不惑で上京

★不惑で上京

リストラ解雇された後に、東京で再就職したブラック企業を退社した後に、実家に戻らされた田舎者の独り言。

映画「『宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち』後章-STASHA-」観た。ヤマトファンもそうでもない人も観た方がいい。 

 

前章の感想。

fuwakudejokyo.hatenablog.com

『前章』から4か月も経過したのに、自分の人生、全然先に進めてない。

 

 

『宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち』後章-STASHA- 好評上映中!(公式)

『宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち』後章 ‐STASHA-(松竹)

広島バルト11

宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち - Wikipedia

 

「まん防」が解除されないと決まって、円盤を買った。

映画館で本編を見ずに円盤を入手したのは人生初...ではないな。

 

実家や同居人に振り回されない生活の人は、ぜひ劇場で堪能して欲しい。

 

小さいノートパソコンの画面に、ショボいWEB面接用ヘッドセットだと魅力半減。

映画への支出は劇場の音響(スターシャの麗しい声)にお金を出すようなもの。

それでも再生ボタンを押せば、それなりに没入できる97分間。

 

 

イスカンダルガミラス・地球の関係を再構築した『2205』

ヤマトファンは観た方がいい!と思った。

原作(旧作)は原作として、リメイクはリメイクとして、楽しんでいる。

過去に囚われているのは、もったいない。

 

本作は、前後半2部構成の後半「後章」、しっかり物語が着地した。

後の『3199』につながる匂わせがあるにせよ、ね。

情報過多で消化できてないが、無職の暇人なのでBGVとして

ブルーレイディスクの溝がすり減って見えなくなるまで回転させておく。

 

 

自分の感想はまだまとまっていないので、正しい感想は下記サイトでどうそ。

順不同敬称略。ネタバレ注意。

ymtetcのブログ

我が家の地球防衛艦隊

島の航海日誌

れみるちょりのようつべちゃんねる - YouTube

FGT 2199 - YouTube

島(178cm) - YouTube

Japan Sci-Fi 【SF解説・創作】 - YouTube

 

それではいってみよう。

 

一応、ネタバレ注意。

 

例によって「主要な登場キャラクター」を頼りに、ダラダラと覚えている範囲で。

『宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち』後章-STASHA- 好評上映中!

 

(登場人物の濃淡があるので各話毎の方が感想は書き易いね)

 

宇宙戦艦ヤマト

 

古代 進(CV:小野大輔

主役だけど、脇役その1っぽい感じ。

雪の「全員で背負う」で叱られた時に背後の壁を見上げてた。

 

デスラーに「お前は何しに来た」と怒られてもなお、自分の判断を変えない。

大人を演じるとはいえ、イスカンダルに向かったので、大人/子供ではなく

「誰のため」「何のため」で最初はクルーや避難船団のために

あと「地家主もああ言ってるし」と引き下がった形をとったと思った。

 

スターシャに呼び出された時、コスモゼロとデスラー機の着陸脚のギミックに

制作スタジオの拘りが見えたし、ゼロの下部垂直尾翼が折り畳まれたの初めて見た。

 

スターシャがエレメントを渡さないとした後に、少しは会話があったのだろうね。

姉さんが自爆すると知ってか、雪にだけ「どうしたらいいか分からない」と嗚咽。

 

8話冒頭の波動砲口のシャッター目線の構図・レイアウトを考えた人、天才だろ。

結局、2射目は土門君の何度目か忘れる反乱で発射されなかったけど。

(やや安堵した古代君の表情がまたね...)

 

7話・8話は泣くね。兄貴の嫁をお迎えに行く。

字幕が「姉さん!」ではなく「義姉さん!」という(正解だけど)真面目か!

古代艦長が土門君の作戦とはいえ、38期を連れて行ったのは

2つの大戦を経た地球人のイスカンダルに対する恩義を見せたかったのかな?

 

スターシャをデスラーの元に連れて行く優しさよ。

土門君に、消えると分かっててなぜ会わせたと問われたが、最善だったのだろうな。

でも、愛する人が目の前で消えるのを見せる選択・判断って、俺にはできんわ。

余りにも不憫。勇気が無い。

 

 


島 大介(CV:鈴村健一

島が古代君に敬語を使うのが当たり前だけど新鮮。

しかし、スターシャを無理にでも連れて来なかった1回目の時はしっかりと怒った。

古代君と異なり、地球で生きている母と弟(家族・きょうだい)がいるからかな。

6話終盤、デスラーからの「作戦会議しようぜ」を「あれで謝っている」と翻訳する。

 

避難船団の救助作戦の時に、艦隊どうしが平行に並んで左右方向に砲撃するの

『2199』冒頭の「メ号作戦(冥王星海戦)」でも思ったが

横っ腹を見せるようでなんかイヤだなと思ったが、『2199』の小説版で

敵が縦方向にいると搭載艦砲の半分しか使えないが、横方向にいると全部使える

のような火力の妥当性を説明していたと思う。

 

スターシャとユリーシャの救出作戦を古代艦長に代わって、森艦長と真田艦長に伝達。

副長としての大事な役目。

雪は準備当事者なので慌ただしかったが、真田さん少し嬉しそうだった?

