不惑で上京

★不惑で上京

リストラ解雇された後に、東京で再就職したブラック企業を退社した後に、実家に戻らされた田舎者の独り言。

『べっぴんさん』(30)

http://www.nhk.or.jp/beppinsan/

勝二と昭一、相次いで帰還。
ヒロインのぶっさいくな表情は心がチクリとしていたのか。

明美ちゃんまだ言ってないのか。
寮を追い出されて、あさやで寝泊まりしてるの?

平岡祐太さんのおぼつかないパパ姿が秀逸。
いしのようこさんの嫌みな義母が、それはそれでたまらん。
どの夫婦も、あの時代は結婚しても離れている時間の方が長かった様子。


五十八さん、立ち上がる。BGMがいちいち仰々しい。
「日本の未来」を語り、元締めの根本は「未来って何や」とお返し。
根本が帽子を取ったということは、聞いてやろうという姿勢?
場銭など他人からの搾取を諌めるだけでなく
根本をここのリーダーだと指名し
「女が来れる」安全・安心な市場づくりと未来を語る大演説。
結末は描いていなかったが、闇市の住人に響いたかな?


父の勇士を目の当たりにして、意固地に縫い続けるすみれ。
セリフの端々から明美は裁縫苦手っぽいね。


君枝久々の出勤。昭一に言えず辞める報告。
明美「辞めるん?」「こうなると思ってたわ」畳み掛ける。ブラック明美ちゃん。
後ろ髪を引かれる思いであさやを去る君枝。

明美は受注したテーブルクロスの納期を気にするが
すみれは大丈夫と言い切る。


親友2人が去っても「これが自分の進む道」と覚悟を決めるすみれ。
そういう、(当面の)向かうべき未来があるだけ羨ましい。

沈んだ表情も秀逸。

「明るい未来」は、どうあがいても先細りの現在の日本にあって
二度と手にすることができない、最大の「生きる理由」やね。



次週予告。
去った2人の夫が妻の「仕事」を問い質す週かな。
すみれが「大事な友達だ」と語った背中は背広に見えたので勝二かな。