不惑で上京

★不惑で上京

リストラ解雇された後に、東京で再就職したブラック企業を退社した後に、実家に戻らされた田舎者の独り言。

前の会社の同僚と再会。

楽しいひととき@東京駅


出張で上京したから時間を作れとケータイメール。
退社して以来の再会。


私は、1年半ほど前にリストラ解雇。
表向きは経営不振による人員整理だと職安に届け出たが
実際は社長の営業方針に楯突いた故の懲罰解雇と思っている。
退職金(手切れ金)など1円も出なかったし。
 (サービス残業代は過去2年を請求できるが、まだやってない)

彼は、1年ほど前に転職。
家族のために自分で道を切り開いた猛者。
私の残した仕事を彼に引き継いだので色々と気になっていた。


今の勤務先は、偉い人が帰社するまで退社できない
暗黙の鉄の掟があるが
今日は、逃げるように会社を出て、久々に”ほぼ”ノー残業デー。


今日は運が良かった。
いつもは夜までかかる急に言われた書類作りも間に合った。
首都圏の充実した電車網と本数にも救われた。


結局は、おつまみ程度の時間だが
1時間ほど
お互いの近況報告ができた。

彼は、自分の能力を再び活かす仕事に就けて楽しそうで
同僚がその能力を発揮せず働く姿に憤慨し
職場をこうしたいと熱く語ってくれた。

奥さんも子供たちも無事で
まだ幼稚園にも行ってない我が子を大学までやれると
すっかりマイホームパパ。

今後の雇用情勢は誰にも分からないが
少なくとも前の会社では先は無い。

東京ガスのCMに「守るべき存在があるから」と
クライアントに頭を下げるお父さんがいたと記憶するが
(それはそれでどうなんだとは思うが (笑) )
しばらく離れていると、しっかり者ぶりが増していた。


そして何より、私を呼び出してくれたことが嬉しかった。

退職後も毎年(といっても2回だが)年賀状もくれる。
意外と(失礼だな)律儀だな。


そういう人柄なので結婚して家族を持てたのかもね。



「次は大阪で会いましょう」と、たぶん初めて彼とガッチリ握手。


青春だなあ♪






これまで見送られたことはあったが
今回は逆。
新幹線改札口に吸い込まれる彼を見送りながら
改めて
なんで東京で暮らしてんだろ?と思った。