不惑で上京

★不惑で上京

リストラ解雇された後に、東京で再就職したブラック企業を退社した後に、実家に戻らされた田舎者の独り言。

通夜。

朝から会葬者(弔問者)多数来宅。
少年時代にお世話になった近所のおっちゃんもすっかり老いており
離れた葬儀場に行けないからと来てくれたりね。
懐かしい話もできた。

来訪者が来ない時間は
まあまあな、まったりタイムだったはず。

葬儀社がドライアイスの追加にやってきて
棺の蓋を開けた時に、久々に父に触った。
(顔の両開き窓には多分保冷のため透明なシートが貼ってあるのだ)
半冷凍状態なので必要以上に冷たかった。

午後に葬儀場に移動。
痩せたとはいえ元は山男+立派な棺=腰割るかと思うほど重かった。
葬儀屋さんと4人で運んだ。

葬儀場での移動は台車なのでお任せ。
控室で、まあまあまったり。

親戚やご近所さんが続々とやって来た。
甥っ子・姪っ子がすっかり成長してて
独身貴族(笑)の私は、結構な悲哀を味わったぜ。

葬儀で読む電報の順番の確認。
司会者さん向けにフリガナをふるのだが
コレ何て読むんだ?という偉い人のリサーチに四苦八苦した。
電報にはフリカナを振りましょう運動を展開したい。

通夜の、お出迎えから正直あまり記憶がないが
親族代表の挨拶は滞りなくクリアしたらしい。
お坊さんの読経が超絶に渋いバリトンボイスなので
父には申し訳ないが、少し眠くなった。

終わって、お茶(晩御飯)タイム。
飲酒運転は厳罰なので、皆さんお茶・ノンアル。
20年近く昔だが当時は飲酒運転に大らかだったとの記憶。

通夜の時間に間に合わなかった方が、夜に来てくれた。
有り難かった。
イカー文化の田舎ゆえフットワークが軽い。
大都会でクルマが難しく、電車がなくなったらどうするんだろ。
そもそもそんな押し迫った時間帯には弔問には行かないか。


隣の控室の紳士淑女たちが結構うるさかった。
葬儀は田舎のお祭りとはいえ、あそこの集団の育ちを疑った。
久々に一族郎党が集って楽しかったんだろうけどさ。


かつて通夜の夜は、寝ずの番だったが
今では長時間安全に燃え続ける水ろうそく&線香が開発されているので
寝た。