 


北野哲也(CV:木島隆一

5話冒頭の殴り込みで実戦に目を伏せた土門君に対して叱咤したのカッコよかった。

波動砲を撃てたが、南部君より緊迫した場面でも緊張してなかった。

伊達に『2199』『2202』で生き残った訳ではない歴戦の勇士。

主砲のビームも、波動砲のエフェクトも、過去作と異なりゴン太らしい。

 

 

山崎奨(CV:土田 大)

波動砲1射目で艦体を守るため再起動用のエネルギーで波動防壁の展開を進言した。

結果的に危機に陥るが、しなかったら射撃前に撃沈されていたかもね。

幾ら重力のゆらぎでデーダー艦隊の砲撃が当たらなかったとはいえ

土門君の意見具申が無ければ、思い付かなかったかも。機転を利かせた感じ。

(本人は砲撃後の隕石流を懸念してか、古代君の判断に納得してないようだけど)

 


新見 薫(CV:久川 綾)

重力がランダムという西条さんの報告を、ゴルバからではないのかと確認するの

さすが技術屋ナンバー2だなと思ったが、それはそれとして

ヤーブ技官が地球人のために働いたことを、技術交流するクルーの前で紹介するなど

何らか救済の場面は欲しかった。

 


仁科春夫(CV:三宅健太

古代艦長の「挨拶」を翻訳すると、こうなるw

3連射で正確にグレートプレアデスの同じ場所に着弾させ、あの装甲を撃ち破る。

リメイクシリーズではぽっと出だが、優れた技量があることを端的に伺わせる演出。

確かにショックカノンのビームの描画が太くて直進して、3本が螺旋を切ってない。

そもそも訓練航海を兼ねた表敬訪問だったので、仕様変更したのかな。

 


西条未来(CV:森谷里美

艦橋内の場面では常に会話に参加するなど沢山活躍して嬉しい(キモいぞ)。

西条さんが出る=だいたいヤバいなので、緊張した声が続いて大変そう。

北野君が羨ましい(キモいぞ)。

 


星名透(CV:高城元気

土門がいい子になったので出番なし。

 


平田 一(CV:伊勢文秀)

休戦というかデザリアムがイスカンダルの向こう側に行ってくれた時は

土門君を「戦闘食」を配る本来の仕事に戻すんだね。

雪が叱った「全員で背負う」の意味を問われ「おっ」という表情が良かった。

古代艦長の悩みの種を拾った甲斐があった陰の功労者。

 


榎本 勇(CV:津田健次郎

あれ?

 


佐渡酒造(CV:千葉 繁)

ラストでサーシャを面倒見ていたが産婦人科の心得もあるのかな。

旧作と異なり女性乗組員も多いので、一通りの保育ぐらいはできるのかもね。

スターシャはデータ≒立体映像なので飲食は不要なのだろうが

サーシャは実像なので食事は苦労したと思う。OMCS下ろしたそうだし。

 


若狭祥司(CV:手塚ヒロミチ

スターシャ救出作戦に随伴しなかったの腑に落ちなかったが

メコン担当と艦内では重責なので、太助にお鉢が回ったのかな。

同期のほうが土門君も気兼ねなく指揮できる。

 


山本 玲(CV:田中理恵

坂本「落ち着きねえなあ」山本「お前が言うな」こういうの好き。

メルダとキャノピー越しに目線で会話。こういうのも好き。

芋虫型戦闘機の機動も人間離れしていたが、山本の操縦も人間離れしてた。

 


沢村 翔(CV:近木裕哉

6話の避難船団救出作戦で奇襲した戦闘機隊は瞬間物質移送機でのワープか。

ガミラスと共闘して敵を叩くの『星巡る方舟』のメルヒのこと思い出したかな?

桐生とはその後、どうなってるのだろう。『3199』で少しは展開して欲しい。

 


ヤーブ・スケルジ/薮 助治(CV:チョー)

主役の一人。が正解でではないのか。

UX-01艦内でフラーケンに励まされた時は「ヤマトに戻ります」と言ってたが

最後は、ガミラス軍のザルツ人として、ガミラスに、家族のもとに、戻った。

フラグへし折ってよかった。

生存者リストに名前が無い場面も、フラグと思って最後までハラハラした。

 

6話の殴り込みで、山崎機関長の指示を受け、機関室で太助に指示を出していた。

ガミラス軍の制服(ヤーブ技官)のままでも何も違和感ない姿に

なに馴染んでるんだよwwwと笑い泣きした。

 

8話の見せ場・スターシャ救出作戦は輝いていた。

異動先・転職先でも、次元潜航艦やコスモハウンドなど、様々な道具を使いこなし

自分の技能や経験を使って上手に立ち振る舞え!という

パンフレットにもあったが、制作サイドから現代人への激励。

 

サーシャの場面で自分の家族を思い出して、ガッカリして、再会。

どん底の次には、もっと素晴らしいことが」ほんま救われる映画。

私の人生も救われたい。今は前章の気分。わら。

 

 

土門竜介(CV:畠中 祐)

主役の一人。

フラーケンには「無論だ」と同意を得たが、最初の作戦会議でスターシャたちも

救出したいと口にしていたように、38期生世代にも恩人に思う所あるのかな。

古代の戦い方(の変化)を知ろうとよく見てるの、同期会の会話で分からせる仕掛け。

『全員で背負う』を確認して、2度目の波動砲発射を阻止する動機付け。

 

ゴルバの砲撃を阻止するため、波動防壁・ゲシュタムウォールを持つ3艦で

盾となる提案は、防壁弾や波動砲などの砲撃に拘らない、新人ならではの発想かもね。

ガミラスも全員でやれよ」から「イスカンダルも全員を救う」に繋がったのかな。

 

8話冒頭の、波動砲発射阻止から38期生を集めて奔走する表情が、いい!

怒ってなくて、諦めてなくて、付き物が落ちた感じで、やってやる!というね。

スターシャ救助作戦の立案、どの段階でしていたのだろう。

古代艦長が即座に許すほどの緻密な計画。唯一の誤算は艦長の帯同か。

 

初対面の恩人に、デスラーも離脱できないので同行しろと物怖じせず説得する度胸。

サンクテルを墓場(生の終わり?)と形容したの、多少の挑発意識もあったのかな。

ユリーシャの脱出の決意にもつながったかもしれない。

 

亜空間での戦闘指揮(逃げる!)を任された。

古代君の増速指示で、太助が浮力を失うのを恐れていたが、分離したら軽くなると

船長として重ねて指示を出していた。亜空間も質量的なもの関係するみたい。

作戦が成功して古代艦長から労う「d」

 

愛する人の最期を見届けて人は救われる」と泣く古代君(とデスラー)を見て

微笑んで死んで行った父を思い出して、土門君も救われたかな。

古代君は父母は遊星爆弾、兄は立体映像と、家族の最期を見ていないからね。

俺は誰の最期を見るものイヤだな。一人がいいよ。

 


