不惑で上京

★不惑で上京

リストラ解雇された後に、東京で再就職したブラック企業を退社した後に、実家に戻らされた田舎者の独り言。

また、障害者が当たり屋と思われる車椅子騒動。少なくとも乗車拒否ではないんじゃ?

その前に

障害、障碍、障がい その表記の違いはいつから? | 次世代型電動車椅子 近距離モビリティ-WHILL公式

2019.03.07

 

前に、航空会社を相手に騒ぎを起こして、世間が「あー・・・」となった事件

あったね。思い出した。

 

車いす」は「車椅子」ではないのか。

https://nelog.jp/kurumaisu-hyoki

「車椅子」と「車いす」表記、なぜ平仮名交じり表記が使われるのか?
2014/7/17

2010年まで常用漢字ではなかったの知らなかった。 

常用漢字一覧 - Wikipedia

担当部署の納品チェックや監査でも、何も言われなかった。

出版物では無かったからかな。

 

 

今回の件。

「JRに乗車拒否された」車イス利用者のブログに賛否 駅員の対応は問題だったのか、国交省に聞いた(J-CASTニュース) - Yahoo!ニュース

4/5(月) 20:45配信 

「JRに乗車拒否された」車イス利用者のブログに賛否 駅員の対応は問題だったのか、国交省に聞いた: J-CAST ニュース【全文表示】

2021年04月05日20時45分

マスゴミは「弱者の味方」と思い込んで、一方的な主張を無自覚に掲載するので

日頃は色々と思うヤフコメも、多角的な視点で役に立つ。

バリアフリーがもっと推進されるべきだとは思う。ただこの方のように、駅員を3〜4人集めて運んでほしいと安易に口にできるような人には、とてもでは無いが共感できない。

というのが1位にあるように、障害者が「腫れ物」になってしまう。

 

国土交通省としては「利用者のほうが無茶です」とは言えないので

事業者を悪者とするしかないが

公共交通機関としての責務を民間企業の現場に押し付けるのなら

障害者も健常者も「国民」なのだから

跨線橋のある駅なら3000人と言わず、利用者が1日数人でもエレベーターを

全額国費で整備しろっての。

今は、国・地方自治体・事業者が3分の1ずつ折半している。はず調べろ

 

そう考えると、鉄道は、跨線橋を無くしてスロープ・構内踏切とすれば

路面電車のように上下移動なしで改札外からホームに行き来する感じ)

エレベーターが不要となる。維持管理費の懸念が小さくなる。。。かな?

JR東海の訴訟のように、鉄道施設内への侵入による人身事故も懸念されるなど

利用者の安全性向上からは逆行するけど、鉄道もダウンサイジングの時代。

既に高架化・地下化された鉄道は、取り壊して地上を走らせるのは無茶なので

介護保険料からも整備費を幾らかでも出してもらうとか。

 

 

最初は「なぜ事前に連絡しないのかな」という程度だったが

後に、リアルタイム検索やツイッターなど流し読みして「政治活動」と分かって

「確信犯」の(ア)ではなく(イ)なんだと残念に思った。

文化庁 | 文化庁月報 | 連載 「言葉のQ&A」

 

今回、この政治家の狙い通り「話題にした」ことで

「よりよき社会に」と意識が高くなる人もいるだろうが

私は敬遠する。絡まれたら面倒臭い。

 

 

親父の車椅子を押すの難儀した記憶はある。

fuwakudejokyo.hatenablog.com

リフト車を手配したので人力で持ち上げることはなかったが

身内に身障者がいれば、現世が如何にバリアフル社会か、痛いほど分かる。

 

既に8年も前の曖昧な記憶ながら

靖国神社のあの緩い地面の勾配ですら、気を許すと滑り落とす恐怖はあったので 

それより遥かに重量のある電動車椅子を人力で持ち上げて運ぶとか、絶対ヤダ。

 

東京都心部なので、恐らく全部・バリアフリー化された経路はあったと思うが

不慣れた地で、母よりも安全性の高いタクシーを、高い金を払って手配した。

二種免許の運転手は車椅子の扱いにも慣れている人。

安心料だよ。

障害者が観光をするのに、健常者よりも費用が嵩むのは、おかしいのかもしれないが

だってしょうがないもん。

日本ってそういう国なんだから。

誰も好き好んで身障者になった訳ではないとはいえね。

 

 

相前後する時期だったと思うが、委託業務先の人(おばちゃん)が足を怪我してた。

階段の無いオンボロビルに事務所があって 

おばちゃんは自転車は運転できてビルの下までは来れたが

階段の上り下りが大変そうだったので

地上から電話してもらって、私が1階に持参して業務の受け渡しをしていた。

さすがにご自宅でどう過ごされていたのかは忘れたが

この瞬間は健常者でも、次の瞬間に障害者となる可能性は、誰にでもある。

 

 

 

関西人時代、何年か「バリアフリー法」関係の業務をしてた。

ごく初期の建築計画(計画以前の構想程度)でも、勾配12分の1は大丈夫か?など

色々と確認されていたのを思い出した。

今は「ハートビル法」「交通バリアフリー法」など幾つかがまとめられたんだね。

高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律 - Wikipedia

 

前にも書いたけど

委託業務の仕様で障害者を臨時社員(専任のパートさん)として雇った時に

労働環境の整備(出退勤補助や昼休憩等のお世話程度)は私が担当だった。

全部手で動かせる車で通勤。車椅子から器用に乗り移り、器用に折り畳んでいた。

当時から既にセルフガソリンスタンドが増えて困っていた。

ガソリンスタンド - Wikipedia

1998年(平成10年)の消防法改正で規制緩和された

車椅子用の駐車スペースも少なく、また健常者が利用して使えなかった。

街中でのお手洗い(大型の個室)がまだまだ少なかった。など。

あと、車椅子に似合うオシャレが難しいようなことも言ってたかな。床に着くので。

実生活での不都合などを色々と聞かせてもらった気がする。

事務所ビルの守衛さんも、近所の文具屋さんも、障害者の通勤を手伝ってくれて

関西は人情の町だねえと思ったはず。

(思い出とは美しいもの)

