F35Bの安全性強調 追加配備で岩国市に国回答、隊員も質向上と説明 | 中国新聞デジタル
2020/9/15 (2020/9/15 14:03)
岩国基地所属のF35B。10月以降段階的に追加配備される計画
岩国市の米軍岩国基地に米海兵隊が最新鋭ステルス戦闘機F35Bを追加配備する計画について、国は14日、岩国市や山口県などからの21件の問い合わせに文書で答えた。市の島しょ部や周防大島町の一部で騒音が増加するとしたほか、機体の安全性は「問題ない」と強調。基地配属の隊員の質も向上しているとした。
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ですが
F35Bの安全性強調 追加配備で岩国市に国回答 隊員も質向上と説明 | ヒロシマ平和メディアセンター
20年9月15日
岩国市の米軍岩国基地に米海兵隊が最新鋭ステルス戦闘機F35Bを追加配備する計画について、国は14日、岩国市や県などからの21件の問い合わせに文書で答えた。市の島しょ部や周防大島町の一部で騒音が増加するとしたほか、機体の安全性は「問題ない」と強調。基地配属の隊員の質も向上しているとした。(有岡英俊)
米国防総省が報告書で安全性の問題を指摘したとされる機体について、国は米側が既に改善し適切な対策を講じているとした上で「我が国としても飛行の安全に影響はないことを確認している」と回答。今後も米国と緊密に連携し適切に対応するとした。
2018年12月に岩国基地所属2機が高知沖で墜落した事故を巡り、海兵隊の調査報告書が基地に未熟な操縦士が多く配属されていると指摘したことを巡る質問にも回答。米側の人員配置方針の見直しにより、能力の高い初回勤務飛行士の配置や部隊の規律維持、搭乗員の教育を徹底していると説明している。
追加配備に伴う部隊の交代方法については、船舶での輸送でなく、F35機自体の飛来と説明。段階的に米本土へ移す既存のFA18ホーネット戦闘攻撃機の部隊と併存する可能性があるとした。岩国基地に新たに赴任する隊員への新型コロナウイルスの感染防止対策は厳格な措置を実施しているという。
また、F35Bが過去に起こした事故について、米海軍安全センターが最も重大な事故の「クラスA」と判断した3件を記載。2019年5月に岩国基地滑走路上で鳥と衝突したバードストライクをはじめ、18年9月の米サウスカロライナ州ビューフォート基地所属機の墜落や16年10月に同基地所属機が飛行中に出火した事案を挙げた。
周防大島に不安の声 岩国でも懸念
米軍岩国基地へのF35Bの追加配備を巡る照会への国からの回答で、騒音が大きくなるとされた周防大島町の住民からは不安の声が上がった。岩国市の住民団体も疑問や懸念を口にした。
国が示した騒音予測図は周防大島町東部でうるささ指数(W値)70の範囲が広がると想定。「どんな音になるのか不安。静かな環境を壊さないでほしい」と該当エリア周辺に住む同町伊保田のミカン農家浜田利博さん(71)は眉をひそめた。
一方、基地所属の戦闘機が4機増えるにもかかわらず、岩国市の市街地は騒音に大きな変化はないと国は説明する。「あたごやま平和研究所」の田村順玄所長(75)は「騒音予測は実態と合っているのか。今回の配備を許せば、家庭の車をグレードアップするように新しい戦闘機がどんどん岩国に来ることになる」と疑問を呈した。
「F35Bの短距離離陸や垂直着陸の訓練が増え、騒音が増える恐れがある」と訴えるのは「瀬戸内海の静かな環境を守る住民ネットワーク」の久米慶典顧問(64)。国が配備後の訓練の場所や内容を明らかにしていないことを問題視する。
国防と日米同盟維持のため追加配備はやむを得ないとする「岩国の明るい未来を創る会」の原田俊一代表世話人(87)は「騒音が増大し、訓練の飛行ルートに新たな地域が加わるのなら住民が納得できる説明が必要だ」とくぎを刺した。市の村上武史基地政策課長は「国の回答を踏まえ、騒音や安全性などにどのような影響があるのか県と整理したい」と話した。(永山啓一、余村泰樹、有岡英俊)
<F35B追加配備を巡る国からの主な回答>
部隊交代・運用 F35Bと既存のFA18部隊が若干の期間、併存する可能性。米
軍の運用に関わるため、詳細は承知していない
騒音の予測 陸上部分でうるささ指数(W値)70以上の地域が一部増加。75W以
上の地域に大きな変化はない
安全性 米国防総省は飛行の安全に関する課題は改善されたとしている。国も米側か
らF35Bの課題のリストを得た上で、飛行の安全に影響する問題はないこ
とを確認
隊員の技量 訓練を重ね、F35Bの操縦資格を取得した後に配置。米側の人員配置
方針の見直しで能力の高い初回勤務飛行士を配置、部隊の規律維持に取
り組んでいる
コロナ対策 移動制限措置、PCR検査の義務付けなど厳格な措置を実施(2020年9月15日朝刊掲載)
全文が載ってる。
岩国基地の騒音一部増 F35B追加配備、予測図に国が回答 | 中国新聞デジタル
2020/9/14
岩国市と山口県は14日、米軍岩国基地への最新鋭ステルス戦闘機F35Bの追加配備計画を巡り、国に照会していた騒音予測図の提示や航空機運用などへの回答があったと発表した。騒音の範囲は周防大島町や市の島しょ部など一部地域での増加が明らかになった。市と県は回答内容を精査し、対応を明らかにする。
