不惑で上京

★不惑で上京

リストラ解雇された後に、東京で再就職したブラック企業を退社した後に、実家に戻らされた田舎者の独り言。

すき家と建設コンサルに見る不景気な話。

すき家。


飛ばし記事専門紙・日経のメルマガが気になった。

倦怠感が続くが、はしかの予防接種の副作用って
こんなに即効性と持続性があるのかな。

単に”たるんでる”だけの話か?
(下腹がw)



すき家」の事件は時々ヤフーのトップページで見かけるが
ヨソも似たり寄ったりかなと。

消える明かり 「すき家」、バイト反乱で営業不能
2014/5/20 7:00
http://www.nikkei.com/article/DGXNASFK14035_U4A510C1000000/

すき家の、ウェルカム強盗!という経営姿勢は、つとに有名だが
払うものを払うだけじゃダメなのよね〜と、今更ながら確認の記事。


先日、久々に某チェーン店でランチした。
午後3時ごろ、店内は20席ぐらいだったかな
(そんなに広くないよね)
店員さんは3人ほど居たが割りとフル回転。
週明けのバイトさんが掴まらないようで、合間に交代で電話して
日本語以外の言語で、人集めに躍起になっていた。

漏れ聞こえる話の内容から推察するに、シフト無視の”臨時休業”らしい。

これが正社員なら、恫喝・懲罰解雇・損害賠償請求など
強気なペナルティを与えるのだろうが
バイトさんを首にしたら、結果的に自分の首も締まるので
電話してた社員(?バイトリーダー?)が出勤を懇願していた。


そもそもアルバイトという雇用形態の人に
店の存亡を任せること自体、どうなんだろね?


買い叩かれた労働力によって得られる安価な社会を私も享受して来たが
非正規労働に頼る不安定な現場を数分間、初めて目の当たりにした。

なので、あまり美味しくいただけなかった。
(味音痴なのは内緒)

次の給与から住民税が付加されるので更に手取りが減る。
(無職期間が1年あると翌年の住民税はゼロ)
もう外食なんて無理。

もう恋なんてしない。



技術者不足で残業時間が大幅増、建設コンサル業界
2014/05/19
http://kenplatz.nikkeibp.co.jp/article/const/news/20140516/663089/?rt=nocnt

事例のようなスーパーエリートの方々と一様に比較できないが
前職が建設コンサルだったので興味を持った記事。
(売上高10億円未満どころかw)


コンサルは「できればなるな」という仕事の一つというのを
就業した後に知ったのも、20年近い懐かしい昔話。

技術者として芽が出なかった私が、なんやかんか言う資格は無いが
コンサル業は”専門家”と呼ばれているが
やってることの幅が広過ぎたので
(会社の経営・営業方針も多分にあるだろうけどね)
何でもできる”お手伝いさん”として使われ育てられた気がする。
そして”任せられる”力量が無かったので捨てられたワケ。
(能力の低さに加え、唯一の独身だったので、首を切り易かったのだ)

(不景気だの公共事業費縮小だの言っても仕方ないし・・・)


100億円以上の会社でも
特化した能力を持つ社員を数多く抱えられていないとすれば
お金で還元できないほどの低価格競争で利益は殆ど無いのかな。
利益は有るが経営陣が独占(世に言う老害)しているのかな。
もはや「コンサルタント」という高度な知識と技術を持つ専門家・職能集団は
成立しない時代・業界・分野なのかな?

忙し過ぎて若手を育てる時間が無いというのは言い訳。
そもそも育てる気が無い
育つと自分の存在意義が小さくなるので小間使いの方がいい
など
離職率の高さとの相関で分析されたサイトがあったのを覚えているが
(URL思い出せない)
そもそもコンサルって損な役回りなので
最近の傾向と思う攻める・強気・勝気な若者には向いてないんじゃないかな。
私はドMなので馬鹿だったが意外と耐えられたのかもね。


下積みは面白くないが「考える」「判断する」練習なので
今になって思うが、素敵な回り道であり、実は王道。
上司の尻拭い的な業務もあったが
「自分ならこうしよう」という経験になるので
今になって思うが、無駄ではなかった。

現職でも、この上司、使えない(仕えられない)なぁと思う時、あるよ。
前職ほど過酷では無いが時々、その忙しさが懐かしくなる。
技術者(の端くれ)としての経験の蓄積としてね。


そんでもって、今の事務員さんの仕事よりは、面白かったなーと思い出。
残業代は人生で一度も貰ったことなかったし
(自慢ではない。現職を辞める時は請求してやる!)
晩年はボーナスも出なくなったので
(自慢ではない)
何のために働いてたか分からなかったが
そのお蔭で「お前大丈夫か」と取引先のご老体が晩飯をご馳走してくれ
飲みニケーションで胸襟を開く大事な仕事場だった。

現職では必要ない仕事だが、同時に”得られない何か”なんだよね。


とはいえ、もうコンサルに復帰するのは無理。
経験の乏しさ以上に年齢が行き過ぎてる。
約2年前の(もう2年になるか・・・)無職時代に探しまくったが
自分の名前で仕事をして来なかった(できなかった)ので
ダメだ・・・と思うのに、さほど時間は必要としなかった。


現職では前職ほどの充実感を得られないし
試験勉強を続けても結果は出ないし
何か”コレだ”という”何か”が欲しいのよね〜。

ないものねだりだね。

ないものねだりのI Want You 。