無職で暇人なので、春休みも終わったし、平日に行ってきた。
一応、ネタバレ注意。
シン・エヴァンゲリオン劇場版 - 映画・映像|東宝WEB SITE
TOHO THEATER LIST/シン・エヴァンゲリオン劇場版シアターリスト
【ストーリー】
1995年に放送されたTVシリーズ『新世紀エヴァンゲリオン』を、2007年から『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』シリーズとしてリブートし、『:序』『:破』『:Q』の3作が公開され、本作が第4作目となる。総監督は『シン・ゴジラ』の庵野秀明が務める。
【公開日】 2021年3月8日
【上映時間】 155分
【監督】 総監督:庵野秀明/監督:鶴巻和哉/中山勝一/前田真宏
【出演】 声の出演:緒方恵美/林原めぐみ/宮村優子/坂本真綾/三石琴乃/山口由里子/石田彰/立木文彦/清川元夢/関智一/岩永哲哉/岩男潤子/長沢美樹/子安武人/優希比呂/大塚明夫/沢城みゆき/大原さやか/伊瀬茉莉也/勝杏里/山寺宏一/内山昂輝/神木隆之介
『Q』を渋谷で観たこともあり
また、総監督からも大好評(?)だった『プロフェッショナル』も見たのでね。
思い付いた羅列。思い出したら随時更新。
◆美しい画面・美しい音楽
関西人時代に買った『序』のDVDが強烈に美しくて(きっかけは思い出せない)
劇伴も大変好みで(テレビ版を見る前だった)
その後の『破』『Q』へと続いている。
デジタルでの制作が主体らしいが、背景美術などまだ手作りも多いよね。
特撮映画のメイキングのような表現方法も含めて
「映画を映画館で楽しんでいる」と思えた贅沢な2時間半だった。
・・・肝心の物語は知識・理解不足による消化不良なので考察サイトで補完。
視界いっぱいの「ウルティラ(ULTIRA)」巨大スクリーンと
椅子が震えるほどの重低音から高音、息遣いも鳴らす「VIVE AUDIO」音響に
間に合ってよかった。
◆ストーリー
理解できていない。
最後の宇部新川駅の場面が大団円だったのかも分からなかった。
が
アニメーションではなく実写だったので「アニメの世界から現実の世界に戻れ」
という皆さんご指摘の庵野総監督の意図というのは、なるほどと思った。
(末尾解説動画参考中)
◆目まぐるしい戦闘シーン
ついて行けません(笑)
敬意をもって異常と言われるほど総監督が拘るアングル・画面レイアウト構成は
何度か(も)観ないと理解できないと思う。
実写の撮影スタジオの壁を壊して別の部屋まで行ったような画づくりや
特撮の撮り方で、ビルが壊れず横にスライドして撥ね飛ばされる所などが面白かった。
◆グロい
シンジくんが2回もオートマチックするし
レイがシンジくんの目の前で弾けるし
アスカの眼帯から何か某がニョキニョキ出て来るし
ゲンドウが頭の中のものを拾い上げるし
これでも映倫的には「PG12指定」ではなく「G」区分なんだよね。
◆エロい
しょこたんが言及していたと思うが「腰高」の位置にカメラを置いたような
庵野監督のお好みらしい、やや目線の低いカットが多い気がした。
(過去作もそうだったけ?と、そういう所に疎い)
冒頭のパリでノートパソコンを叩くクルー(男もw)の防護服や
後で書いたけど、サクラが倒れ込む場面でのお尻のラインなど
プラグスーツ然とした制服(特に女性キャスト)の曲線の描き方に狂気を感じた。
(褒めてます念のため)
◆第3村
公式がYouTubeで配信した「チラ見せ」映像で「?」だった。
激しい戦闘場面との対比。
実在する駅周辺らしく大きな模型を作って画角を研究したそうな。
子守りや田植え、読書等を通じてレイが人間として経験を蓄積していく様子が
