自身が「歩行者か」「運転手か」で、受け取り方が変わる交通死亡事故。
横断歩道 「安全」だと教えていた場所で…息子が事故の犠牲に 母親の訴え 滋賀県栗東市|NHK事件記者取材note
証言 当事者たちの声
“手をあげて 渡っていた” はずなのに
2021年4月6日
信号機のない横断歩道。
小学3年生の男の子がダンプカーにはねられて亡くなった、痛ましい事故の現場です。
「たとえ遠回りになったとしても、絶対に横断歩道を使おうね」。
母親は、亡くなった息子にそう教えてきたそうです。
息子も、いつも手をあげて横断歩道を渡り、止まってくれた車には頭を下げていました。
なのに・・・。
『安全』だと教えていたはずの横断歩道で奪われた、大切な子どもの命。
自分を責め続けたという母親には、どうしても伝えたいことがあります。
(大津放送局記者 松本弦)
事故はどのように起きたのか
なぜ、こんな事故が起きてしまったのか。
警察への取材から再現した当時の状況です。
当時、横断歩道付近には右折待ちの大型車が止まっていました。
諄くんが渡り始めて反対車線に出たところで、走ってきたダンプカーが直進。
諄くんをはねたのです。
徐行や一時停止をせず、時速およそ40キロで走行していました。
道路交通法第38条では車に対し、信号機のない横断歩道で渡る人がいれば一時停止をし、渡る人がいるかどうか分からなければ、すぐに止まれるよう速度を落とすことを義務づけています。
警察の調べに対して「横断歩道があることを知っていた」と供述していた運転手は、去年8月、過失運転致死の罪で起訴されました。
それから3週間後。判決が言い渡されました。
禁錮2年6か月、執行猶予4年の判決でした。
運転手の名前を出さないなら、被害者の名前もいらないと思うなあ。
小3はねられ死亡、ダンプ運転手に有罪判決 「漫然と運転、過失は重大」|社会|地域のニュース|京都新聞
2021年2月12日 10:23
報道の信実性という点なのだろうが
「子供が殺された」ということと「その子が誰か」ということは
イコールの関係ではない気がするんだよね。
ググっても運転手の名前は伏せられているようだし。
ともかく、子供の命というか過失致死って、扱いが軽いんだよね。
軽い接触事故なら日常茶飯事と思うので、ある種の諦める部分もあると思うが
( ↑ そういう考え方、よくないぞ)
(私は一度も事故を起こしていない正真正銘の無事故無違反のゴールド免許)
(ビジネスで走っていないからね)
死亡事故では、当たり前だけど、人が死んでるんだよね。
記事の「横断歩道で止まるドライバーはわずか2割」は、2020年の調査結果かな。
「信号機のない横断歩道」一時停止率は21.3% ~前年比4.2ポイント増加も、依然として約8割が止まらない~ | JAF
本部広報2020-014
2020年10月16日
JAF(一般社団法人日本自動車連盟 会長 藤井一裕)は8月12日~8月26日に「信号機のない横断歩道」における歩行者優先についての実態調査を全国で実施し、その結果を公開しました。
一時停止率は21.3%(4.2ポイント増)。まだ約8割が止まらない。
年々、改善されているとはいえ。
「信号機のない横断歩道」一時停止率は17.1% ~前年比2倍となったが、依然として止まらないクルマが8割以上~ | JAF
本部広報2019-022
2019年10月10日
JAF(一般社団法人日本自動車連盟 会長 藤井一裕)は8月15日(木)~8月29日(木)に「信号機のない横断歩道」における歩行者優先についての実態調査を全国で実施し、その結果を公開しました。
一時停止率は昨年から倍増の17.1%。それでも、8割以上が止まらない。
若干キレ気味の見出しがJAFの危機感ある。
私はダンプに乗らない、いや、乗れない。
免許制度としても、技量としても。
どちらかというと、煽られて逃げる側なんだけど
軽自動車でも簡単に歩行者を殺せるので、渋滞は(も)気を付けている。
とはいえ
歩行者保護を「権利・特典」と勘違いしている歩行者や自転車の
横断歩道以外の飛び出し・横断には
道路交通法違反ということで 、ちゃんと罰則を規定して
歩行者や自転車を厳罰にして欲しいとは思っている。
歩行者にも問題あり? 横断歩道がないところで相次ぐ「乱横断」の実態とは | くるまのニュース - (2)
2019.04.08 くるまのニュース編集部
乱横断での罰則について、前出の交通課は次のように話します。
「無理に横断する行為自体には、罰則はありません。しかし、ニュースにあったように歩行者側に過失が認められる場合もあります」
罰則は無いけど、法律で禁止されている。
○ 道路交通法の条文
(横断歩道等における歩行者等の優先)