徳川太助(CV:岡本信彦

薮兄さんの指示を的確に操作する有能な機関科員として成長していた。

スターシャ救助で土門君が指名して、試作品を新人に任せて大丈夫か?と思ったが

まるで長年同じ釜の飯を食ってたかのように、薮と息の合った連携を見せていた。

こういうの好き(笑)

 


板東平次(CV:羽多野 渉)

中盤の医務室での休憩シーン以外は出番が少なかったが

スターシャ救出作戦で、船体の分離(分身)を担当する技術者として乗船。

試作品のトラブル(鍵が壊れた感じ)も雷電と対処して逃げ切った。

亜空間に吸い出されたと思ってちょっとハラハラした。

エンディングでは船体の補修を(榎本さんたち甲板員に協力)していた。

 


京塚みやこ(CV:村中 知)

わずか数秒だったが「みやりゅー」場面あったね。島(178cm)さん喜んだかな。

土門君が「絶対に連れて来る」と古代艦長の行動理論を思ってたのに

手ぶらで帰って来たら、そりゃまあ怒るよな。島もだけど。

 

スターシャ救出作戦で土門君が新人衛生士ながら乗船させたのは

作戦行動中の負傷や、民間人を軍の試作品で移送する事故などに備えていたのかな。

亜空間で逃げ回っている時、ずっとユリーシャとカプセルを支えていた。

 

スターシャが自爆スイッチを押すと分かった時の険しい表情が、これがいい。

そして、ユリーシャからサーシャを託された、信頼された地球人。

実はあの赤ん坊を「サーシャ」と呼びかけた最初の人類。

 


坂本 茂(CV:伊東健人

口は軽いが腕は確かで生き残った。ありがとう福井脚本。

デザリアムの芋虫型戦闘機の挙動を「落ち着きが無い」と形容するの面白い。

確かに劇場で見てた人は全員「お前だよ!」と突っ込めるポイント(笑)

 

瞬間物質移送機で「敵艦の中に運んでくれたら」は視聴者も同意のボヤき(笑)

沢村君曰く「そんなに便利じゃない」らしい。過渡期の技術だね。

この仕掛けを見て土門君は、分離+置き土産を思い付いたのかな。

 

スターシャ救助作戦で操縦を担ったのは、本職の天才的な腕を買ったのだろうね。

古代君の指示を的確に実行して、デザリアムのウツボから逃げ通した。

 


栗 哲夫(CV:前田弘喜)

???

 

市川純(CV:声 - 藤田咲

何度も映っていたが声無し。そりゃないよー。

 

 

■補給母艦アスカ■

森 雪(CV:桑島法子

前髪がいい芝居をしている。

福井さんだったかな「彼氏力」と形容していた。

 

1回目の波動砲発射作戦で古代艦長の「すべての責任は俺が取る」を見て

「こいつダメだ」っぽい表情してて少しクスッとした。

 

ヤマト上空後部にアスカを付けて波動防壁でヤマトを守った時の

「全員で背負う」「思い上がるな古代進」と

見えないのに床下のヤマトに向かって怒ってたのが良かった。

「全員で背負う」は『2202』のキーワードなので、土門君はポカンだった。

 

あと、ユリーシャが通信で映った時に、腰を浮かして驚いた芝居演出が良かった。

2199年の旅以来の「もう一人の私」だものね。

最後に消える時に同席して欲しかったが、任務ゆえそれも叶わず。


オーコメで、法子さんが言ってたが、本作の雪は寡黙だった。

ユリーシャのほうがセリフが多かったそうな。確かに。

イスカンダルが舞台なので、画面に出る時間も多かったかもね。

「宇宙規模のそっくりさん」もしかしてムーンレイス?

 


南部康雄(CV:赤羽根健治

殴り込みから避難船団の護衛の時に、波動共鳴の出力限界を気にしていたが

森艦長の「ヤマトとヒュウガが守ってくれます」を引き出した。

ユリーシャの砲撃指示を即座に反映して、波動防壁弾を的確な位置に打ち込んだ。

船団の攻守でいえば守備側だが、相変わらずの凄腕の砲術手。

まだ独身なんだね。軍人なので次期社長を受け入れ身を固めるとはいかないのか。

「波動防壁弾」は後の『復活篇』の「バリアミサイル」に繋がるらしい。

 


桐生美影(CV:中村繪里子

周囲の状況を森館長に随時報告していた語り部的に出演。

もっと出番をくれ。

8話のラストでガミラスの避難民をまとめていたのは、一時的に収容したのかな。

別の船に移送するようだったし。

公式は、北野と西条さんは言及しているが、沢村君と桐生はないので

制作陣は『星巡る方舟』のヒロインとしての地位を気にしてくれよと思ってる。

『2202』で登場人物の整理の都合上、W星名、桐生、山崎さんを乗せなかったのは

「銀河」建造要因として転職した話があるとはいえ、今でも納得していない。

 


永倉志織(CV:雨谷和砂)

避難船団の救助場面ぐらいで活躍が乏しかったのは残念だが、生き残ってよかった。

最後に(破損した機動甲冑を前にして)雷電を絞ってたw

『2202』の機動戦士はアーマードトルーパーのような姿・大きさったが

本作はパワードスーツ、アーモレーターのようだね。

 


キャロライン雷電CV:森永千才

冒頭のタペストリーのナレーション、森永さん?

最初の奇襲で救助に行った避難船団のガミラスの子供たちと抱擁していた。

地球にガミラス人がいるのが当たり前の世の中は長くないが(2200年の終戦以降)

キャラクターとして立っているだけど、元々優しい人っぽい。

 

古代艦長に「キャロライン」と呼ばれ火事場の馬鹿力を発揮。

佐渡先生が医療室での同期会を見てて、古代君に耳打ちしたのだろうな(笑)

コスモハウンドはアスカに積んでいたのもあるが

土門君がスターシャ救出作戦へ起用したのは、分離が自動化できていないので

「押す」動力として機動戦士機動甲冑のパワーを欲したのかな。

機械+腕力(笑)で分離した時に、亜空間に放り出されたと思った。

福井脚本ありがとう。

 

 

■戦闘空母ヒュウガ■

真田志郎CV:大塚芳忠

冒頭「天文規模のビリヤード」ガミラスにもビリヤード文化あるのかな?

