不惑で上京

★不惑で上京

リストラ解雇された後に、東京で再就職したブラック企業を退社した後に、実家に戻らされた田舎者の独り言。

吾妻橋の塗色が赤すぎる?とのクレームが、あるとかないとか。

浅草・吾妻橋「赤すぎる?」…専門家の間で議論
2014年04月08日 16時50分
http://www.yomiuri.co.jp/national/20140408-OYT1T50127.html

読売新聞しか報じておらず、社会的な重要度で言えば
記者個人の趣味か、クレーム関係者の持ち込みネタか、まだその程度かな。

今後、議論が沸騰するかな。


浅草はよい思い出・記憶は無い。
まだ関西人時代に仕事で浅草寺に取材に行った時に
仲見世でお土産を物色した時の、余りの不愛想加減は
「ザ・殿様商売」と、今でも頭の片隅が覚えている。
今は東京人になったが、浅草寺に参拝する時は、仲見世は通らない。


その関西人時代
景観計画を策定するにあたり一通り全国の景観条例等を調べた時に
東京都のそれは
http://www.toshiseibi.metro.tokyo.jp/kenchiku/keikan/machinami_01.html
あくまでガイドライン(≒誘導≒お願い≒不服従でも違法ではない)として
そんなに厳しいとは思わなかったが
ガチガチにコントロール服従させるように方針転換されたのかな。


吾妻橋のある浅草界隈は「隅田川景観基本軸」に指定されている。
http://www.toshiseibi.metro.tokyo.jp/kenchiku/keikan/keikaku07.pdf
東京都選定歴史的建造物のひとつらしい。
(参考写真は、まさに真っ赤な吾妻橋
何回か渡ったし、河川敷の通路で下も通った、骨組みがカッコイイ橋。

建築物等における色彩の基準(別表2 届出対象建築物等の色彩基準)は
http://www.toshiseibi.metro.tokyo.jp/kenchiku/keikan/keikaku17.pdf
結構事細かに範囲を決めているが、どこかの条例の焼き直しみたいな記憶。
(東京が元で、ヨソの自治体が焼き直しだったかな。もう忘れた)


自治体の序列で言えば、区は都の”下”になるが
都の規制範囲を越えた色彩制限を、できるようになったのかな。
http://www.city.sumida.lg.jp/sumida_info/ku_kakusyukeikaku/keikan_plan.html
http://www.city.taito.lg.jp/index/kurashi/kenchiku/keikan/ichiran/keikankeikaku.html

橋の管理者である東京都自体が定めた色彩の基準(範囲)を逸脱しているなら
(色と橋の所掌部署は異なるが)
それを順守する方向に持っていくのは当然だが
こういった条例には例外規定も設けているはずなので
(探していない)
議論すること自体は悪ではないが
浅草の観光資源としてのアイコンが鮮やかな赤色なら
それを維持するのも自治体の勤めではないか?
と、外野・余所者が思った。


ゴールデンなシットが堂々と鎮座するなど
景観?まちなみ?笑わせるな(笑)という界隈だもの。

それよか
視界が抜ける河川沿いの建物の強制的な色彩変更や
巨大な看板(屋外広告物)を一掃する方が
こと景観面でいえば、ずっと効果があると思うけどね。
(財産権的な話は別問題)


「どこにでもある駅前」「どこにでもあるロードサイド」のような
特徴のない町は日本じゅうに溢れているので
こういった議論のできる余地のある地域は、まだマシか。




追加。
http://www.kyodo.co.jp/jpri/ge-tokyo/get-points-of-observation/azuma-bridge/