第三十八条 車両等は、横断歩道又は自転車横断帯(以下この条において「横断歩道等」という。)に接近する場合には、当該横断歩道等を通過する際に当該横断歩道等によりその進路の前方を横断しようとする歩行者又は自転車(以下この条において「歩行者等」という。)がないことが明らかな場合を除き、当該横断歩道等の直前(道路標識等による停止線が設けられているときは、その停止線の直前。以下この項において同じ。)で停止することができるような速度で進行しなければならない。この場合において、横断歩道等によりその進路の前方を横断し、又は横断しようとする歩行者等があるときは、当該横断歩道等の直前で一時停止し、かつ、その通行を妨げないようにしなければならない。
2 車両等は、横断歩道等(当該車両等が通過する際に信号機の表示する信号又は警察官等の手信号等により当該横断歩道等による歩行者等の横断が禁止されているものを除く。次項において同じ。)又はその手前の直前で停止している車両等がある場合において、当該停止している車両等の側方を通過してその前方に出ようとするときは、その前方に出る前に一時停止しなければならない。
3 車両等は、横断歩道等及びその手前の側端から前に三十メートル以内の道路の部分においては、第三十条第三号の規定に該当する場合のほか、その前方を進行している他の車両等(軽車両を除く。)の側方を通過してその前方に出てはならない。
(横断歩道のない交差点における歩行者の優先)
第三十八条の二 車両等は、交差点又はその直近で横断歩道の設けられていない場所において歩行者が道路を横断しているときは、その歩行者の通行を妨げてはならない。
(横断の方法)
第十二条 歩行者は、道路を横断しようとするときは、横断歩道がある場所の附近においては、その横断歩道によつて道路を横断しなければならない。
2 歩行者は、交差点において道路標識等により斜めに道路を横断することができることとされている場合を除き、斜めに道路を横断してはならない。
(横断の禁止の場所)
第十三条 歩行者は、車両等の直前又は直後で道路を横断してはならない。ただし、横断歩道によつて道路を横断するとき、又は信号機の表示する信号若しくは警察官等の手信号等に従つて道路を横断するときは、この限りでない。
2 歩行者は、道路標識等によりその横断が禁止されている道路の部分においては、道路を横断してはならない。
警察やJAFが「お前らええ加減にせえよ」というのが「第三十八条」1項
歩行者が法令を逆読みして油断・横着して轢かれるのが「第三十八条の二」
乱横断で運転手が立腹するのが「第十二条」「第十三条」
本件は「第十三条」車両の直後で横断しているが、横断歩道があるので違反ではない
ということかな。
歩行者保護が大原則とはいえ、歩行者も「やっちゃダメ」という決まりはある。
実際、渋滞する対向車線の車列の間から、いい歳した親子が顔を出したこともある。
うわっ!とブレーキを踏んだが、渋滞では低速走行するので何ともなかった。
逆に、自分が後続車に追突されて、押し出させる形で撥ねる心配は常々ある。
青色の横断歩道の標識は気を付けるよね。
特に、初めて走る道路・不慣れな地域を走る時は、何が出て来るか分からない。
今でも思い出すが
初めて自分の手で(足で?)阿品台を走った時に、横断歩道の無い状況でも
公園だ → ボールが飛んできた? → 子供が飛び出してきた!と
教科書どおりの展開で焦ったもの。
横断歩道だと尚更、法令遵守で安全確認が足りない人が出て来る可能性はあるね。
NHKの再現CGどおりなら、右折したかった大型車を先に行かせたら
(右折待ちで対向車線の流れを阻害しているよね)
もしかしたら、事故は起きなかったかもね。
右折待ちの大型車で隠れるので右折が終わるまで待っていたら・・・。
というのは、小学生に求めるのもではないのかもね。
ダンプが40キロで横断歩道に接近するのではなく
荷台がカラだったのか、満載だったのかまできちんと見てないけど
最低でも減速して、徐行していたら、急停車して防げたかもしれない。
このダンプの運転手に「譲り合い」の気持ちが有れば
小学生は今も生きていたかもしれない。
でも、ビジネスで走っていて、いちいち減速していては
現実的には商売にならないかもね。
業務で走ったことが無いので分からない。
今回、たまたま轢いた車がダンプだったので
「これだからダンプ乗りは・・・」と言うつもりは無いよ。
普通車でも、トラックでも、時間に追われている人は何等かやっていると思う。
大型車の運転手は、大なり小なり、荷主の都合で追い込まれているので
自然と、あるいは意図的に、先を急ぐよね。
煽り運転につながる動機の一因。
今は無職で、傍観者なので、こんなこと言ってるけど
ビジネスで走る・納期・カンバン・ジャストインタイムに追い立てられるので
私も先を急ぐかもね。
今まで20年以上のサラリーマン人生では、迎える側だったので
遅れるとの連絡をもらっても「無事故で着いてくれたらいいです」と
返す余裕をもって業務をしていたが
(そのために残業したことは何度もあるけど、持ちつ持たれつ)
経済情勢がちっとも上向かない時代・代わりは幾らでもいる時代なので
私がドロップアウトした時よりも一層、過酷な社会環境になっているのかもね
と思った事件事故報道の忘備録。
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