混雑する時期に値上げするのは、航空券や高速バス(夜行バス)と同じ手法だよね。
1987年(昭和62年)4月1日、国鉄がJRとなって34年が経過したが
消費税の導入・税率の上昇を除いては、そこまで驚くほどは値上げしていないので
(たぶん)
―もともと新幹線の特急料金が高い印象はあるが時間短縮には相応なのかな
やっと料金体系としても民営化したのかな。
航空路線と異なり鉄道は、拠点間(空港~空港)で終わらず「乗り継ぎ」がある。
JR西日本の山陽・JR東海の東海道・JR東日本の東北と3社の新幹線を乗り継ぐので
割増・割引の期間や額が各社で変わると、計算が大変かもね。
計算するのはソフトとはいえ。
新幹線の指定席料金 シーズンごとに変動の制度 来春にも導入へ | NHKニュース
2021年9月7日 18時08分
夏休みなどに集中する新幹線の混雑を緩和するため、JR各社が、新幹線の指定席の料金をシーズンごとに今よりも大きく変動させる新たな制度を来年春にも導入する方向で検討していることがわかりました。
新幹線の指定席の特急料金について、JR各社では現在、通常の料金より、繁忙期は200円高く、閑散期は200円安くする料金設定をしています。
ただ、今の料金設定のもとでは、新幹線の利用者が夏休みや年末年始などの繁忙期に集中していて、どう混雑を緩和するかが課題となっています。
(社長御尊顔写真)
これについて、JR東日本の深澤祐二社長は7日の定例会見で、新幹線の指定席の料金をシーズンごとに今よりも大きく変動させる新たな制度を来年の春にも導入する方向で、JR各社が検討していることを明らかにしました。
具体的な変動幅などの詳細は今後、詰めるとしていて、導入されれば、繁忙期は今までより値上がりする一方、閑散期は割安となります。
また、JR東日本は通勤ラッシュの時間帯を避けると料金が安くなる定期券を首都圏で導入することも検討していて、こうした取り組みを通じ、利用客の分散を図る方針です。
JR東日本の深澤社長は「混雑の回避が求められる『ウィズコロナ』の状況はしばらく続くので、制度をできるだけ早く導入したい」と述べました。
東海道新幹線も料金変動拡大 JR東海検討、繁忙期に: 日本経済新聞
2021年9月8日 17:31 (2021年9月8日 17:49更新)
JR東海の金子慎社長は8日の記者会見で、東海道新幹線や在来線の指定席特急料金に本格的な変動制の導入を検討をしていると明らかにした。現在も年末年始などには200円高くするといった価格差をつけているが、これを拡大する方針だ。導入時期については「料金の設定やシステムの改修などで時間がかかり、現時点で導入時期を示せる段階にない」と話した。
東海道新幹線などで、繁忙期の混雑緩和につなげる
JR東日本が7日、2022年春に新幹線などの指定席特急料金の変動幅を拡大する方針を示したが、金子氏は「(変動制を)進めたいが、成案を固めているところだ。各社が同じ時期に同じ内容でやるというわけではなく、我々も来春から始めるというものではない」と話した。
【関連記事】JR東日本、特急料金の変動幅拡大 来春に新幹線など
通常、東海道新幹線は1日あたり370~380本走っているが、繁忙期にあたる8月のお盆時期や年末年始は50本程度増える。繁忙期は料金を割高に設定し、閑散期との価格差をつけることで、繁忙期の混雑緩和につなげる狙い。
繁忙期に集中する利用を分散させれば、乗客は快適に移動ができ、人員配置や車両数を効率化することもできる。新しい料金体系の狙いは利用の平準化で、総収入を変えない形で導入したい考えだ。
新型コロナウイルスの影響で今期の東海道新幹線の利用者数は、19年3月期比65%減の水準で低調に推移している。JR西日本が1日、公募増資などで最大2786億円を調達すると発表したが、金子氏は8日の記者会見で「(JR東海が)資本増強する考えはない」と話した。
JR東日本、特急料金の変動幅拡大 来春に新幹線など: 日本経済新聞
2021年9月7日 20:10 (2021年9月7日 21:27更新)
JR東日本は7日、来春に新幹線などの指定席特急料金を繁忙期に引き上げる方針を明らかにした。一方で閑散期に割引する額も増やし変動幅を拡大する。JR各社とも協議を進めている。混雑のピーク緩和につなげることで車両整備のコスト削減などを図る狙いだ。
同日開いた定例社長会見で深沢祐二社長は「指定席の特急料金は(国土交通省への)届け出制なので、JR各社で合意することで来春には実施したい」と述べた。
これまで新幹線の指定席特急料金は通常期に比べ、夏休み期間や年末といった繁忙期は200円増し、6月や9月といった閑散期は200円引きとしてきた。1980年代からシーズン別の指定席特急料金を導入しているが、来春以降は、この変動幅をさらに拡大する見込みだ。価格設定の詳細や、対象となる路線、開始時期などについて、JR各社と協議している。
