その前に王位戦。
藤井聡太七段が挑戦者決定リーグ入りを決める 王位戦予選|棋戦トピックス|日本将棋連盟
更新:2019年12月27日 20:08
第61期王位戦予選で、斎藤慎太郎七段VS藤井聡太七段の対局が12月27日に行われ、藤井七段が121手で斎藤七段に勝ちました。
この結果により、藤井七段は自身初となる挑戦者決定リーグ入りを決めました。
(以下略)
藤井七段、王位戦挑戦リーグ入り:囲碁・将棋:中日新聞(CHUNICHI Web)
2019年12月28日
将棋の最年少棋士藤井聡太七段(17)=愛知県瀬戸市=が二十七日、大阪市の関西将棋会館であった「第六十一期王位戦」(中日新聞社主催)の予選トーナメント決勝で斎藤慎太郎七段(26)を破り、初めて挑戦者決定リーグ入りを決めた。十七歳五カ月でのリーグ入りで、王位戦史上最年少。斎藤七段はタイトルを獲得した実績がある若手の実力者。藤井七段はこれまで公式戦で二回対局し、連敗していた。
対局は持ち時間各四時間。藤井七段が先手番で、角換わりの戦型になった。終盤まで互角の展開で、最後に紙一重の攻め合いを制した藤井七段が、百二十一手までで競り勝った。
(以下略)
被服支廠を見に行っていたので感想戦を少々見ただけ。
負けたはずの斎藤七段の爽やか大人イケメンぶりが
藤井七段の勝利も霞むほどの印象だった。
出版されたので、町に出たのに合わせて入手。
https://3lion.younganimal.com/
皆様もぜひお手に取ってお読みください。
さて、旧陸軍被服支廠。
爆心地から約2.7km離れていた被服支廠は外壁の厚みが60cmと厚かったこともあって焼失や倒壊は免れ救護所として使用され、避難してきた多くの被爆者がここで息を引き取った。
2019年 旧広島陸軍被服廠跡へ行く前に!見どころをチェック - トリップアドバイザー
出汐倉庫(被爆建物) | 被爆建造物・慰霊碑 | 観光 | 広島の観光スポット | 広島の観光情報ならひろたび
先日、片渕須直監督が視察され
被爆の「旧陸軍被服支廠」片渕監督が視察 すべての保存訴え | NHKニュース
天候がよろしくない日だったが
実家の大掃除や社会情勢で、年内はここしか突っ込めなかった。
広島県は所有者ながら保存については
自らイニシアチブをとることは拒否しており
旧陸軍被服支廠保存問題で県知事「広島市は財政含め策の検討を」 - FNN.jpプライムオンライン
広島市の財政支援 期待 湯崎知事「一緒に保存へ努力を」 | ヒロシマ平和メディアセンター
世間が気を許すと既定路線どおり解体除却する構え。
今回のこの「意見募集」パブリックコメントも、ポーズだよ。
旧広島陸軍被服支廠に係る安全対策方針(案)に対する意見募集 | 広島県
地元意見は選出県議しか意見を聴取していない。
なぜ県民≒納税者≒周辺住民・自治会等に意見を聞かないのか疑問・不思議。
地元も解体で一致しているならそれを公文書で書き残しておかないと。
という意見は書いた。
旧広島陸軍被服支廠に係る安全対策等の対応方針に係る意見募集について | 広島県
平成6年(1994) 2月に、広島市が被爆建物として登録した時に
また翌年の阪神淡路大震災を踏まえて
県として市に協力を求めるなどして何等か保存工事に着手していれば
25年間も放置せずに済んだものを。
あと、資料を画像化してテキスト拾えなくしてるとか糞だな。
・・・余り県政に文句つけるとすぐ解体するだろうから自重しよう。
配置図・県資料より
https://www.pref.hiroshima.lg.jp/uploaded/attachment/371305.pdf
ドコモショップ翠町店と駐車場の間の道路から入ってスタート。
くるっと左90度すると、4号棟(日本国所有)が見える。
デカい。
正面のフェンスは建物除却に先行している塀撤去工事。
3号棟の前から東に向く。
4号棟と道路を挟んだ建物の関係。
前面道路は4~5m程度かな。
2m弱、倉庫の壁面は道路境界線から下がっている。
「ハチ注意」
錆ついた扉。所々で鉄板が剥がれ落ちている。
2.7km先の爆風で外側に曲がった鉄扉。
その威力と恐ろしさが無言で分かる。
東端。
