畳部屋勤務の山口県田布施町が30年以上の徴税ミスを発見できたのは不幸中の幸い。

職員告発の田布施町徴税ミス、19年度だけで71万円少なくとも30年放置 | 中国新聞デジタル

2020/9/8

町議会で誤徴収について説明する東町長

　職員の内部告発で発覚した固定資産税などの誤徴収を調査している山口県田布施町は８日、２０１９年度の１年間分だけで６７２件の計71万２７００円に上ることを明らかにした。職員が指摘するまで少なくとも30年以上放置されており、町は住民に返還できる１９９９年度までさかのぼって調べ、来年度以降に還付する方針だ。

　東浩二町長が町議会の一般質問で答えた。相続時の手続きミスによるもので、所有者が亡くなった後の未登記の土地を複数人で相続したケース。本来は評価額が低い場合、免除を受けられるが、そのまま課税していた。19年度のミスは１２２６件あり、税額に影響するのが半数あまりという。

　町は問題発覚後の昨年８月、調査対策室を設けて過去のミスを調べている。東町長は電子データがあって調査しやすい12年度までは毎年、19年度と同額程度の約70万円の誤徴収が見込まれることも報告。それ以前については書類での記録が残るのみで調査に時間がかかるという。ミスは30年以上続いていたが、町は職員が指摘した18年度から20年分をめどに調べるという。

　ミスは２年余り前、当時税務課にいた職員が発見。上司に報告したが放置されていた。職員はミス発見後、業務評価で最低の０点をつけられ、短期異動の末、今年４月に１人だけの畳部屋勤務となった。

　こうしたことを受け町は８日の議会で公益通報の体制を整え、町内外に窓口を設ける方針も示した。（堀晋也）

・誤徴収された税金が返還されない（正直者が馬鹿を見る）

・徴税ミスを指摘したら懲罰人事（正しいことを正しいと言えない）

山口県田布施町はそんな印象。

この指摘が当たらないなら

不当な扱いを受けた職員の人権回復も含めて

ちゃんと調査し周知しようよ。

町長の部屋 | 田布施町役場

内部告発職員に対する対応方針のご報告について - 田布施町

登録日：2020年6月18日

内部告発職員に対する対応方針のご報告について

　内部告発職員に対するこれまでの対応や今後の対応方針等についてご報告申し上げます。
　まず、この度の内部告発職員に対する課税誤りの指摘への対応、人事異動や人事評価などについて、対応の遅れや配慮が不足していたことにより、当該職員に精神的苦痛を与えたことに対し、謝罪を行いました。
　また、仕事の進め方や職場環境などについて時間をかけて話し合いを行ったことにより、ひとり勤務体制を解消することができることとなりました。　
　引き続き、本人との十分な話し合いを行い、本人の意欲と能力等が十分に発揮できるよう、職場環境の改善等に努めてまいります。
　今後、本件は、町議会内に設置されました「田布施町人事調査特別委員会」に付託され、調査が行われることとなりますので、町としても、その調査に全面的に協力するとともに、その調査結果を真摯に受け止めます。
　終わりに、町民及び関係者の皆様に、町政に対するご不信を抱かせ、多大なご迷惑をおかけしたことに対し、心から深くお詫び申し上げます。　
　今後、町政の信頼回復に向けて全力で取り組んでまいりますので、ご理解をいただきますようお願い申し上げます。

田布施町長　　東　　浩二