丁寧に描かれ感情移入させ、最後に観客を喪失感に陥れる過程に痺れた。
「そっくりさん」が消息不明となり、おばちゃんたちは悲しんでくれたかな。
総監督が舞台挨拶で言ってたと思うけど、非電化区間に電車があって「?」となった。
◆トウジ
テレビ版は瀕死の重傷、漫画版は死ぬ、新劇場版でも『Q』では名前のみで
扱いが可愛そうだったが、生き残っていてよかったと思えた。
村のリーダー格ではないけど、村をまとめるため人柱・苦労をを買って出ている感じ。
村人や友達のために尽力し、労り、義父にもきちんと諭す「大人」になっていた。
妹を戦場に送り出している自責の念は手紙に託したのかな。
◆ヒカリ
ソバカスは大人になっても残るんだね。
トウジとの子供・ツバメちゃんが、そこまで可愛くない(笑)のがよかった。
パパに似ても、ママに似ても、大丈夫に育つことは間違いないから。
村の婦人や田植えのおばちゃんたちも言ってた、レイに言葉を教える問答が
「おまじない」などね、もう忘れてしまって残念だけど、よかった。
(肝心なところ忘れるなよ)
脚本やアフレコ台本など出版されるのかな。
◆ケンスケ
今回の最重要人物。
村の運営から汚染の防御まで蓄積した知識経験を最大限に発揮。
なのでジムニーを愛用しているのか。
テレビ版や漫画版では喧嘩別れしたとWikipediaに書いてあったが忘れてる。
(漫画全巻は東京から引き揚げる時に手放した)
今回はシンジを理解しサポートする「大人」だった。
トウジと違って独身なのかな。ニアサー・サードインパクトで失ったのかな。
14年間「変化の無い」アスカの保護者・隠匿の役割の側面もあるのね。
考察サイトによると恋愛ではないそうだが、はてさて。
◆リツコさん
最初「誰?」と思った黄色い人。
ミサトさんがシンジくんを自爆させなかった時に憂いていたように
何だかんだ言うても旧ネルフの人はシンジくん好きだよね。
躊躇なくゲンドウの頭部に何発も撃ち込むのは、テレビ版の意趣返しかな。
加持さんといつ(笑)
『Q』でシンジくんに冷淡だった理由も明かされホッとした。
「WILLE」の発音は「ヴィレ」だけど「W」なら「ウィレ」ではないのか。
父親に振り回されたのは、シンジくんと同じだったのね。
サクラに撃たれたけど最期まで立って操艦していて頑丈だなと思った。
単身で特攻する所は『宇宙戦艦ヤマト・完結編』の沖田艦長を彷彿とさせる名場面。
総監督、ヤマト好きだよね。なので「ヤマト作戦」だったのかな。
『シン・宇宙戦艦ヤマト』待ってます(笑)
◆加持リョウジ(子)
バナージ(?)(笑)って思った。
『Q』終了時点でミサトさんの中には居たそうなので13歳前後かな。
村の人に大切に育てられ、トウジやケンスケたちに鍛えられたのかな。
「両親を知らない子」というのは経緯は違えど、アスカと同じ立ち位置っぽかった。
(アスカは知らない、ではなく、居ない、のかな)
自我もある年頃なので親のこと誰かに尋ねないのかな?とかか観ながら思ったけど
大災害後なので周囲の誰も「分からない」で通せる孤児なのかもね。
父リョウジの死因は「サードインパクト阻止」以上は語られなかったね。
◆青葉と日向
最終決戦前にグータッチした数秒の場面にグッと来た。
『Q』から艦橋内で登場人物が増えて、必然的に登場時間が減ったけど
スタッフが、古くからのキャストを大事にしてくれていると思った。
◆鈴原サクラ
かわいい(笑)
完全に制作陣の術中にハマった(笑)
関西弁(若干不完全な)というのが「懐かしい」のでそう感じたと思ていたら
解説動画で人気急上昇中なの解説されていて理解した(笑)