米軍は10月以降、段階的に既存のFA18ホーネット戦闘攻撃機12機を米本土に移駐し、代わりにF35B16機を配備する方針。国は騒音予測図で住宅専用地域の環境基準超えとなる「うるささ指数」(W値)70以上のエリアを示した。FA18と比べ、離陸時の騒音値が高く着陸時は低い特性を踏まえた結果、「陸上部分においては、70W以上の地域が一部増加する」とした。
周防大島町の伊保田地区周辺や岩国市の柱島などで70W以上のエリアが増えるという。一方で標準的な飛行の場合、航空機は離陸後、岩国市街地を避け海側に旋回することから「海側への影響はあるものの、市街地への影響は大きくない」とみている。
米軍岩国基地の航空機数は現在、海兵隊が約60機、海軍が約60機。今回の計画で所属機が4機増となることに対しては、F35Bを2017年に初めて配備した際に4機減となったことを踏まえ「結果的に総数は大きく変動しない」との認識を示した。F35B追加配備後の訓練場所や内容、飛行ルートは「詳細は米軍の運用に関わることであるため承知していない」とした。(永山啓一)
<クリック>うるささ指数(W値) 航空機騒音の評価指標の一つ。騒音が続く時間や回数、時間帯を考慮して算出する。昼間より生活への影響が大きい夜間を重視して評価する。数値が大きいほど騒音がひどいことを表す。国は環境基準で住宅専用地域では70以下と定めている。70は地下鉄車内に相当する80デシベルの音が日中に1日50回あったときのうるささに相当する。
「70W」が真南に延びる線・周防大島の西側・大畠瀬戸のやや東側は
これに続く
岩国市由宇町あたりは北向きに離着陸する戦闘機の噴射口が向くので
岩国市由宇町・潮風公園みなとオアシスゆう。 - ★不惑で上京
由宇は特に離陸時の轟音がすごい。
「70W」が南東に延びる線は主に戦闘機の離着陸経路・訓練コースだね。
旅客機は沖縄那覇便のみかな。
1日1便なのでW値の計算には入らないはず。
東京羽田便の離陸では周防大島の上空は飛ばない。
羽田便のルート。
p101の「図 6-1 飛行経路図(案)」が現在の羽田便のルートとほぼ同じはず。
離陸はほぼ海の上。阿多田島は年がら年中、大変と思う。
大竹市役所の辺りも右旋回した戦闘機の噴射口が顔を向けるので
思った以上に轟音がとなりのトトロく。
なので、迷惑料として施設整備に防衛費が入っている。
着陸は周防大島の上空を、割と低い高度で北上する。
南風の場合も島の上空を飛び「みなとオアシスゆう」の沖合で
破線(----)のように沖合(右・東)にそれて、基地の北東で「回れ左」して着陸する。
今は都心上空ルートが開設されたので異なると思うが
羽田空港の南風での着陸で
ディズニーランドや東京ゲートブリッジを右下に見ながらC滑走路16Lに下りる時
かなり手動操縦の大変さが分かる左旋回で降下するが
岩国も、それに負けない旋回半径の小ささでいっきに向きを変えて
ごみ処理場が触れそうな近さに下りるので
なかなかの迫力だった。
通常は多少の向かい風でも北に向かって着陸するので
(その方が北端にあるターミナルビルに一直線)
(南向きに着陸すると戻ることになり片方の誘導路を塞ぐことになる)
両親のせいで毎週乗っていた時に貴重な体験ができた。
(実際、就航の何割が南向きでの着陸なのか知らない)
米軍岩国基地F35B追加配備 一部で騒音増大予測 防衛省が県と市など回答 /山口 - 毎日新聞
会員限定有料記事 毎日新聞2020年9月15日 地方版
米軍のステルス戦闘機F35Bの岩国基地(岩国市)への追加配備計画を巡り、防衛省中国四国防衛局(広島市)は14日、配備後の騒音予測コンター(図)や運用について、県と岩国市などに文書で回答した。岩国市の離島・柱島や周防大島町の一部地域で騒音が増大すると予測している。
米軍は10月以降、基地に常駐するFA18戦闘攻撃機12機の機…
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安全懸念や見返り要望 F35B追加配備、岩国市議会で質疑 | 中国新聞デジタル
2020/9/12
(写真略)
F35Bの配備計画を巡って意見が相次いだ岩国市議会
米軍岩国基地への最新鋭ステルス戦闘機F35Bの追加配備計画を巡り、定例会を開会中の岩国市議会で不安の声や受け入れの見返りを国に求めるよう市への注文などが相次いでいる。市は近く国から詳細な説明を受け、受け入れの是非の判断を示す方針で福田良彦市長の対応に注目が集まる。
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「受け入れの見返り」って直球だけど正当な要求だよね。
国防に寄与して
航空騒音被害、兵士による犯罪増加・新コロ汚染拡大と戦っているのだから。
国内のすべての空港に対して
ランダムに離着陸させるといいのにね。
常駐させなくていい。
時々、舞い降りて、轟音と共に飛び去れば
岩国、厚木、横田、三沢、千歳などなど航空兵力のある基地周辺の住民の
「これが日常なんだ・・・」という暮らしが疑似体験できる。
それだけでも立派な「基地負担の全国民での分担」と思うよ。
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