不惑で上京

★不惑で上京

リストラ解雇された後に、東京で再就職したブラック企業を退社した後に、実家に戻らされた田舎者の独り言。

ももクロにハマっているのではないだろうが、映画『幕が上がる』2回目鑑賞。

幕が上がるポスター。


いや、ハマってるんじゃね?
http://www.makuga-agaru.jp/

いや、そんなことはない。
クイックジャパンの「あーりん特集」まだ買ってないもの。


先月からの映画鑑賞ラッシュの最中の肺炎生活。
その反動から「何か観たい」と血が騒ぎ
昼休みに検索して、見たい映画がコレだった次第。

午後から猛ラッシュで仕事を収め
定時やや過ぎ目に上がり
タクシー捕まえて(←バカだろ)
上映開始5分前に滑り込みセーフ。

東京は真面目に道路がない。


入場時に「行ったぞ、127館!」という
舞台挨拶全国行脚達成記念のオマケをもらった。


100人ほど入る劇場に、最後は30人ぐらい居たかな。
東京では片田舎にある映画館にしては予想外に入った気がした。
ほぼ大人だが、割と低学年ふうの子供もチラホラ。
すぐ近くに座っていた男子2名は、おそらくモノノフさん。

電車が動いている時間帯では、今日が最後だったはず。
バルト9などではレイトショー(ミッドナイト)は続くようだが
そんな夜中だとオヤジ狩りに遭うので無理。


明日(今日)も出勤なので、感想はそのうち。


感想としては、前回と余り変わらないのかもしれないが
http://d.hatena.ne.jp/fuwakudejokyo/20150308/p1
映画雑誌やフォトブックなどで予習復讐したので
2回目ということもあり
前回よりは物語が理解しやすかった。


前回と同じく終始、思ったのが、やはり
リーダー百田夏菜子さん演じるさおりの靴下のだらしなさ。
高城れにさん演じるがるる(リボンなし、白靴下だらーん)を除く
他の3人はきっちりしているだけに
何か引っ掛かった。

学校の近くの空き地で燃やしていた
台本「ウィンタータイムマシンブルース」は
本広克行監督の「サマータイムマシンブルース」の
オマージュというのは分かった。
その時に
背後の立て看板が橋爪工務店だった(かな?)のは
玉井詩織さん演じるユッコのお父さんの会社のものかな?


さおりがプールに落ちるのは
サービスシーンでもないし、何?
また
「うどん脳」は
本広克行監督生誕地・香川県のキャラらしいが
http://www.udonw.com/
モノノフさん的には常識なのだろうか。
ここ一連の吉岡先生の迫力満点ドS指導も含め
緩急の緩なのかな。
脚本としては夢見が悪いということなのだが
さおりが眠っている場面が無かったので
差し込んだ意図が分からなかった。


肖像画」の場面は
やはり2回目の方が唸った。
リハなし一発勝負は
お客さん役の役者も、額縁を引っ張る裏方役の役者も
緊張したろうな〜と。
がるるの祖父が石膏像なのは2回目でも会場から笑いが漏れた。
ユッコの声がよく通り声質もキレイ。


夜の無人駅は
泣かなかったけれど、確かに本作随一の名場面。
有安杏果さん演じる中西さんの設定は
実際のももクロ加入と重なる部分もあるとかで
言葉や気持ちの交錯はリアルとフィクションの融合だとか。
なのだが
途中から銀河鉄道が来るまで
画面奥のビルのブラインドの開け閉めの明滅が気になって
撮り直してくれ〜と思っちゃった。勿体無い。


東京マンセーというか。
吉岡先生の発案で合宿した時に
夜の新宿副都心の摩天楼を見上げて「うわー」となる、私的には謎の場面。
静岡なら東京は近所、そんなに憧れるのか?ということ。
高校生ということで遠方・夜間の外出は制限されているのかな。
その煌めく夜景が合成しかもピンボケに見えたのは気のせい?

そうそう
この時の、見上げるユッコの落涙の名演技は
各種書籍の影響もあり、確かに少しグッと来た。
私も数少ない機会だがあの超高層ビル群の夜景を見上げたが
そこまで感傷的にはならなかったな〜。
(早く帰らないとカツアゲされるという恐怖心が先に・・・)

そうそう
小劇場で演技を見た後で
さおりと話していた秋月成美さん演じる杉田先輩が涙ぐんだのは
見てくれて&後輩が演劇を続けていて嬉しい、以上に
演じる難しさ≒食べて行く厳しさ・辛さ、みたいなものかな?


さおりの弟が優秀過ぎ。
少年野球にピアノ演奏に英検2級受験と
父母はエネルギーを全部、長女でなく長男に注入した感じ。
実は監督のリアルお子様だとか。まじで?


吉岡先生からの別れの手紙で
がるるがさおりの手をギュッと握って励ましているのは
実際の早見あかりさん脱退の時の配置だとか?
この時の
部員の心情を表すかのような激しい降雨は天然。
内村光良監督が『僕たちの交換日記』のコメンタリーで言ってたが
雨降らしは技量が問われる演出ということで
自然も味方に付けたモモクロを本広監督は褒めていたはず。


エンディング「走れ!」に入る直前の
佐々木彩夏さん演じる明美ちゃんが手をふわっとさせる演技が印象的。
制服でもジャージでもなく先生の衣装が似合っていた気がしたのは
高城さん曰くヒラタオニザに厳しく指導された集大成でしょうか。


さおりが「1分前」と人差し指を上げ掲げて
出演陣が呼応して指を高々と上げる場面は
泣きはしなかったが昔を思い出し、嗚呼いいなあ〜と思った。


終わって
男子は元気いっぱいで帰宅の途についていたが
女子(演者よりちょい年上)は泣いてた様子の人もいた。
ももクロが老若男女問わず支持される一端を見た感じ。




思えば遠くへ来たもんだ〜♪