 

最近の改正の中身までは見てない。早く現場・社会に戻りたい。

バリアフリー - 国土交通省

当時も「ハード」の整備は財政赤字(バブル期の自治体経営の放漫)で厳選だったし

(機械装置は整備費の他に延々と維持費がかかる)

「ソフト」面、健常者と障害者の意識の乖離は、当時から色々と思った。

・・・ような掠れる記憶。 

 

 

改正バリアフリー法施行 地方の駅やバスターミナル 整備に課題 | NHKニュース

2021年4月4日 21時14分

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(最後の一文)そのうえでハードの整備にとどまらず意識の変革が重要だとして、「ハードがよくなって出かけやすくなっても車いすの人にけげんな顔をする人が多かったら街は変わっていかない。人間がお互い助け合うという一人一人の意識があった上で、ハードもそれにあわせていくということが大切だ。意識を変えるというのは一晩を境に変えることができるので、変わっていくことが大事だと思う」と話していました。

為末大さんがご指摘にように

現状、大多数である健常者(この言い方、好きじゃないんだよなー)

に最適化された社会構造なので、サポート(という表現は適切なのか分からないね)

する必要性に異論は無いが

ネットで時折り見られる「障害者様」のような振る舞いでは、ね。

 

迂闊に手伝って、生命が死傷したり、財産が損傷したりして、賠償を求められたら

善意も犯罪者と扱われるので、触らぬ神に祟りなし。

 

 

どこかの自治体でバリアフリーに関するアンケート調査をした時に

当時、まだネットを用いた意識調査のような仕組みは無かったと思うので

展示会など大きなイベントの時に対面で調査をした。

(無作為抽出の郵送・料金後納郵便もやったはず)

最初は怪訝でも趣旨が分かれば答えてくれる関西人のノリの良さに助けられた。

(思い出は美しい)

 

 

あれから10年が経過して、社会資本は少しは整備が進み

また、車椅子で生活する国会議員が選出され国政を担っているなど

障害者が社会進出する、普通に暮らす環境は確実に改善されていると思うが

その結果、健常者の心の乖離も進んだとすれば、皮肉だよね。

 

 

前にも書いたけど

東京で暮らしていた時に原宿駅で白い杖の人を2回、お手伝いした。(別々の日で)

最初は

ホームから転落しそうで危ないと思いサッと肘を掴んでしまい

「ワシは見えとるわボケ!」というニュアンスの関東弁でメチャクチャ怒られた。

後で「完全に盲目では無い人も白杖を使っている」ことを知って

「なんだよ!」と思ったし、逆に、迂闊に手伝わなくてもいいと安心した。

次が

何日後か、何年後か、忘れたが、同じく白い杖の女性がコンコースに居た。

カツカツと床を鳴らして接近して改札に入ろうとするが混雑もあって誰もよけなくて

私も山手線に入るので触る前にw事前に「何かしますか?」と聞いたら

「私の右前に立って左の肘を貸せ」と指示をもらってホームまで引率?帯同?した。

左手で器用にカツカツ鳴らし対向する客も自然と回避して

「東京人やればできるじゃん」と鮮烈だった。

ホームドアが既に設置されていたか記憶は曖昧だが

階段までの位置や、電車の床とホームとの段差も分かっているようで

ドアからはサッと乗り込んだ。

この人も「なんとなく見えていた」のか定かでは無いが

久々に女性しかも美女に触られてぐへへと思った。

「障害者=見えない人」と見なさなくてもいいかな、と思えた大事な経験。

思い出のマーニー

(でも結構なトラウトサーモントラウマ)

 

 

スーツさんが解説してくれていた。

熱海駅で車椅子の人が乗車拒否?された件について

2021/04/05「スーツ 車窓チャンネル」

www.youtube.com 

 

 

綿貫さんも解説してくれていた。 

交通機関でのバリアフリー対応について

2021/04/06「ワタヌキ ワタル」

www.youtube.com 

 

 

 

 

障害者の運転で思い出した。

「仮面女子」猪狩ともか、車いす乗車拒否騒動に「まずは感謝の気持ちが大事」と持論 猛バッシングに苦言も(ねとらぼ) - Yahoo!ニュース

4/6(火) 16:42配信 

「仮面女子」猪狩ともか、車いす乗車拒否騒動に「まずは感謝の気持ちが大事」と持論 猛バッシングに苦言も(1/2 ページ) - ねとらぼ

2021年04月06日 16時30分 公開

ももクロに興味を持たなかったら

猪狩ともかさんの活動にも関心を抱かなかったかもしれない。

主演映画で、手動のロードスターを操るのに苦労していた話は

映画『リスタート:ランウェイ〜エピソード・ゼロ』

 – バリアフリー・フィルム・パートナーズ

何かの記事で読んだ。

アマプラで配信されているのか。見よう。

 

猪狩さんは身障者であり、同時に、他者から見られることを商売としているので

矢面に立たされるのは仕方ないかもしれないが

当事者では無いので「どっちもどっち」と傍観するスタンス、いいと思います。

 

 

 

この政治家のやり方に賛同・肩入れする人もいると思うけど 

私は「やりすぎ」という印象しか残らず「手伝いにくい」という思いが募っただけ。

当時の父親が車椅子で色々と不自由したこと

今でも車椅子での移動は歩道上ですら困難に直面していること

を差し引いてもね。