繁忙期はより料金を割高にして、通常期や閑散期との価格差を広げることで、観光目的の利用を繁忙期からシフトさせることができると見込む。繁忙期の混雑緩和につなげることができれば、用意する車両や人員を減らすことができ、整備や運用のコスト低減につながると見込む。
新型コロナウイルスの影響で鉄道利用が落ち込み、今後もコロナ前水準には戻らないと予測する鉄道会社が多い。収益を補おうと、鉄道運賃などの見直しが進んでおり、西日本鉄道も2021年3月に一部区間の運賃で最大40円の値上げを実施したほか、東急は23年度までに初乗り運賃を値上げする方針。JR九州も22年4月から在来線特急の特急料金を値上げする。
JR東は21年3月期に民営化以降初めての連結最終赤字を計上し、22年3月期は黒字転換を見込むものの今年8月の鉄道営業収入もコロナ前の19年同月比で約5割と厳しい状態が続く。同社は国交省の認可が必要な通勤定期でも、変動制運賃の導入も検討している。「コロナ下で混雑を回避することも重要になっておりできるだけ早く導入したい」(深沢社長)とする。通勤のピークを減らせればコスト削減が期待でき、収益改善につながる見込みだ。
東京商工会議所は5~6月に企業を対象に通勤などに関する調査を実施した。同調査によると、オフピークに利用する定期券価格を通常より10%下げ、10~20%程度の利用がオフピーク時間帯にずれると仮定すると、通常定期券の価格が1~2.5%程度上昇すると運賃収入を同程度に維持できるとの試算になった。
JR東は総収入を変えない形での変動制料金の制度設計をしたい考え。深沢社長は「通常の定期券は広く薄く負担をお願いしたい。価格差や負担の増加については我々もリサーチをしている」という。ピーク時に必要な車両数や人員配置も減りコスト削減となるため収益性の改善につなげる狙いだ。
新幹線指定席料金 シーズンごとに変動へ新制度検討|NHK 関西のニュース
09月08日 06時46分
夏休みなどに集中する新幹線の混雑を緩和するため、JR西日本やJR東日本などは、新幹線の指定席の料金をシーズンごとに今よりも大きく変動させる新たな制度を来年春にも導入する方向で検討していることが分かりました。
新幹線の指定席の特急料金について、JR各社では現在、通常の料金より、繁忙期は200円高く、閑散期は200円安くする料金設定をしています。
ただ、新型コロナウイルスの感染拡大前は、新幹線の利用者が夏休みや年末年始などの繁忙期に集中していて、どのように混雑を緩和するかが課題となっていました。
これについて、JR東日本の深澤祐二社長は、7日の定例会見で、新幹線の指定席の料金をシーズンごとに今よりも大きく変動させる新たな制度を来年の春にも導入する方向で検討していることを明らかにしました。
新幹線の指定席の特急料金をシーズンごとに変動させる仕組みについては、JR西日本も導入を検討しているということです。
導入された場合は、繁忙期は今までより値上がりする一方、閑散期は割安となり、JR西日本を含めた各社がどの程度の幅で料金を変動させるのかが注目されます。
もう何年も前なので忘れたが
安い時で片道18,000円ぐらいだったが、そのうち片道22,000円ぐらいになった。
当日購入なら35,000円ぐらいだったはず。
岩国路線は、広島路線のような競合他社が居ないので
特割・早割りのような制度がいつの間にか無くなって、2割も値上がりした。
年末年始・夏期に加え、父母の入院等での毎週末のオプショナルツアーもあって
かなりの支出増加となった。
毎週帰郷していた時は、私の顔を憶えた客室乗務員もいた。
(顔は知らんけど利用状況のデータを見たのかもしれない)
新幹線も2割ぐらい変動するのかな。
金持ちは、金銭的にいつでも乗れるので何ともないだろうが。
貧乏人には、少なくない痛みを伴う。
ビフォーコロナは、盆暮れに「皆が一斉に休む」民族大移動が主流で
いきおい道路も、鉄道も、空路も、ドコモかしこも大混雑。
(プロジェクトに関わる多くの人が休むので心置きなく休める利点はある)
(業務が動いているのに自分だけ休むのも心許ない)
(休暇中に携帯電話が鳴ることも時にはあった)
コロナ禍で、企業の働き方も変わりつつあるようなので
アフターコロナは「皆が一斉に休む」といういにしえの風習から
「それぞれが休みたい時に休める」社会となるといいね。
貧乏人は―と愚痴ると「嫌なら乗るな」と罵る馬鹿が必ず登場する。
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