6話で言ってた「ガルマリウム星のあるボルゾン恒星系」の用語は

むらかわみちお先生の『2199』コミカライズ版、ビーメラ4の蜂っぽい王族が

”ボルゾン”だったよね。(用語のご先祖は原作の”石津嵐版”小説らしい)

 

5話の最後に、デスラー砲と連携してヒュウガも波動砲をさり気なく撃ってた。

破壊された惑星の破片は見事に葬られた、凄い計算精度と両軍の連動機能。

 

8話の山場・スターシャ救出作戦は、デザリアムに盗聴されるのを見越して

あえて「デスラー総統救出作戦」として意識を艦隊に向けさせたのかな。

そして捕獲されるのを見越してコスモハウンドに波動掘削弾を仕込む策士。

(パンフレットによると搭載したのは土門君らしい)

 

波動掘削弾は『2202』のテレザートで使った時かなり大きかったが

最後にキーマンが斉藤と特攻した時はツヴァルケで抱えられるほど小型化された。

コスモハウンドは大きめの船体とはいえ、本作では更に小さくなったのかな。

後の『永遠に』に出て来る「波動カートリッジ弾」への布石らしい。

 


太田健二郎(CV:千葉優輝)

1回目の波動砲攻撃で、南部が「波動砲発射体制では波動防壁が使えない」からの

「射線から迂回が必要」と説明していて、緊迫感のあるシーンとなった。

後半、ゴルバのベータ砲からサンクテルを守る時に、島と並んで正確に操艦してた。

伊達に『2199』第26話(最終話)で、島に代わり舵を握っていた訳ではない

優秀さを見られてちょっと嬉しかった。

 


相原義一(CV:國分和人

群像劇で登場は少ないが、ユリーシャの砲撃指示を即座に図化して共有する有能さ。

 

 

坂巻浪郎(CV:近藤 隆)

最初の波動砲発射前に、アスカの南部君と連携して正確に波動掘削弾を着弾させた。

プロフィールを裏打ちする凄腕の戦術長というのに説得力がある。

しかしユリーシャ、地球防衛軍への座標の指示をどこで覚えたのだろう。

 

 

星名百合亜(CV:内田 彩)

5話のゴルバがイスカンダルに砲撃する前に艦橋で通信している顔は見えた。

でも喋ってないよね・・・。夫婦善哉いや夫婦漫才してくれよ。

 

 

アナライザーズ AU-19(CV:チョー)

慣性制御のある床から転げ落ちそうなドジっ子ちゃん。

 

 

篠原弘樹(CV:平川大輔

新型機コスモパイソンでの「ショートジャブ」の動きが良かった。

マクロスの監督だからか、最初の奇襲、避難船団とデスラー救出作戦の3回かな

動き回る空中戦(空宙戦?)の描写が既存作品よりも、より一層よく動いて見えた。

 

哨戒任務中かな、次元潜航艦につきまとう気持ち悪いヘビ状の影を見つけたが

あと少し早く発見して連絡できたらハイニは死なずに済んだかな。

死線を搔い潜ってきた篠原すら予想できない敵の機能に、さすがに無理か。

 

 

ガミラス星

アベルト・デスラーCV:山寺宏一

5話のラストで岩石流からヤマトたちをデスラー砲で救って「間に合った」は

『完結編』のオマージュなのかな。

 

6話の冒頭、古代君が停戦交渉している最中、再びデスラー砲をぶっ放すwww

不意討ちだし、必殺技なのにエネルギーチャージが速いし、2度驚いた。

この時の衝撃波のゆらめきで、7話の位相変換装甲を見抜いたのかな?

 

デウスーラ3世の艦内での作戦会議にお招き。

古代君と雪がデスラー艦に入るのは、船は異なるが2回目。

島副長たちの作戦も想定内だったようだが、真田さんの提案には頬を緩めた。

『2202』での移送作戦は見てないものね。

 

メルダ「スターシャに呼びかけてくれ」→古代君「約束破ったからダメと思う」→

デスラー「お前、何しに来た?」とお怒りのセリフの橋渡し、良かった。

ランハルトが未来を託した男の覚悟の小ささ、買い被っていたという自嘲の演技

(声・目線)が良かった。

スターシャが全然自分のこと気にしてないの分かっててもなお救いたいと

若干、我を見失ってそうな感じが人間臭い。

そらタランさんも心配するよね。

 

そうそう、「テロン」と言わなくなった。ある種の蔑称だったそうだし。

本当に地球側を信頼して感謝してるのだろうし、軍事同盟もあるだろうが

桐生がそう翻訳してるのかもしれない。

(でも古代艦長に呆れて小馬鹿にしたのは筒抜け)

 

7話でエーリク大公を通じ「青い血の秘密」を言われ、お怒り。

奴隷だったと分かってもなお、スターシャに銃を構えただけで撃たない。

愛する人に騙された半生を思って逡巡したのかな。

スターシャの「大人になりなさい」って、DNAレベルで主従関係があるので

大人になっても解決しないが、これ、どういう意図なんだろ?

 

「マインドコントロール」って久々に聞いた。

日本でこの用語が広く普及したのはオウム真理教の一連の事件かな。

奴隷扱いされても国民に誇りを持っているデスラーさん。

 

デスラー砲発射からの特攻で「古代!私ごと撃て!」こう来たか!

この一連、多少の言い回しの違いはあるが、ほぼ旧作の完コピだよね。

 

8話で驚いたのは、総統の座乗艦なのに自沈装置があること。

自爆といえば『新機動戦記ガンダムW』の「死ぬほど痛いぞ」だもの。

波動砲に撃たれる間際の、やや満足げでやややり残したような柔らかい表情と

撃たれなくて、古代君に「犬死にさせる気か!」と激おこしてる表情が、いい!

