不惑で上京

★不惑で上京

リストラ解雇された後に、東京で再就職したブラック企業を退社した後に、実家に戻らされた田舎者の独り言。

『最高の人生の見つけ方』観た。独身で中年で無職は逆の意味で見とけ。

再就職活動で街に繰り出したので観た。

 

映画『最高の人生の見つけ方』公式サイト|大ヒット上映中!

『最高の人生の見つけ方(2019)』作品情報 | cinemacafe.net

最高の人生の見つけ方 | 作品情報 - 映画ナタリー

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プロ・アマを問わずweb上の個人の感想は読まない。

趣味・嗜好が合わない人の罵詈雑言は、読んでいて疲れるし時間の無駄。

 

ハリウッドの原作映画は知らない。

原作があったのすら知らなかったドメスティック野郎(笑)

 

 

観に行った理由は色々あるけど結局これ(笑)

“モノノフ”吉永小百合、ももクロと「走れ!」を踊るメイキング映像解禁 | ORICON NEWS

「最高の人生の見つけ方」ラグビー好き吉永小百合が“ワンチーム”の偉大さを提唱(イベントレポート / 写真14枚) - 映画ナタリー

 

バレイベでの「プロミス」だったのも懐かしい。

ももクロ、モノノフを“信じなかった”スタッフ陣にダメ出し「業界に染まっちゃってる(笑)」 | オールナイトニッポン.com ラジオAM1242+FM93

百田夏菜子、約束を守った“モノノフ”に感謝「すごいんだなと思った」 | マイナビニュース

 

 

一応、ネタバレ注意。

 

 

例によってwikipediaの順番で思いついた感想。

パンフレットや映画紹介サイトに適切な紹介があります。

順次、補足予定。

 

 

まとめ...「家族」「家族愛」って辛い。

 

 

北原幸枝吉永小百合

プロフェッショナル 仕事の流儀 - NHK

NHKドキュメンタリー - プロフェッショナル 仕事の流儀「吉永小百合スペシャル」

は、見られなかったけどな。クソが。(自己責任)

 

「余命宣告ペア?バディ?ヒロイン」のメインのほう。

真面目な専業主婦。

人類という大きな幹で、専業主婦はなのかなと思った。

幸せな枝として生涯を閉じたか気になった。

 

一般の人のように、不良少女にお節介を焼かなかったら

そして、あの「リスト」を持ち主の少女に返却できたら

物語は動き出さなかった。

なかなか面白いスタートだなと思った。

(監督も狙っていたと書いてあった)

 

成り金のマ子に、平凡な主婦業を小馬鹿にされ

軽く激怒する場面は凄かった。

吉永小百合って大きな声が出るんだってぐらい畏敬の念。

 

夫の描写・演出が典型的なダメ亭主だったのもあるが

主婦は「色々と我慢してきた」らしい。

俺の母親もそうだったのだろうか?と考え込んで途中から困った。

(いい夫(つまり私の父)、姑(私の祖母)だったとは常々言ってるけど)

 

息子が引きこもりになって「何年も家から出られなかった」そうな。

ウチの母は、病んでから対人が苦手になり、外出しなくても問題ない。

毎日、運転練習の名目で家から出る私は孝行息子(←馬鹿だろ)

 

でも・・・最後の最後まで「お母さんは死ぬの」と言わなかったよね。

「お姉ちゃんを助けて」とは言ったけど。

カメラの回ってない所では言ったことになっているのかな?

そこは腑に落ちなかったが、親ってそんなもんなのかな?

 

ウチの親父が死んだ時は、何と電話して来たかな?

さすがにもう忘れた。受話器を取ってからしばらく記憶がない。

 

寝室の枕元に何気なく十字架・ロザリオ?があって気になっていたが

最後の旅で故郷長崎に「両親のお墓参り」に行って伏線を回収。

(あの教会、スーツさんも訪問した教会?福江島だから違うよね)

 

...話変わるけど、長崎いいよね。

くちびるに歌を』で福江島五島列島)が舞台だった。

大学の授業やソロ・友人と観光で4回ぐらい訪問している。

 

マ子が幸枝に残した巨額の遺産を火星探査機の資金源に充てて

自ら宇宙旅行に飛び出し「リスト」を全クリアした展開は

思いのほか感動した。

宇宙遊泳のシーンは安っぽい合成コントに寄せた画づくりで

正直どうよ?思ったが、悲しく終わらせない点で良かったかな。

 


剛田マ子天海祐希

もう一人のヒロイン。

たぶん、まともに演技を見たのは初めてと思う。

(テレビドラマとか見ないから)

