「被服支廠」を博物館やホテルに 有識者会合で活用案 | 中国新聞デジタル
2022/1/27 14:58
広島市中区の会場で参加した県職員と各委員をウェブで結んで開いた有識者懇談会
広島県は26日、最大級の被爆建物「旧陸軍被服支廠(ししょう)」(広島市南区)の利活用策を考える有識者懇談会の会合を中区で開いた。委員が、ミュージアムやホテルとして使う提案をした。
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01月27日 08時08分
広島市にある最大規模の被爆建物、「旧陸軍被服支廠」の活用方法を検討する有識者の懇談会が開かれ、委員から宿泊施設などとして活用する案が出されました。
「旧陸軍被服支廠」の4棟ある建物のうち、3棟を所有している広島県は、26日、有識者による懇談会を開き、広島の軍都としての歴史や、被服支廠の建築物としての特徴などについて3人の委員が発表しました。
このうち、建築物の魅力を発信する活動を行っている市民団体の高田真代表は、4棟が残っていることで、軍都のスケールを五感で感じることができ、広島の近代史を語る上で重要であるとともに、レンガと鉄筋コンクリートが併用されている珍しい構造であると説明し、宿泊施設やアート作品の展示場などとして活用する案を発表しました。
このあと、非公開で意見交換が行われ、被服支廠だけでなく、周辺に残る歴史の痕跡を調べて、視点を広げていきたいという意見が出たということです。
懇談会の岡田昌彰会長は、「様々なアイデアがそろってきていて、懇談会を構成する委員の視野を広めるという意味でも非常に有意義だと思う。さらに意見や知識を共有していきたい」と話していました。
県は、懇談会の意見をもとに令和4年度中に複数の案を取りまとめることにしています。
旧陸軍被服支廠の活用策を検討 広島 | ニュース・報道 | HOME広島ホームテレビ
広島2022.01.26(水) 21:33
広島市に残る最大級の被爆建物、旧陸軍被服支廠について今後の活用方法などを話し合う2回目の会合が開かれました。
オンラインで開かれた懇談会には建築の専門家や学芸員ら9人が出席し、県が耐震化の方針を決めた3棟の活用策について話し合いました。
高田真委員「原爆被害だけではなくて近代化と復興を含めた都市の記憶を説得力ある形で残していく」
岡田昌彰会長「持続をしていくために資金がまわるような利用もあり得るのではないか」
また、具体的なアイデアとして資料の展示などを行うシティミュージアムやライフスタイルホテルとして活用する案などが出されました。
懇談会は来年度末までに活用の方向性をまとめ、最終的に県と広島市、国で検討するということです。
懇談会の情報は経営企画チーム | 広島県「その他」にある。
前回(?)のページ
旧広島陸軍被服支廠の活用の方向性に係る懇談会 第1回 | 広島県
【懇談会コア委員】に
「イマナマ」でおなじみ「ひろしまジン大学」の平尾順平さんも名前を連ねている。
記事・放送内で紹介されてる高田さんは、保存活動をけん引している
アーキウォーク広島の高田真代表。
アーキウォーク広島 | 建築まちあるき | 旧陸軍被服支廠倉庫
有識者には歴史や建築に明るい人がいるで、悪い方向に向かうことは無いだろう。
が
それでも
この懇談会で実施する性格の話かどうか分からないが
地域住民というか沿道住民というか、保存建物に面する人の意向は確認して欲しい。
1~3号棟(県所有)は街路を挟んでいるので、直に隣接する建物は無いが
4号棟(国所有)は、5m程度の空地を挟んで民地・住宅と隣接しているので
県が代行するのか、国が直営でやるのか、分からないが
計画を実施する前の、どこかの段階で必ず意向把握は必要とは思うよ。
住民は権利を持っていないので、利活用に口出しする権利は無いとしても
不特定多数の出入りを伴う土地利用を行う、実害を被る可能性があるので
(少なからず発生する音、生活を覗かれる懸念)
(現在も高校が隣接しているなら余り気にしていないかな?)
(それならその確認をしておけばいい。地域は共存を認めた証として)
公式な周知も兼ねて、活用の賛否ではなく懸念することや要望を伺うのは
理解を得るための最初の一歩と思うよ。
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