(旧作は、この場面で「やめてー!」だったね)

 

最後の最期に、幼少期に謁見した時にようにスターシャに頬を触ってもらえた。

立体映像(?)だけど対面で再会できてよかった。

デスラーの片思い辛いわー、好きだわデスラー

 

1秒でもいいから抱かせてやれよ!と思ったが、そこが福井脚本なのかな。

でもしかし、旧作は、離れた宇宙からただ星の爆発を見ただけなので

本作でほんのひとときでも触れ合えさせた流れは、いいね!

 

最後は甲板に1人で立っていた。ずっと負傷していたが元気になったのかな。

宇宙服なし、宇宙なのに風が吹きマントがはためく。

『2202』のランハルトとの別れの挨拶を思わせる伝統的なヤマト世界の様式美。

 

「手放すな」は『3199』へのフラグらしい。

ちゃんとお礼を言えるし、物事を頼むこともできる。

古代君と雪がいい仲なのいつ知ったのかな?

『2199』でデウスーラ艦橋内での表情や『2202』の惑星シュトラバーゼで

異次元に落ちた100式でのイチャイチャ会話を見てたっけ?

 

 

ガデル・タラン(CV:中村浩太郎)

7話の最後に、イスカンダルが降伏した形で一度は避難船団と共に立ち去ろうとしたが

一矢報いたいと反転したデスラーを「おやりなさい」と全面的に支持。

デスラー砲+特攻の2段構えの攻撃を支えた副官。

2199年から2205年まで、ガトランティス戦役を挟んでずっと一緒だったので

イスカンダルデスラー家の歴代の関係なども話をしていたのかな。

「なればこそ!」の人が、犬死にさせる筈はないので

1射目に位相変換装甲の弱点(変換が間に合わないと弱い)を見抜いていたと思う。

でもあの多脚戦車は想定外だったかな。

 

 

フォムト・バーガー(CV:諏訪部順一

ようこそヤマトへ。

古代艦長と握手した後の古代君の素っ気なさに戸惑ってた。

『2202』ではロクに会話をしていないし、立場の温度差もあるかもね。

真田艦長に「スターシャの言う真実」「ガミラス兵の恐れ」について

珍しく泣き言を通信していた。DNAレベルでの畏怖の情報か。

何度も作戦会議をしていたこともあり、そういう会話ができる間になったのかな。

『2202』を経た強固な軍事同盟とはいえ、コンピューター人間でも相互理解の関係。

 

 

ヴォルフ・フラーケン(CV:高瀬右光

「またの再開を」で、ようこそヤマトへ。

原作『ヤマトIII』ではヤマトを捕獲したのを思うと感慨深かった。

ヤーブ技官がテロン人(地球人)というの絶対知ってるよね。いい上司だな。

 

イスカンダルに取り残された避難船団を、次元潜航艦4隻で囲んで宇宙まで運ぶの

『2202』でヤマトを彗星都市の中枢まで運んだ時の応用だよね。

もっと船団が密集していたら、もっと多く運べたのだろうか。

海水どこ行った?

ハイニの追悼場面が良かったし、ハイニほどではなく言葉少なくとも

ヤーブを励ましていて、ザルツ人でもクルーは大切にするいい人。

 

ドメルは「宇宙の狼」だし、フラーケンは「猟犬」と渾名されるように

アケーリアス文明はガミラスにも、地球と類似の哺乳類の種を蒔いたのかな。

 

 

ゴル・ハイニ(CV:佐藤せつじ

福井脚本さぁ・・・。

ホント、そういうとこだぞ。

ヤマトでの作戦会議で「人が住んでいないので神もスターシャも許してくれる」と

場の空気を読んで(?)波動砲での惑星破壊作戦の背中を押した。

粗暴キャラだが、生死不明の家族を気にするヤーブを気遣う優しさがある。

百戦錬磨のUX-02クルーも最後は、ゾッとする断末魔なんだね。合掌。

 

 

メルダ・ディッツ(CV:伊藤 静)

波動砲でガルマリオを破壊する作戦を伝えた役目、なんか貧乏くじだな。怒られそう。

6話のデスラー艦内での会議の最後に、古代君にスターシャの説得を要請してたが

メルダはスターシャと守との愛ある///関係を知ってたのね。

それぐらい、恋バナ・女子会するのかな。

ヒアデス級の装甲が厚いと分かり、艦橋を重点的に狙撃してたの凄いなと思った。

 

最後は、イスカンダルが自爆すると知っての号泣なのかな。

2199年後半から2205年まで側近として仕えていたので

デスラーとはまた違った形で、イスカンダルへの思い入れもあるだろうね。

 

 

レドフ・ヒス(CV:秋元羊介

福井脚本なぁ・・・。

 

 

ヒルデ・シュルツ(CV:三浦綾乃

声きれい。心もきれい。

6話で、献身的に生き残った国民・同胞のために働いてたのは

ジェイさんも指摘されていたが、義父・ヒス首相の分け隔てない教育の賜物。

バーレンに「私には父が二人いる」と、ヒスさんへの謝意を伝えていた所をみると

二等ガミラス人から名誉ガミラス人となっても、それなりに大変だったのかな。

もともと、デスラー体制でも融和政策寄りだったよね。

感情的に怒ったけど、脱出作戦ではランプを持って避難船を誘導していた。

 

 

ヴァンス・バーレン(CV:ふくまつ進紗

ガミラスが滅びそうなのは、ザルツなどを滅ぼした「報い」という表現いいね。

ヒルデに悪態をついていた人も(元軍人か民間人か分からないが)

青い肌を持つ民族としての、他国を侵略した繁栄に自責の念があったのかな。

波動掘削弾+防壁弾での衝撃で、さり気なくヒルデを支えていたので

バーガーやヒス首相のように、女・子供には一等も二等も関係ないのかもね。

退役軍人に解読できる暗号ってのはどうなんだと思ったが。

 

 

バルナ・スケルジ(CV:園崎未恵

オッド・スケルジ(CV:村中 知)