パブリックイメージに違わぬ「最後まで社長業を貫く」強い女性

自分の判断を迷いつつも、のし上がってきた絶対の自信家。

 

最後の旅をバディとして共に楽しみ、資金面でも支えた。

放射線治療で脱毛したっぽい坊主頭は、特殊メイクだったのかな。

思わずアッと声が出た。

旅ごとにウィッグを変えて楽しんでいたように見えた。

 

幸枝のお節介で、幼少期に貧乏に突き落とした父と再会。

さすがに一度は幸枝にも父にも激怒するも、よく最後に許したなあ・・・

パンフレットやキービジュアルにもなっている。

私は多分、この状況に追い込んだ親は死んでも許さん。(自己責任)

 

リストのひとつ「逆上がり」をした時にカツラが取れなかったので

やっぱり地毛なのかな?

 

劇中で自他共に成り金と描写したが、現実の成り金に言うと激怒するよね(笑)

幸枝へ残した遺産200億円(笑)は、ロケットの打ち上げ費用に化けた。

 

「会社は子供」という考えの創業者社長ってのは

今までの勤め先と同じで(規模は比較にならないほど小さかったけど)

会社の財産=オレの財産(借入金も同様だけど)で正直いいイメージは無い。

けれど

自分の死に直面して、会社と社員を守るために身売りを決断し

キレイに渡すために副社長である夫の犯罪も見破ったのは

最後にいい仕事をしたなーと思った。

 


高田学ムロツヨシ

念願の秘書役だっとか。

冒頭いきなりJAXAのロケット発射場面があって「?」だったが

2時間かけて、二人を火星に送り出すという壮大な仕掛けで回収した。

 

世界中を飛び回る最期の旅を手配をしたという。

なので、リムジンやハイヤー(タクシー)は自分で運転してなかったのね。

アメリカには同行していたけれど)

 

真面目な秘書にふさわしくない、チョイチョイと挟まれるギャグは

ややウザかったが(笑)『幕が上がる』での雨の場面でもそうだったように

主を失った社長室で、マ子の最後の言葉を幸枝に伝えた場面など

大切な場面をビシッと締める演技には魅了される。

 

静かに社長席に座り考え込むマ子の映像に重なる高田の言葉。

 

多分、この映画のクライマックスは、この社長室での静かな静かな場面。

・・・多分ね。

 

高田が新社長にも忠節を尽くせたのか気になるね。

 

 


北原美春満島ひかり

メアリと魔女の花」では「赤毛の魔女」だった。懐かしい。

実写は「駆込み女と駆出し男」以来だが凛とした女性像がイイ演技。

幸枝の娘。

家を出て自活する独立した社会人だが家の事情で巻き込まれる形。

ん?オレと似てる。似てない。

 

令和の時代に何なんですが、お姉さん順番が逆ですよ

でも

母に指摘した「思いを口にする」ことで未来を手に入れた。

父の料理を味見するなど一度は見捨てた実家にも帰った。

(この時、美春の夫と子供はどこに居たんだろ?)

実によくできた話。

 


神崎真梨恵鈴木梨央

物語が動き出すきっかけとなる「死ぬまでにやりたいことリスト」の持ち主。

ってか、この子、こんな子だった?子供の成長は著しい(笑)

 

「死への有意義なカウントダウン」がテーマの本作は

「生きる」が裏テーマだよね。

なので、これほど的確なキャスティング=「ももクロを起用」した

つまり、真梨恵がももクロを好きになった理由は語られていたっけな?

イヤホンで聴いてた曲がももクロだったのかな?

肝心な所がよく聞こえなかったんだよね・・・ 

 

死んだ流れだったが(ベッドが空いた)実は弟の狂言で生きていた。

死期の迫った幸枝の見た幽霊かと思った。おいー(笑)

 

幸枝が、預かっていた形の「リスト」の返却を申し出ると

「いらない。私は死なない。生きるから」とアッサリと拒否。

ここ、ちょっと泣けた。

 

難病・1型糖尿病の子供には「未来があるよ」と救いのある演出。

1型糖尿病ってどんな病気? | 糖尿病情報センター

 

元気になったら言葉遣いを直そう。

 


北原一慶(駒木根隆介)

幸枝の息子。

作中でその原因は語られなかった(と思う)が、引きこもり中年。

確かセリフは一言ぐらいしか無かったはず。

これでいいや、と、これじゃダメだ、を、目で芝居していた。 

 

オンラインゲームの達人っぽかった。

ってか、引きこもりって基本的に、ああいう風貌・生態なのかな?

痩身で、パソコンもしない人って、居ないのだろうか?

