六日市といえば、デザイナー・森英恵さんの出身地としても知られています。
— 乗りものニュース (@TrafficNewsJp) 2023年2月25日
【温泉施設は“駅予定地”、裏の遊歩道は“鉄道” 未成の「岩日線」今やドライバーのオアシスに】https://t.co/tNhyqwgq6N
温泉施設は“駅予定地”、裏の遊歩道は“鉄道” 未成の「岩日線」今やドライバーのオアシスに | 乗りものニュース
2023.02.25 宮武和多哉(旅行・乗り物ライター)
tags: JR西日本, 岩徳線, 錦川鉄道, 未成線, 鉄道
島根県の西端近くにある吉賀町六日市地区には、鉄道の高架をそのまま転用した遊歩道があります。ここに建設されていた「国鉄岩日線」は、ほとんど完成していたものの、開業されることなく放棄。駅予定地は温泉施設となっています。
温泉のウラにある「鉄道が来るはずだった遊歩道」
島根県吉賀町六日市地区(旧・六日市町)は、城下町・津和野と広島・厳島を結ぶ「津和野街道」の宿場町として古くから賑わっていました。ひと山越えるとすぐ山口県ということもあって、町内を南北に貫く国道187号では今でも陰陽(山陰地方・山陽地方)を移動するクルマが多く見られます。町外れを東西に貫く中国自動車道は、六日市ICでの途中退出が可能(ETC2.0限定、時間条件あり)で、ICにほど近い道の駅に併設の「むいかいち温泉 ゆ・ら・ら」は、ドライバーの格好の休憩スポットとしてクルマが絶えることがありません。
その湯上がりに、建物の裏手にある「かつて鉄道として建設された遊歩道」を歩く人も目立ちます。
温泉の建物裏手からまっすぐ伸びる遊歩道。左右の手すりは設置されているものの、その佇まいは完全に鉄道線だ(宮武和多哉撮影)。
遊歩道は幅4.5mほど。横はコンクリート壁で覆われ、ここにレールを敷けばすぐに鉄道車両が走行できそうな頑丈さです。そのルートは「ゆ・ら・ら」から東側へ一直線に伸び、中国道の下を抜けつつ小さな川を高架で跨ぎ越すなど、とても遊歩道とは思えない豪華なつくりとなっています。
その先にあるトンネルで遊歩道は終わりとなりますが、この先も山口県側まで、鉄道としての建設が進んでいました。しかし、工事の大半が終わっていたにも関わらず、ここに列車が走ったことは一度もありません。
六日市に到達するはずだった「国鉄岩日線」は、その名の通り岩国(山口県)と日原(にちはら。島根県津和野町)を結ぶ予定でした。
山陽と山陰を貫く“陰陽連絡線”とよばれる鉄道(伯備線、智頭急行など)の計画は多く存在しましたが、日原から山口線を経由して島根県益田市に連絡を果たすはずだった岩日線も、そのひとつとして建設されたものです。 (続く)
いつの間にか合併してた。
ゆ・ら・らは中国自動車道の六日市インターを降りてすぐ!
インターを降りた後は一つ目の信号を右折、500mほど走ったところにある信号を再度右折、300メートル走ればゆ・ら・らがあります。
昭和だったと思うが、六日市病院に親類が入院していたこともあったで
この辺りは何度か行ったことがある。
陰陽連絡の高速道路・自動車専用道路等は無いので、国道187号を往復したはず。
死ぬほど(例えが悪い)遠い。
六日市病院の存続へ財源確保 吉賀町が2023年度予算案を発表 | 中国新聞デジタル
2023/2/27(最終更新: 2023/2/27)
吉賀町が公設民営化による存続を目指す六日市病院
島根県吉賀町は、2023年度当初予算案を発表した。一般会計は22年度当初比4・5%増の76億880万円で合併後最大となった。六日市病院の公設民営化に向けた財源を確保するため、町単独の財源で支給する各種補助金を総額約1割抑制した。2日開会の町議会定例会に提出する。
残り314文字(全文:446文字)
このページは会員限定コンテンツです。
病院が無い=住民は死ねということ。人間を住まわせるなら公営化は必須。
「民間にできることは民間に」と謳い、拙速に公共が社会に関与しなくなった結果
郵便料金や電気料金の値上げ・サービスダウン、ローカル線の廃線問題などが
顕在化する時期となったのかもね。
民間で無理なことを公営が肩代わりするのは当然。
(よし、今日も無職が政治を語ったぜ)
その「ゆ・ら・ら」の北東側に高架橋の遺構が見られる。
構造物といえば
錦町から津和野町に抜ける国道187号を通る時に、高架橋を潜るのを覚えている。
少し手前(岩国寄り)に「道の駅 ピュアラインにしき 錦彩」がある。
道の駅ピュアラインにしき | グルメとお土産のオンラインショップ
景色は飽きないが(いや飽きるかも)、車酔いしやすい同乗者がいると
休憩に最適な立地かもしれない。
岩日線のルートの確認
こんな急カーブと長大トンネルで錦町から六日市町まで行く予定だったのか。
よもやこんなルートとは思わなかった。
凄いな旧国鉄。
国土をあまねく発展させたいと日本に勢いのあった時代の産物。
確かに、今は誰が管理しているのか不安な構造物。
2ページ目
もともと駅だった温泉施設 開業できなかった“県境越え区間”
岩日線として計画されていた区間のうち、山口県側の錦町までの32.7km(川西~錦町)は1963(昭和38)年までに順次開業。その後、錦町~六日市間(16.6km)も工事が進み、前出の遊歩道を含む六日市駅予定地(現在「ゆ・ら・ら」敷地)もほとんど完了していました。この駅予定地は国鉄バス・JRバスの営業所として転用され、のちに温泉施設として開業を果たしています。