リーザ・スケルジ(CV:森永千才

レーザ・スケルジ(CV:中村繪里子

生きててよかった。ありがとう福井脚本(私の手首は柔らかい)。

オーコメの妄想トーク(笑)で知ったが、未亡人のこと「後家さん」と言うのね。

やたら具体的なアイデアが出てたが『3199』では、ヤーブがバルナさんと知り合って

公式がいう父となる「ドラマ」を1話丸々使って見せる、匂わせだったり。

20数話あるなら1話使って異文化コミュニケーションを見せてくれ。

 

前のご主人が、フラーケンの部下だったのは面白い妄想(笑)

二等ガミラスのザルツ人が、ガミラス本星で食堂など営業できないだろうし

惑星ザルツも今はもう無いそうなので、ザルツの代わりの入植地となる星が

たまたま次元潜航艦の寄港先で、そこに家と店を構えていて

フラーケンたちが旦那の戦死の報告に訪れ、次は新しいクルー紹介で来店するなど

何度かクルー内の飲みにケーション死語のために店に通う中で

ふくよかつながり大人どうしは上手いこと(三回忌も済んで?など)話が転んで

リーザとレーザは亡き父を思い出して懐くが、オッドとは難しい「ドラマ」があって

『2205』の「居場所」になつがるの、悪い流れではないと思ったオレも酷い妄想(笑)

これ24分ぐらいで収まるか?

 

 

クラウス・キーマン(ランハルト・デスラー)(CV:神谷浩史

デスラーと古代君が「共通に信頼できる人」として、エレメントが作りだした幻影。

スターシャに変わり「青い血の秘密」の語り部の役目。

 

スターシャもユリーシャも、キーマンとは会っていないと思うが

立体映像化するデータは、デスラーと古代君から、あの場で吸い出したのかな。

『2202』以前に、ガミラスの軍人としてイスカンダルに行ってるのかな?

そうでないと、儀式=データ化=エナジーボールしてないよね。

 

古代君には、同盟国の駐在武官で戦友にして仲間でヤマトを救った人なので

信頼できる人かもしれないが

デスラーには、母の精神を奪った亡き兄貴の子・甥っ子「ランハルト」であり

ガトランティスと刺し違えてまで守り抜いた血縁のためにも

自らの身を顧みず、意固地にまで移住先を探す、生きる原動力となっている

信頼どころか、ある種の「呪縛」だよね。

 

 


イスカンダル星

スターシャ・イスカンダルCV:井上喜久子

『2199』での「あまねく星々の知的生命体の救済」の簡潔なセリフを

ここまで風呂敷を広げて綺麗に折り畳んだ設定、正直「すごい」と思った。

 

イスカンダルは古代アケーリアス文明が作りし「長男」らしい。

17歳かな?

この「きょうだい」があるので、最終盤で古代君の「義姉さん」が効いた。

 

ゴルバが、避難船団+波動防壁3艦へ砲撃する直前の「やめて!」は

旧作準拠の絶叫ではなく、思い詰めた末の慟哭のような渋さ。

機動戦士ガンダムZZ』のハマーン様のようなホロスコープがある。

 

〽ラン、ランララ、ランランラン

王蟲ナウシカに「つかの間の夢」を見せる時は、黄色い触手が舞っていた。

古代君を素っ裸にするファンサービスwww

 

テレサに言及するの最初よく分からなかったが

肉体を必要としない精神世界に生きている『2202』の設定を拾って

イスカンダルは知識の貯蔵庫(データセンター)なので、その超科学が欲しくて

デザリアム人は、いずこからかやって来た、とした『2205』凄いな。

 

奴隷が欲しくてガルマン星から人民の拉致したイスカンダル、まるで北$%。

 

ホタルが飛んでるようなサンクテル、ロングヘアがフワッとしててよかった。

 

「過去の幸福に明け暮れて外界への興味を失った」って俺イスカンダル人だ。

ここで「生きることは変化し続けること」が活きる訳か。

私も早く変化したい。

スターシャが自身を「自己救済」と言っていたが、まだ理解できてない。

 

劇伴歌唱「別離」いいね。

「別れは辛いが、終わりがあるのは大切なこと」は『銀河鉄道999』のテーマ。

永遠の命・機械の体になることをよしとしなかった星野鉄郎の考えに通じる。

よく見るとスターシャはメーテルっぽいし。

 

自爆ボタンが宮殿内の物理スイッチでなくなったのは

星を離れて最後にデスラーと会わせるための仕掛けだったのね。

 (イスカンダルの切り札なのでリモコンぐらいできるよね)

イスカンダル人も「エレメント」が作り出す幻影らしいので消えてしまったが

古代守と、どのような行為を経て、サーシャを・・・ゴホンゴホン。

 

スターシャは最後の最後に、自分を愛してくれた男を認めた様子。

もっと早く気付いてやれよ!とウン十年前に旧『新たなる』を見て思ったの

思い出した。

でも、オーコメで福井さんが言ってたけど旧『新』のスターシャは完全に人妻。

大川栄策の『さざんかの宿』を思い出す俺は昭和人間。

(こっちはやることやってるけど)

 

 

ユリーシャ・イスカンダルCV:桑島法子

エレメントって便利だな。

古代守を通じて「CRSは記憶を現世に再構築できる」と言ってたので

地球へお遣いのためにサンクテル(ハードディスク)から急に呼び出されて

人の形に再構成されたとか。

情報元の人もすこぶる美人だったのだろうな。

 

『2199』で雪と言葉を交わした碧水晶の花畑付近のポイントを

スターシャの命で雪と真田に砲撃させ火炎に包まれたの、見ててイヤだったな。

 

この6話の砲撃指示が、観客向けの説明としても事細かで(防壁弾の使用進言など)

地球軍の暗号通信を解読できるし、何等か布石は欲しかったかな。

『2199』で半年ほど共に旅をした時に艦橋にも居たので理解できたのかな。

(『2202』では特に地球側と交流は無かったし)

 

ということは、スターシャとは本当の姉妹ではない訳か。

イスカンダルの本業について「分からない」と言いつつ、姉をハグ。

堀江美都子さんの歌唱も相まって、大号泣ですよ(笑)...チョロい。

 

自分たちイスカンダル人が虚像ということを知りつつも

土門君の進言に従って姉(姉王)に脱出を促すの

強情な地球人をサンクテルから逃がすための芝居でもあるだろうし

癌後なデスラーにも会わせたいと思ったろうし

決められた生き方ではない、自分の意志での身の振り方かな。

 

脱出時、コスモハウンド船内でサーシャのカプセルを抱いていて

同じく支えていたみやこの手に、そっと手を重ねるのが、いい演技!

