不惑で上京

★不惑で上京

リストラ解雇された後に、東京で再就職したブラック企業を退社した後に、実家に戻らされた田舎者の独り言。

広島県は「山」の開発を抑制し居住地は傾斜地から平地へ誘導。

 

山裾居住者を平地に誘導 広島県13市町、開発抑制へ | 中国新聞デジタル

2021/7/31 0:27

 相次ぐ土砂災害の被害を受け、広島県は30日、土砂災害防止法に基づく土砂災害特別警戒区域(レッドゾーン)が優先的に開発を図る「市街化区域」内にある場合、開発を抑制する「市街化調整区域」へ段階的に編入する方針を明らかにした。県民の居住地を数十年かけて山裾など災害リスクの高いエリアから平地へ誘導する狙いで、対象は13市町で計約1万カ所とみている。都道府県単位で取り組むのは全国初となる。

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 13市町は、広島、呉、三原、尾道、福山、府中、大竹、東広島、廿日市の9市と、府中、海田、熊野、坂の4町。いずれも都市計画法に基づく市街化区域や調整区域がある。市街化区域を調整区域に編入するのは、通常の手続きの反対で「逆線引き」と呼ばれる。

 編入作業は、市街化区域内にあるレッドゾーンのうち、市街化区域と調整区域にまたがり、住宅や店舗のない農地など約800カ所を先行させる。県と市町が地権者や周辺住民への説明会を開くなどして合意形成をし、2024年度の編入を目指す。

 ▽全ての編入を終える時期は…

 約1万カ所の全ての編入を終える目標は、41年ごろとする。71年ごろには、災害リスクが高いエリアに住む人がほとんどいない状態を目指すと描いている。

 県内のレッドゾーンは4万5055カ所と、全国で突出して多い。県は19年から市町との協議を重ねた結果、取り組みへの同意が得られたとして、30日に県庁であった県都市計画審議会(23人)に報告した。

 会長で広島大の藤原章正教授(交通計画)は「人口減少に伴い、居住地の集約化はいずれ避けられない議論となる。理解が得られない事例は出るかもしれないが度重なる土砂災害を経験した広島が全国に先駆けて進めるべき施策だ」と評価した。

 ただ、実現へのハードルは高い。編入に伴い地価や資産価値の下落につながる恐れがあるため、住民の理解をどう得ていくかが課題となる。地権者が判明しないケースも想定される。県都市計画課は「可能な限り、住民の合意を得ながら進める」としている。

 市街化区域から調整区域への編入は、国土交通省が15年、全国の自治体に検討を促す指針を示した。北九州市が市内の一部エリアで斜面の住宅地を市街化区域から調整区域に編入するなど、市単位での先行事例はある。(長久豪佑)

 <クリック>市街化区域と市街化調整区域 住宅地や公共施設の整備を計画的に進めるため、都市計画法に基づき設定される土地の区域区分。市街化区域は、既に市街地を形成しているか、おおむね10年以内に優先的に市街化を図る区域が該当する。市街化調整区域は田園や森林、自然環境を守るため、土地の造成や建物の新築などを規制する。

 

土砂災害特別警戒区域(レッドゾーン) - Google 検索 

警戒区域図|土砂災害ポータルひろしま

これは「土石流」谷筋・小河川の下流に向かっている感じ

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これは「急傾斜地」団地のエッジ部分に多い

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これは「地すべり」 範囲内にはたまたま無い

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(美鈴が丘を選んだ理由は特にないです)

 

「扇形」というか「三角形」のが土石流の予測範囲。

熱海市のような山裾の「川筋」には顕著にみられるが

丘陵・傾斜地に開発された「団地」の山側から谷側にかけても、よく見える。

 

我が家は色が着いてないが、たまたま網が掛かっていないだけで

いつ川が溢れるか分からないものね。

 

「地価」に関しては、少なくとも

不動産を売買する場合に、重要事項説明書に記載し説明する義務があるので

区域指定されてからは、それが反映された地価となっているはず。

県の政策として「プラスして」危ない土地とされれば

そりゃまあ下がるだろうね。

 

とはいえ

今は「土砂災害警戒区域」や「急傾斜地崩壊危険区域」の範囲内で

気持ちよく暮らしている人も

いずれ西日本豪雨災害のような被害に遭うかもしれないので

より被害のリスクの低い土地へ移住して欲しいと思うのは

行政としては、自然の流れだよね。

 

 

市街化区域の土地を所有しながら未開発の人というか

今後、開発の波が来て地価の上昇を算段していた土地所有者は

猛烈に反対するかもね。

血が流れるかもしれない。

 

 

神戸市もだけど、地方の政令指定都市

既成市街地が満杯となって、周辺の山の開発で大きくなってきたので

(神戸市北区鈴蘭台とかびっくりすぐほど巨大な町だもの)

それじゃ先が無いと舵を切るの「人口減少社会」「人口減少時代」だなーと思った。

 

自分で運転するようになって、広島市の「裏広島市」というか

広島都市圏の「○○台」「○○団地」「○○が丘」「○○ニュータウン」など

デルタの後背地がめちゃくちゃ広いのは実感した。

 

 

関西人時代に「急傾斜地崩壊危険区域」に関する調査業務を受託したはず。

土木サイドではなく、あくまで建築サイドからの調査だったので

(内容は忘れた・・・だめじゃん)

机上調査・文献調査が基本だったかな。

同僚がArcGISで計算して、同僚がAdobeIllustratorで図化して

私は地形図を読んでいたような気がする。

(主要な作業は同僚ばっかりw)