http://maestro-movie.com/
http://hlo.tohotheater.jp/net/movie/TNPI3060J01.do?sakuhin_cd=011544
バレンタイン限定プレゼントもらったよ（笑）♪
http://maestro-movie.tumblr.com/post/110527160212
（背後はパンフレット）
明日、休日出勤なので、今日はオフ。
学生時代から音楽をやって来たこともあるが
もっと早く観ておけば！という作品に久々に出会った。
テレビの特番は、さっき見た。
原作漫画があることすら知らなかった。
これ見てから映画を観たら感想は変わったかもね。
桃李君も言ってた「1800円でオーケストラを味わえる」お買い得な映画。
（今日は1100円だけど）
あ、一応ネタバレ注意ね。
前回の『繕い断つ人』の感想もまだ上げてないけれど
（そんなに忙しかったかな・・・？）
今回も途中だけど。
日本橋は、さすがの大盛況。
三越前で撮影。
露出面積の大きいウエディングドレス姿のモデルさん寒そう。
本会場でも８割は入っていたと思う。
「一般的な映画」という表現があるのか知らんけど
本作は「音楽映画」でありお客さんはキワモノ揃いなワケで
途中で自然が招き中座する人は居たが
エンドクレジットでは誰も立たず気持ち良かった。
演奏曲目が『運命』と『未完成』
指揮指導が佐渡裕さん
吹き替えがベルリン・ドイツ交響楽団
エンディングテーマが辻井伸行さん
これだけでお腹いっぱい大満足。
指揮棒を見ると緊張するのは
ローアマチュアとはいえ20年近く演奏活動をして来た癖だな。
香坂真一（松坂桃李）
脇役だった『麒麟の翼 〜劇場版・新参者〜』からメキメキ上達し
主役（だよね）の桃李君を観ることができて嬉しかった。
ってか”梅ちゃん先生の旦那”カワイイなあ〜と。
第一ヴァイオリンのトップ、コンサートマスターを拝命する若き逸材らしいが
桃李君の後ろで「演技するプロ演奏家」と運指やボウイングを比べてしまうので
時々「？」という所は目についたが、そこかしこから「基本いい人」が滲み出るので
ついつい応援したくなる役どころだった。
幸い私は、プロの演奏で、指揮者とオケの仲が悪そうな演奏は聴いたことないが
演奏スタイルというか”色”（哲学）が違う場合、意見の相違はあるのだろうね。
天道徹三郎（西田敏行）
『ステキな金縛り』以来のスクリーン。
役者人生で最も難しい役柄だったらしいが
日本を代表する役者だけに関西弁は完璧だったと思った。
地上波ならピー音が入りそうな言語表現での熱血指導は
原作者や脚本家がアンチ関西なのか気になったが
「こんな奴、居そう」という豪放な指揮者に引き込まれた。
橘あまね（miwa）
映画初出演らしいが堂に入っていた。
生粋の関西人を相手してきた20年だけあり
関東人のmiwaちゃんの神戸弁が少なからず怪しい気もしたが
制作者サイドとしては、あれで正解らしい。
とにかく可愛い「100％の笑顔」でOK。
猛特訓の成果で撮影時にはフルートを吹けたらしいが
やはり音は吹き替えかな。
佐渡裕さんから直々のレッスンを受けたとかで羨ましい限り。
たくあんを噛むシーンは各所で笑いが起きた。
天道が言う「これが最後の演奏（だったかな）」の気概を表現するのに
阪神淡路大震災を使う脚本は、ズルい。
原作もそうなのかな？（そうみたいね）
実際に前職で目の前で肉親が焼かれた方から話を伺っていたので
ここからしばらくストーリーが入って来なかった。
泣きながら演奏するあまねの名演技もあり正直、結構泣いた。
3.11に向かう時期に1.17をぶつけた制作陣には敬意を表するが
（原作にあるとはいえ）反則。
香坂とのチンケなラブは一切なく
「一流のプロ」と「上手なアマチュア」の垣根を守った脚本はよし。
（↑オレ何様？）
相馬宏明（松重豊）
オペラハウスのマネージャーとして演奏会開催に奔走する一人。
香坂と天道をつなぐキーマン。
「孤独なグルメ」っぽくナレーションもしてたよね？
あそこまで派手に対立するかはともかく
桃李君が言ってた「オーケストラの日常のドキュメンタリー」として
見応えがあった。
「この世でいちばん美しいのは音楽」
「音は一瞬で消えるが、誰かと響き合えたら一生残る」
のようなセリフが印象的だった。
人生の中で、音楽を嗜み
ソロではなく、アンサンブル・バンドをしたことある人なら
少なからず共感できる作品だと思った。
もう一回観たい。
（休日出勤したくない）
DVD（ブルーレイディスク）いつ出るの？
（気が早い）
★