 

サーシャは地球人の記憶・エレメントがあるので、イスカンダル星が消えても

消滅しないと説明してくれた。そして、みやこにカプセルを託して消えた。

 

古代君のことは「古代さん」だけど

古代守のことは姉妹とも終始「守」と呼び捨てなんだよね。

身内だからか。

 

余談。これまでシリーズで思ったが

イスカンダルの姉妹は大きな胸を主張し過ぎな造形で結構萎える。

それを言い出したら、女性乗組員の制服(艦内常装)も大概だけどね。

旧作から「ちょっと・・・」という部分ではある。

それ以上の完結編のラブシーンを大スクリーンで見てドン引きしたけどね。

 

 

サーシャと呼ばれる存在

さすが古代艦長、赤ん坊でも検疫は必要ですね。伊東か?

エナジーボールから現れた未来の真田澪。

いつの間にか手袋を外して手を差し出す古代君。

『2202』の高次元世界の赤ん坊の指は、この前振りだったのかな?

雪の「お帰りなさい」は古代君に向けた言葉かな?

『2199』で言われたセルフオマージュっぽく聞こえた。

挿入歌『別離』のインストいいね。『ヤマト3』のエンディング曲。

 

原作『永遠に』で、古代君のことを「私の素敵な若いおじさま」と言ってて

 (元祖「おじさま」と言えば『ルパン三世カリオストロの城』のクラリスかもね)

当時の中年のハートを鷲掴みにしたとかしてないとか知らんけど

この「おじさま」は父・守の弟なので「叔父」で合ってる。

「叔父様」なので経緯があるが「おじさん」と似ているので憤慨する旧古代君。

ちなみに

真田さんが当時「私の姪だ」と言ったのは、兄弟姉妹の生んだ女の子。

姪(めい)の類語・言い換え - 類語辞書 - goo辞書

男の場合は「甥(おい)」となる。

 

 

エーリク大公(のエレメント)(CV: 井上和彦

ガミラス統一の頃の話ではなく、イスカンダルの仕事の話をしていたので

キーマンと同じ役目で、大昔の関係性を説明するために再登板。

スターシャがデスラーの記憶を頼りにしたのかな。

公式で「叔父」とあるのと下記から、父親の弟らしい。

伯父/叔父(おじ)の意味 - goo国語辞書

ヤマトドリル第22回 『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち』第十五話より[宇宙戦艦ヤマト紀行] | V-STORAGE (ビー・ストレージ) 【公式】

とにかくええ声。

 

 

古代守(のエレメント)(CV: 宮本充

古代君の記憶+スターシャの記憶///かも。

古代兄弟が、恐らく湿潤な気候であろう地の緑豊かな広場で昆虫採集してた。

CRSが、ガミラス侵攻前の地球の環境を再生させた根拠となる情報・エレメントは

ヤマトのクルーの記憶≒ほぼ日本人で構成されたので

寒冷地も熱帯も、温帯のような気候風土で再生されたのかな?

ヤマトが高次元世界から帰還した西暦2022年12月31日の土門君は冬服だったが

バイクに乗るのにコートは着てなかったぐらいの気温だったのは分かる。

あと、とにかくええ声。

 

 


■デザリアム■

デーダー(CV:天田益男

ノイズ敏感おじさん1(笑)

怒ると諫めされていた。デザリアム人は理知的でないといけない様子。

砲撃が当たらなければ近づけというのは、『2199』コミカライズ版でも

ガンツがヤマトを迎撃する時に部下に助言していた。基本的な操艦術かもしれない。

土門君が「敵艦の射撃精度が上がってる」と言ってたので正しい指揮なの分かった。

波動砲1射目で原子分解された。

 

 

メルダーズ(CV:黒田崇矢

ノイズ敏感おじさん2(笑)

ゴルバが「足を開いた」と思った。

『2202』の「滅びの箱舟」も蛸っぽいデザインだったので業界のトレンドなのかな。

惑星を自在に動かす力があるなら加速度で運べそうと思った。

 

5話で「大喪失」を語る時の考える人 (ロダン) - Wikipediaポーズは

本物は右腕で、メルダースさんは左腕で考えてたの皆さんご指摘で理解した。

『永遠に』キービジュアルの先出し=今回は使わない、らしい。

ノイズ=次元波動?

原作はイスカンダルを背にする「布陣の妙」で波動砲を阻止したのに対し

今作は「星を自在に動かす技術」で射線を塞ぐ、見せ方の対比が面白い。

 

6話の頭で、通り魔的にデスラー砲を被弾してビクともしなかった後に

「そんな石ころのようなエネルギー弾が云々」とは言わなかったね。

その代わり、波動エネルギーの使い方を説教していた。

 

ツノとアシで重力を自在に操るなど、圧倒的な技術力の差があり上から目線。

あの凄いビームを浴びせるでもなく「立ち去れ」と言ってほぼ無視した。

避難船団救助作戦で、戦闘機隊と交戦していても微動だにせず

思いのほか優しいお顔で「無駄だ」と嘆いて見えた。

考察系の皆さんが言うデザリアム人=未来の地球人とするなら

若干の落丁・乱丁はあるようだが、この戦いの台本の結末が見えていたのかな。

 