デカイって。立派、としか言えない。
距離があったとはいえ4分の3世紀もよくぞ耐えたと思う。
広島市の資料だが、軒高9m(普通の建物なら3階建て)
最後部の高さは15m(同5階建て)もあるので
地震で崩壊したら...と周辺の方々が心配するのは理解する。
妻側は(も)5mぐらいは民地と隙間がある。
国は民間事業者に管理を任せている。
道路沿いの犬走り?はマウントアップされている。
遮水シートが所々で破れていて、国も管理の杜撰さが垣間見える。
ここまで国所有。
----------------------------
ここから広島県の所有。
3号棟。
前面道路の幅員は4m程度、倉庫の壁面がセットバックしていても
向かいの敷地とは最大でも6mぐらいしか離れていないので
最高15mの威圧感は凄い。
工事用フェンスの上から失礼します。
北に延びる3・2・1号棟。
県の「財産管理課」に1号棟側の出入口の鍵を借りたら
この庭というか広場の部分には立ち入れる。
国管理の4号棟には貼っていなかった警告表示。
お好み焼き「ひらの」さん前より東の方向。
3号棟と4号棟の並び。
道路が狭い。
3号棟の西側の道路を北向き。
爆風を受ける側(切妻造りの平側)の窓は
凹んでいるいる所もあれば、開いている所もある。
1~3号棟のほとんどは犬走りがマウントアップになっていない。
同様に遮水シートを施工しているが、後の降雨で
庇からの雨だれが「ポタポタ」と結構な音を立てていた。
樋も老朽化で水漏れしていた。
吉岡整形外科前の道路を東に向いている。
左が2号棟、右が3号棟。
より爆心地に近く爆風による損傷か
経年劣化なのか分からないが、鉄扉が片方外れていたり
両方とも失われていたりしていた。
鉄格子はいずれも内側(爆心の反対側)に曲がっている。
水垢のついたレンガ部分は目地が浮き出ていい感じ。
セラビルヂング前の道路を東に向いている。
左が1号棟、右が2号棟。
1号棟側は更に狭い。あれ?
・・・雨降ってきたのでセブンイレブンに退避。
数十分後。
皆実町4丁目1番交差点から。
どこかのテレビ局が高齢の紳士を伴って
5~6名で収録に来て工事用の折れ戸から入って行った。
1~3号棟の前の道路はそのまま
出汐町交差点から南に伸びる大通りに通じていた。
1号棟の北側、広島工業高校・工業科学センター前。
もしかしたら通学路?
1号棟の一部は犬走りが緑化されていた。
刈られて遮水シートを張られる前なのかもしれない。
2階建て(軒高7m程度かな)と、2号棟(軒高9m)
奥は9階建て(遠近感で単純比較できないよ)
3号棟南東端の道路標識が折れ曲がっているのは
道路が狭いので貨物車が当たったと思われる。
躯体や軒庇の剥落などは補強工事なり免震化なりすれば
(費用はさておき多分できたはず)、永久保存できるだろうが
窓の鉄扉や化粧レンガの剥離など、どうするんだろ?
錆は落として金具は交換?
足場を組んだり、免震化なら相当広い範囲で工事するが
前面道路が狭いので、長期間の道路の通行止めになる。
(まあ解体除却でも仮囲いの足場を組むけどね)
その間の住民の不利益は
公共の福祉に合致する(資する)のだろうか。
知事がしぶちん財政健全化の重要性を鑑みて
自主性を放棄県市共闘を呼び掛けているので
サッカースタジアム建設で市が覚悟を見せたように
クラウドファンディングするなら協力するけどね。
40数億円は無理だけど。
もっとも
地震の倒壊で直接の被害を被る周辺住民等が
費用や通行止めをさておき、保存や存在自体を望まないなら
それはそれで仕方ないのかもね。
かつての軍都広島の面影をとどめる軍需工場の遺構で、軍服などをおさめる倉庫として建てられました。明治期の歴史主義建築と昭和期のモダニズム建築の間に位置する作品であり、全体としては機能を優先したシンプルな造形のなかに若干の装飾を施されています。
外観はレンガですが、実際はレンガと鉄筋コンクリートを組み合わせた珍しい構造となっており、コンクリートの建物としては国内最古級の貴重なものです。
また、これほどの規模で往時の軍需工場が現存する場所は全国的にみても少なく、歴史的な価値も高いといえます。
そろそろ寝ないとね。
★