「中の人」の熱演も凄かった。
実兄トウジからの手紙(アスカが持って来た)で泣き崩れた場面と
シンジくんに愛憎入り混じる感情で拳銃をぶっ放して、くずおれて慟哭した時は
思わずもらい泣きした。
◆北上ミドリ
『Q』でイラッとした(笑)新キャスト。
シンジくんを恨んでいて銃撃する役目は、この子がすると思ってた。
「ニアサードインパクトで大切な人を失った人が多くいた」ということは
解説サイトを見るまで思うことすら無かった。
なので、若い女子たちは「一般の人」代表として、あそこまで怒っていたんだね。
(実は乗組員の殆ども言わないだけでそう思っていたのかも)
『シン・ゴジラ』で崩れるマンションに取り残された親子が多分死んでる描写があり
庵野監督が幼少期からウルトラマンなど見て来て「あれ?」と思ったことを
しっかりと表現したのかなと思った。
激情するサクラを見て我に返り、床に一発だけ発射して矛先を収めた場面は良かった。
艦橋で毒を吐いている時に飲んでいたウィダーっぽい液体の語りで
ヴンダー艦内にも「OMCS」っぽい装置があるのかなと思った。(ヴンダーinゼリー)
◆アスカ
シンジくんを「七光り」、マリを「コネメガネ」と言い続けた印象だけど
(『Q』冒頭から「バカシンジ」とは言い続けたか)
マリとの共同作戦などを通じて信頼関係を築き、きちんと「マリ」と呼んだは印象的。
(呼んだよね?)
サービスカットが多め長めだったのは、視聴者のニーズに答えたのかな。
最後の駅の場面、確かに一人だったけど、言われるまで違和感が無かった。
世界には、レイ派とアスカ派とあるらしいが(マリは新劇場版から参戦)
どちらかというと、自信家で強気という人間味に溢れるアスカ派かもしれない。
(そういう女性に引かれて轢かれてきたなあ爆笑)
◆マリ
シンジくんといつの間に(笑)
「ワンコ君」から「シンジ君」と呼び方が変わった所から?
胸の大きなイイ女(笑)
大きな胸が大好きなのは「超おじいさん」も同類。
アスカと同じく「姫」から「アスカ」と呼んでいて「バディ」っぽかった。
(呼んだよね?)
シンジくんとゲンドウが、ミニチュア特撮のような場面での親子喧嘩は記憶にあるが
アスカとマリがネルフ相手に奮闘している戦闘場面の記憶・印象が圧倒的に強い。
(シンジくん前半は何もしてないからね)
真・ヒロインなのに上映中に理解が追い付かず重要なやりとりを憶えていないので
解説動画を見て「そんなこと言ってたんだ」という印象。
エヴァの呪縛=父と同年代=交際やめとけという解説には笑った。
◆シンジくん
なぜか「くん」付け(笑)
(『宇宙戦艦ヤマト2199/2202』でも古代進だけ「古代君」と書いてる)
主人公なのに画面に映る時間が少ない。
皆さんが「大人になった」というのは「守りたい人のために乗る」だそうな。
「乗る」自体は、テレビ版から変わらない処世術かなと思ったが
それまでは「言われるから」「怒られるから」のような動機だったのが
『破』でレイを救うため自らの意思で乗った所から、変わったのかな。
で、『Q』で「乗るな」と言われ、『シン』で「乗れないように撃つ」と言われ
散々だったので、最後は信頼ある人とつながったのかな。
なぜ人選がマリとなったのは幾つか解説を見ても分からなかったけど。
◆ゲンドウ
『破』で「シンジ、大人になれ」と言ってたけど
実は大人になり切れなかった人として描かれていると考察サイトにあった。
でも、実際の大人・親も「そんなもの」と思った。
確かに、親戚の集まりはウザいし(笑)
スーパーや駅・空港でも、我が子(の振る舞い)をウザがる親は珍しくないように。
(私は親をやってないので妄想だけどね)
◆冬月先生