UX-02を捕獲した時、波動エンジンが反応できなかったようで

波動エネルギーを無効化する技術があるのかな。

それなら、れみるちょりさんも指摘されているように、シナリオ集にある

波動砲・波動エネルギーに弱い描写は不自然だよね。

弱いこと自体は原作『永遠に』準拠なのだろうが、この謎解きは『3199』待ち。

 

UX-02を「パクッ!」と食べたヘビみたいなウツボのようなキモいのwww

デザリアムの技術者、もう少しデザイン何とかならんかったのか。

どなたか言及されていたが、テレサを幽閉していた蓮の花のようでもあった。

 

スターシャたちを救出する一連でも、まあーじっと待っていた。

通常通信も筒抜けだったろうし、いつでも倒せるという余裕すら感じた。

スターシャの降伏に付随する要求にも応諾し「敬意を表する」と考え込む様子。

デスラー救出作戦に反攻する時もスターシャに一言、独り言でも断りを告げているし

味方も激しく損耗しただろうが、「弱者」には意外と慈悲深いのかなと思った。

 

スターシャたちを捕獲したのは、サンクテルの管理人としての力が必要だったのね。

自分たちは地上に下りず、コスモハウンドからもらい受けるとは、策士。

でも、まさかの「こんなこともあろうかと」で最期。

 

確かに、BD特典の絵コンテやシナオリでは、不自然なほどという記述があるので

デザリアムが波動エネルギーに弱いのは、公式にネタバレしている。

 

 

「女」(CV:潘恵子

メルダースが会話をしていた女声。

聞き覚えのあると思ったらララァ・スンだ。

制御すればよい=取り込めばよい=???

イスカンダルは「闇」と言ってた。暗黒星団帝国の匂わせ???

 

 

■ガルマン星■

キール・キーリング(CV:水島大宙

長老(CV:麻生智久

まさかの最後の数秒。

「兄弟」ガミラス人の子と?語らっていた所を見ると安息の状況のようで

ディッツ艦隊がきちんと守備していることが分かった。

感動の親子対面も見せてくれ。

 

 

■ボラー連邦■

ヴィルキ・ボローズ(CV:滝 知史)

チェフ・レバルスCV:丸山壮史

言及なし。

ディッツ提督たちの艦隊が船団を守っているのだろう。『3199』待ち。

 

 

 

以下、まさかのお留守番。

 

■平和使節団■

芹沢虎鉄(CV:玄田哲章

ローレン・バレル(CV:てらそままさき)

山南 修(CV:江原正士

「これまでのあらすじ」がバレル大使なので、『3199』は山南さんかな。

いや、藤堂長官かも。

山南さんは、恐らく『3199』でヤマトの艦長に就任するだろうから無いかな。

『2205』のお偉方を退艦させての一連で、古代艦長は独断した責を取らせる形で

艦長解任・戦術長に戻す降格人事となり、艦長の席が余ると思ってる。

・・・そうなると『リメイク永遠に』的に、山南さん死んじゃうので嫌だな。

リメイク完結編の艦長はエレメントから呼び覚ました沖田さんかな。

 

■波動実験艦 銀河■

藤堂早紀(CV:高垣彩陽

神崎 恵(CV:林原めぐみ

 

■地球連邦防衛軍/地球で暮らす人々■

藤堂平九郎(CV:小島敏彦)

沖田十三CV:菅生隆之

加藤真琴(CV:佐藤利奈

加藤 翼(無口)

 

 

 

まとめ(?)

これはこれで、大団円と思うなあ。

少しググったところ、前章ほどの熱量が無かったような意見も見受けられたが

『3199』への撒き餌となるお話なので、多少のモヤモヤは仕方ないが

『2199』で映像になっていないセリフを拾ったり

『2202』の反物質...じゃない高次元世界の話も取り込んだり

原作『新たなる』から『III』の

 

過去に検索して『2202』を愚弄する人は結構いたけど

途中よく分かんない(笑)展開はあったが、二番煎じしても仕方ないので

人物や艦船の形状が変わったりするの私は割と受け入れられる。

まあ第2次改装型は見た目が大きく変わって意味不明だったかもしれないが

 

あと、最後『3199』につながる真田さんと新見さんと不穏な会話さえなければ。

異次元空間から画像を転送できる地球側の技術すごいな。

これもガミラス軍・ヤーブ技官からの技術供与なのかも。

 

地球に着いた描写が無いので、ヤマトが『3199』で「反乱者」という予想が出るのね。

考察系YouTuber凄いな。

 

主題歌・エンディング曲、平原綾香さんの『愛は今も光』に合わせての

カットが流れる所のもいいね。

オーコメで、歌詞の由来を熱く語る福井さんにチョーさんもすこぶる関心してた。

 

 

気になったところ

冒頭のタペストリーは『星巡る方舟』のセルフオマージュらしい。

ここのナレーションは桐生美影(中村繪里子さん)だろ。

(誰?)

 

ヤマト艦体の形状は昔ながらに戻ったが、質感の表現がより金属質になった気がする。

『2199』の三面図を忠実に起こしただろうおちょぼ口波動砲も好きだし

『2202』のグラマラスで大きなお尻も力強くて好きだけどね。

装甲を強化したそうなので材料が変わったのかもしれない。

艦体の分割線に主翼の線が無いのが気になる。装備されているらしいけど

2度あったイスカンダル星地表付近への降下では使わなかったね。

 

キャラの輪郭線が太いのと目がデカいのは気になった。

何人かが気にしていた作画崩壊か否かは判断の分かれる所だろうが

『2202』が激渋テイストだったからね。年齢を重ねたが割りとサッパリした感じ。

スタジオ『サテライト』の特徴なのかも。(他作品を見てないので何とも...)

 

 

薮がヤーブになるまでの話

オーディオコメンタリーで福井さんと安田監督が盛り上がっていた。

上でも書いたが、流浪のザルツ人ヤーブが、4人に受け入れてもらう物語を

『3199』の中で、1本入れて欲しい。

 

 

 

以上、無職が暇を見つけて書き足した。

言うほど円盤を回してないが、案外覚えているね。

間違ってたらその都度、直していく。

 

 

 

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(公式より)