調査結果を公表した。
空自によると、20代の2等空尉が低速で機首を上げ続け、機体は逆さまになって操縦ができなくなった。教官として後席に乗っていた30代の1尉が操縦を代わったが、機体は逆さまのまま水平に回転しながら落下した。
「逆さまのまま水平に回転しながら落下」ってどういう挙動だろう?
F35ではイラストが沢山ヒットしたが、今回は見つけられなかった。
パイロットが生還できてよかったよね。
原因も分かって対策も取れるし。
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