幾つかの考察サイトであったが「先生のいう立場で教え子を導く」という面で
「全部お見通し」の狂言回し役だった考察には、膝を叩いて唸った。
ずっと着席できず老体に鞭を打って大変だったろうとあって
確かに、座っているのは『Q』でシンジくんと詰将棋を指す場面ぐらいかな。
テレビ版で通勤する時にモノレールのロングシートには座っていたね。
◆ラストシーン
最初「どこだ?」「実写のようなリアリティ」と思ったけど
ほどなく現実世界の宇部線「宇部新川駅」の看板が見えたので驚いた。
「プロフェッショナル」で監督が駆け上がって、収録スタッフが後悔してた駅だよね。
『エヴァ』もう一つの聖地・宇部新川駅 庵野作品に溢れる地元愛を体感 鉄道も見どころ | 乗りものニュース
2021.04.11 宮武和多哉(旅行・乗り物ライター)
「シン・エヴァンゲリオン劇場版 公開パネル展in宇部」で展示される解説パネル - 山口宇部経済新聞
2021.04.12
人気映画で街おこし 宇部市の取り組み|NHK 山口県のニュース
04月13日 18時36分
注目するニュースに焦点を当てるフォーカス。先月8日に上映が始まったアニメ映画「シン・エヴァンゲリオン劇場版」。
1か月で興行収入が70億円を超えました。
話題の映画をまちおこしにつなげる取り組みにフォーカスします。
聖地巡礼は
「港の見える丘公園」とその周辺ぐらいしか、したことないけど
アフターコロナで、静かでもいいので、宇部市がクローズアップされるといいね。
レンタカーのほうが動きやすいかもね。
総監督、山口県の「や」の字も感じさせないが
原作がそうとはいえ『式日』の舞台としたり
意外と、と言うと失礼だが、郷土愛?青春時代の原風景の望郷?敬意?があるのね。
山口県の著名人はWikipediaにある歴代首相や幕末・明治維新は別として
最大のスーパースターは、卓球日本代表の石川佳純選手かな。
株式会社カラー khara inc.official - YouTube
これの「追告」を見て「おすすめ」されたの初めて見た。
よい子のれきしアニメ おおきなカブ(株) - YouTube
から「おすすめ」された参考動画いろいろ。
シン・エヴァンゲリオン劇場版を考察!エヴァの魅力はどこにあるのか?【ネタバレ有り】〜Talking about the charm of Evangelion〜 - YouTube
2021/04/14 中川翔子の「ヲ」
ゆっくりエヴァch【エヴァンゲリオン解説】 - YouTube
まんげつの雑談【アスカに銀の盾を贈る者】 - YouTube
エヴァンゲリオンがさらにわかる動画:旧【最終調整版】 - YouTube
【3分でわかる】新世紀エヴァンゲリオン「人類補完計画」の概要【エヴァ解説】 - YouTube
無職の暇人でも、さすがに全部は見てない。
他にも凄い本数の動画があって、十人十色の解釈があっていいよね。
社会復帰活動の息抜き。
庵野シン・エヴァ舞台挨拶。「ロボットアニメで100億目指せるのありがたい」 - AV Watch
酒井隆文2021年4月11日 14:53
「シン・エヴァ」庵野秀明が感謝、「プロフェッショナル」や劇中の小ネタにも言及(イベントレポート) - コミックナタリー
2021年4月11日 14:45
最初と最後の舞台挨拶はファンへの感謝とともに。「シン・エヴァンゲリオン劇場版」大ヒット御礼舞台あいさつ&全国同時生中継 | WebNewtype
2021年04月14日 20:30配信
アイキャッチ画像
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