分かり易いっちゃ分かり易いが、吉永世代に誤解されそう。

 

最後は社会復帰した。倉庫業か何かだったかな。

母の遺言である弟して姉を支えるために。

無職の私よりも地球人類に貢献するのでエライ。

実によくできた話。

 

 

ももいろクローバーZ(本人役)

バレイベでの「プロミス」の正体。

大画面で、満員の横浜アリーナでのライブシーンは圧巻だった。

ライブビューイングってあんな感じなのかな?

 

高画質で銀幕デビューしたモノノフ、ファン、多数だね♪

「チビノフがきっかけでライブに来たオバサン」に食い付く流れ。

時間の限られる現実のライブで、ここまで客に寄り沿うことは無いだろうが

マスコミに何も言わず、被災地訪問など各地に慰問しているので

「ないこともないかな」と思えた。

 

リムジン乗車からライブ、宿泊先まで、時間にして5分あったかな。

ももクロを知らない吉永世代のお客様には爪痕を残したと思う。

 

 


三木輝男賀来賢人

多分、演技初見。

マ子の夫。

(ってか苗字が違うから夫じゃないのかな?)

(マ子から離婚届を突き付けられたので法律上も夫なのか)

(マ子の苗字、剛田は旧姓か)

絶賛浮気中。でもバレてる。

マ子から会社を奪おうとしていたが

逆に、業務上横領をマ子に見抜かれ解任され告発された。

 

マ子が人並みの幸せを手に入れようとして自分を騙し続けて

最後に「我が子の未来のために」人並みの決断を下した形。

 


北原孝道前川清

冴えない夫。

幸枝の体調悪化・料理が辛いのは「レンジでチンして」で分かる。

お弁当が嫌なのか「自分でチンする」が嫌なのか

面倒臭そうな典型的ダメ亭主で、冒頭から幸枝が可哀想で泣けた。

 

妻(幸枝)が入院中も洗い物も洗濯もしてなかったようで

娘(美春)が様子を見に行って嘆いていた。

 

引きこもり息子への食事の提供も

部屋の扉の前に置く本当に典型的なスタイル。

幸枝が「今夜はお弁当だけどね」と吐き捨てるように言ってたので

普段はきちんと3人分を作っているのが分かる。

 

日常のことができない自分に悔しい、という感じ。

ウチも父(つまり母の夫)が死んで、後に自分が病んで

それまでの当たり前ができない自分を嘆いてるもの。

その日常を取り戻すために、私は実家に戻った訳で。

こっちが病むわ、ホンマに。

 

孝道も、若かりし頃は一人暮らしをしていたかもしれないが

(回想場面の幸枝は満島さんが演じてた)

やってもらうのが当たり前というのは贅沢であり

そんなわずかの時間のやり取りで

「そりゃ書置き一つで愛想を尽かされるわ」と思った。 

 

長崎での結婚式の場面は、ムロさんのピエロっぷりに助けられた感じ。

前川さんの不器用な夫の熱演は見応えはあったが

「今頃お前、何言ってんだ?」という、ちょっとした不快感だった。

  

娘の妊娠発覚でも前に出ず、最後までダメな亭主だったが

いきなり一家の長を演じると戸惑うので、それでいいのかもね。

 

最後に、妻の遺したリストの最後の願い「宇宙旅行」の部分を

夫がマークしてエンディング。

なにお前がキレイにまとめてるんだよ!!(笑)って思った。

 

 

 

 

犬童一心監督

映画は初見。

シン・ゴジラ」の「古代生物学者」なんだ(笑)

色々と考えさせられる、けれど、娯楽作品をありがとうございます。

 

 

 

まとめ(?)

息子がいい年して無職という

スクリーンに今の自分の実生活が見えて

最初っから観るの嫌になった(笑)(笑)(笑)

親が死んだらどうするんだ?

という点で、見ておいても損は無いかもね、と思った。

 

私は人生の半分を一人で切り盛りしてきたので

結局は何も変わらんと思うけど。

 

ご近所さんの冠婚葬祭とか(今は行ってない)

自治会(町内会)回覧板とか(配布物は配ってる)

ゴミの集積場所の掃除とか(ウチの前なので時々掃除してる)

挨拶以上のことを強いられるのは辛い。

 ↑

こういうの、 孝道や一慶ができるとは思えない...とも思った。

 ↑

そこで、幸枝が霊となって復活してまさかの第2弾・・・は無いよな。

 

 

 

 

途中だけど2時間ほど書き殴ってみた。

時間ができたら(いや毎日が暇だけど)見返す予定。

 

 

 

「人生の終わり」が分かるのなら

今の救われない暮らしも、少しは救われるかなー?