しかしこの頃には経営悪化に伴う国鉄の合理化が始まっており、未開業区間は工事が進んでいた他の路線と同様、1980(昭和55)年に工事凍結。開通済みの区間も、営業係数(100円の収入にかかる営業費用)が1970(昭和45)年の時点で238、その後も悪化をたどり、1987(昭和62)年には沿線自治体が出身する第3セクター「錦川鉄道」に転換され、現在に至ります。
その際に島根県側から「せめて六日市まで開業させてほしい」との働きかけが行われたものの、県境を越えるため通院・通学の流動も見込めず、採算の予想が厳しく断念。錦町~六日市間に列車が走る可能性は、ここで消滅しました。なお開業できなかった区間のうち、錦町から先の6kmほどは2002(平成14)年から、タイヤで走る遊覧自動車「とことこトレイン」のルートとして活用されています。
錦川鉄道の列車。ツアー客で満杯だった(宮武和多哉撮影)。
岩日線は開業が国鉄の赤字転落と同時期だったこともあって、当時の週刊誌には「(錦川の)対岸にはバス1日100本、こちらは1日6往復」「その先は完成するのか」などと、別の意味で注目を集めことに。そのため当初から建設費用の削減が行われ、列車の交換(行き違い)設備もほとんどなく、駅舎も設備も極めて簡素なものでした。もし全線が開業していたとしても、幹線鉄道の役割を果たしていたかどうかは疑問です。 (続く)
そうそう「雙津峡温泉」(そうづきょうおんせん)は聞く。
保養に最適|山口県の宿泊・日帰り温泉|そうづ峡温泉・錦パレス
そうづきょう温泉・錦パレスは2022年3月27日(日)を持ちまして、すべての営業を終了しております。 また岩国市からの指定管理業務も2022年3月31日をもちまして終了しました。長い間ご愛顧頂き、ありがとうございました。
雙津峡|観光スポット|【公式】山口県観光/旅行サイト おいでませ山口へ
温泉地として経営は続いている様子。
昭和の時代「ゆったり、気ままに 湯来温泉」というCMを流していたが
山深い地域でも魅力があれば人を引き付ける。
3ページ目
島根県西部への移動は、現在では高速バス&空路
そして現在、益田から六日市を経由して広島方面へ向かう“陰陽連絡”の役割は、高速バス「広益線(清流ライン高津川号)」に引き継がれています。このバスは山陽側の終着点を岩国ではなく広島に設定したこともあり、岩日線に沿って運行していたバスは大半の区間が廃止となっています。
また山陽新幹線 新岩国駅の近くに岩日線の駅(御庄駅。現在の「清流新岩国駅」)があったことから、新幹線との接続による首都圏・近畿圏との連絡を期待する声もありました。しかし当の御庄駅の設備が「新幹線の最寄り駅」としては程遠い機能しか持っておらず、いまだ新幹線駅とは別扱いのままです。
一方、1993(平成5)年には益田市郊外に「石見空港」が開港。発着便は1日2本と少ないものの、現在では益田市と首都圏(羽田空港)、近畿圏(伊丹空港。シーズン限定)は空路で直接つながっています。
なお石見空港は、空いた土地で養蜂業を営む国内唯一の空港としてその名を知られ、売店で販売されている「石見空港はちみつ」はすぐに品切れになるほどの人気。空路で益田入りしたなら、岩日線の名残を見にいく前に、はちみつがたっぷりかかった「ホットケーキセット~空港はちみつ添え」をいただくのも良いでしょう。
【了】
旧国鉄やJR西日本が(旧)御庄駅を新岩国駅とせず、ぞんざいに扱った理由。
新幹線・新岩国駅との関係
広島県や広島市が、第三セクター会社を設立して鉄路を維持すれば
(どれぐらい都市の近くを残すか分からないが)
国交相、可部線延伸事業を許可…廃線を復活 | レスポンス(Response.jp)(2014年2月25日(火) 18時34分)
事実上の廃線復活 可部線延伸から学ぶこと:杉山淳一の「週刊鉄道経済」(1/4 ページ) - ITmedia ビジネスオンライン(2017年03月03日 07時30分 公開)
JR初・廃線跡に電車が走りはじめた…可部線 | ひろやすの汽車旅コラム | 日本旅行(掲載日:2017年04月21日)
公共も「身を切って交通サービスを残す」と、JR西日本は受け止めるだろうから
芸備線の「あり方」(廃止)議論の進め方も変わったかもね。
とはいえ
その「錦川鉄道」も、岩国市の予算編成で廃線も視野にしているので
岩国市が新年度当初予算案 錦川清流線の存廃検討調査費も|NHK 山口県のニュース(02月19日 17時44分)
【山口】錦川清流線、存廃も含め「今後の在り方」検討へ 岩国市、利用者減少で赤字補填続く( 2023.02.14 14:41)
「廃線ありきではなく、地域の交通事情も踏まえて検討」 赤字続く岩国市の錦川清流線あり方検討へ | tysニュース | tysテレビ山口(2023年2月20日(月) 12:06)
遅かれ早かれ、だったかもしれない。
75分が遠いか近いか人それぞれだろうが
「萩」を名乗るには、なかなかの詐欺な立地。(さぎ・いわみくうこう)
以前に行ったことあると思うが、エントリーしていないぐらい昔の話。
養蜂のことも覚えていない。レストランで軽食したと思う。
死ぬほど(例えが悪い)遠かったはず。
ほんとだ。
(出典がWikipediaというのもアレだが)
というか、森英恵、記事と全然関係ないやん。
★