不惑で上京

★不惑で上京

リストラ解雇された後に、東京で再就職したブラック企業を退社した後に、実家に戻らされた田舎者の独り言。

広電のパスピー廃止で広島は動揺(って遅くね?) 公共交通サービス崩壊前にバス会社は広電包囲網で対抗しよう。

 

 

パスピー廃止方針に業界動揺 広電抜けると成り立たず【フィーチャー】 | 地方経済 | 中国新聞デジタル

2021/7/28 22:54

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アストラムラインの改札機にパスピーをかざす利用者(広島市中区

 広島電鉄広島市中区)がカード型IC乗車券PASPY(パスピー)の廃止を検討していることが表面化し、他の交通事業者に動揺が広がっている。広島県内と近郊の32社の公共交通で使えるが、最大手の広電が抜ければ運営が成り立たなくなるとの見方が強い。ただ広電が導入を目指すスマートフォンを使ったQRコード決済も課題が多く、利用者は使いやすさを求めている。

【関連】パスピー廃止検討、広電社長が明言

 「ハードとソフト(の経費)が非常に高い」。椋田昌夫社長はICカード方式の問題点を指摘する。パスピーは7、8年ごとのシステム更新に約50億円かかり、その費用を参加する32社が利用比率に応じて分担している。広電によると、規模の大きい同社は半額を支払っている。

 QRコードへの移行で、このコストが減ると考える広電。客がスマホにQRコードを表示し、車両に置くタブレット端末などにかざして運賃を払う―というイメージを持っている。ICカードの読み取り機より設置の費用が安く、電車や路線バスだけでなく、タクシーや小さなエリアを走るコミュニティーバスにも導入しやすい。県内を共通のQRコードで移動できるようにするとの構想を描く。

 ▽「高齢者難しい」

 パスピーの運営方針は、交通事業者などでつくる協議会が決める。広電以外の複数の参加事業者によると、最大手の脱退はカード自体の廃止を意味する。広電は参加事業者に移行方針を既に説明。話し合いの結果を待たずに新たな仕組みの開発を進める意向だ。

 他の事業者は困惑している。中国バス福山市)は「高齢者には新しい方式に慣れるのが難しいかもしれない。社としての方針はまだ決まっていない」と説明。いわくにバス(岩国市)の上田純史社長は「広電からは、まだ決まったものではないと説明を受けている。動向を見守るしかない」と話す。

 各事業者がQRコードへの移行を全面的に賛同できない背景には、ICカードが主流となっている現状がある。中国運輸局によると、中国地方で定期運行する路線バス48社のうち、35社がICカードを導入。QRコードは八晃運輸岡山市中区)だけにとどまる。

 一畑バス松江市)と松江市交通局は5月、JR西日本大阪市)が運営するICカードICOCA(イコカ)を全路線で使えるようにした。バス121台への導入費約4億円は国や島根県、沿線自治体が全額負担。JRなどと乗り継ぎやすく、観光客を呼び込めるとして導入を後押しした。

 QRコードを不安視する利用者も少なくない。安佐南区弁理士松本文彦さん(43)は「スマホに表示するのに時間がかかる。ICカードを残さないと運行が大きく遅れるのでは」と懸念する。スマホを持たない高齢者は不便になりかねず、実際に八晃運輸では若い世代の利用が中心という。

 ▽目指す姿で選択

 独自に新たな方式を模索する動きもある。アストラムラインを運行する広島高速交通安佐南区)は「QRコードはICカードより認証に時間がかかる。ラッシュ時に混雑しない方式が必要」と検討を始めた。

 日本総合研究所(東京)の武藤一浩シニアマネジャーは「QRコード、ICカードとも利点と課題がある。どの方式にするかは、地域の目指す姿に合わせて選ぶ必要がある」と指摘している。(松本真由子)

 【記者の目】パスピーの機能拡充、望む声

 「新しくするなら買い物でも使えるカードがいいです」。取材で大学生に聞くと、QRコードへの移行ではなくパスピーの機能拡充を望む意見が多かった。公共交通の担い手として、経営の都合だけではなく多様な観点からの検討が必要と感じた。幅広い世代が「便利になった」と実感できるサービスにしてほしい。

 <クリック>PASPY(パスピー) 2008年にサービスを始めたカード型IC乗車券。広島県内と近郊の32社の公共交通で使え、運賃が最大1割安くなる。導入した事業者では全国の交通系ICカードも使えるようになる。発行枚数は現在は非公表。18年3月時点では累計約180万枚だった。名前は乗車券(PASS)と幸せ(HAPPY)の英単語に由来している。

 

「QRコードはICカードより認証に時間がかかる」

利用者としては、これがすべてなんだよね。

広電がICカードよりも決済スピードの速いQRコードを開発すれば

流れは傾くだろう。

 

ない袖は振れないので

ランニングコスト抑止は企業を生き長らえさせる至上命題だが

今より不便になることに賛同を得ようと思うのは

パスピーの「半分」を支配している「寡占者」ならではの思惑だろうね。

 

 

「広電以外」が

事業者情報 | 広島県交通系ICカード:PASPY「パスピー」 公式サイト

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JR西日本」とタッグを組めないかな。

 

パスピーは「片乗り入れ」なので

ICOCAパスピーに乗れるが、パスピーICOCAに乗れない)

これを相互乗り入れとして、更にICカード限定で乗り継ぎ割引などできたら・・・

 郊外バス路線~JR駅経由~市内バス路線を通し料金で計算してくれるとか。

   それじゃ、郊外-市街地直通バス路線が干上がるね。だめじゃん。

システム改修などで更にコストアップとなるのだろうな・・・。

 

 

広島=バスの街なのだから、原点に立ち返る時が来たのかな。

 

路面電車網・緑のバス路線網に対抗するために

県警や道路行政と連携して利便性・フリークエンシー・何より「定時性」を確保して

バスに「乗ってもらえる環境」を整えていけば

個人的に「線路のある安心感」に対抗できると思った。

個人的に「道路しかない」バスはなんだかんだ言っても不安なんだよね。

 

路線廃止も鉄道と比べると簡単だし。

それがバス路線開設のフットワークの軽さに繋がっているのだけど。