不惑で上京

★不惑で上京

リストラ解雇された後に、東京で再就職したブラック企業を退社した後に、実家に戻らされた田舎者の独り言。

『べっぴんさん』(104)

fuwakudejokyo2017-02-06


http://www.nhk.or.jp/beppinsan/

今日は録画。
さすがに明るいうちは求職活動に充てる。
・・・果報は寝て待て。


イケメンなのに下半身がだらしない青年に振り回される
乙女二人の悲恋の振り返りからスタート。

紀夫、二郎に代わってレコード会社の担当者に謝る。
娘の想い人への配慮、親になることの偉大さを垣間見た。


五月、すっかり喜代さんの術中(笑)
産まれ来る赤ん坊へ編み物を教わってる。

喜代さん、愛情は「ちゃんと言葉にして伝えてあげて」
辞めた会社の偉い連中にも伝えて欲しい。愛はいらんけど。
シングルマザーへの覚悟を確認し背中を押すが
すみれは貴方が居たから紀夫不在時期を耐えられたのよ!


二郎vs五月ファイ!@坂東家。

さくらも、五月も、東京に行けと言う。
五月は二郎を「忘れる。忘れられる」と言い切った。
女って強いな。
言われた二郎は情けない気分だろうが
「先輩の稼ぎじゃ食べて行けないわw」的なこと言われた経験からすれば
ふすま越しで面と向かってないだけマシと思った。

五月の「夢があるって凄いよ」ほんまにそう思う。
音楽の可能性で激励。
そう、音楽っていいよ。
とはいえ、もう聴くだけでええけどな。演奏は懲り懲りだわ。

父親が不在、父親が邪魔、複雑な家庭環境を持つ
赤ん坊の両親となる友人の会話を聞かざるを得ないさくら。
地獄だな。
心底ガッカリの表情。そりゃ心が折れるわ。
今日は同情する。

そんな若者の言い合いを黙って聞く紀夫の2秒間。
イイ差し込み。
(あんな男に娘をやれるか!という心境?)


さくらもだが、二郎「も」フラれちゃった。
そんなハートブレイカーに喜代さんは麦茶を出してあげる。
普通に客人扱い。いつも冷静。
五月も迷った末の結論だと助言もしてあげる。


すみれは暫く五月を預かるつもり。安心しろとな。
紀夫も同意した。
たぶらかされかけた娘(多分不純異性交遊してないはず)が戻って来たが
五月の人生を見て、後には引けないということかな?

とすれば
スタジオジブリ版『コクリコ坂から』や『この世界の片隅に』のような
ためらいなく孤児を預かる親の心境・動機付けのような時代性なのかな。


すみれ「ご縁には意味がある云々」
紀夫「意味を考え続けていれば答えは見つかる云々」
二郎が更に迷いそうな唐突な格言風助言。

いたたまれなくなった二郎、深夜までの協力に感謝して退散。
開襟シャツも時代だよね。
・・・私の学生時代も夏服は開襟シャツだったかな?
・・・今でもあるのかな?


ここの家の中での場面、「一切」二郎から振り向かれなかったさくら。
脚本、徹底してるな。

心配する両親に「失恋しちゃった♪」ぎこちない笑顔で応答。
紀夫「大丈夫や。さくらは日本一可愛い♪」優しい眼差し。
そして頭ぽんぽん。
たまらず落涙。役でなく素の表情が出てた気もしたが、いいのそんなこと。
よしよしするすみれ。
五月の強さを称えるのは女として生きる覚悟を伝えたのかな。


ここで心温まる親子の復縁でなく、五十八さんの重篤をブッコむ脚本。
声の大きな連中に「ほら波乱だぞ」と提示する、制作陣の心意気を感じた。


水面を映して数秒経過して「近江」の字幕。
あー琵琶湖だー。
こういう余裕のある時間の使い方、好き。

兄ちゃん、すっかり優しい表情で娘たちを迎える。
ドラマなので仕方ないが、全員が廊下側に座ってるのは不自然。
昼時で女性陣も出入りし易い所に居たとしても、手前にも誰か居て欲しい。

心臓が弱ってたのに、栄輔への協力要請のために大阪に出向いたのか。
(まだ、この 潔vs栄輔 は見てない)

節子と静子の説明では、58が無理を押して娘のために足を運んだ様子。
すみれやゆりに、責任を感じさせないような言葉もかけてあげる。
前半の対立を乗り越えるナイスフォローの脚本・演出。

ランチは病床のを


はなさん。
「そばに居てくれて当たり前の人を失うかもしれない怖さには
  計り知れないものがあります」
ほんま。
数年前に親父の病室で付き添いしてた時を思い出した。
呼吸のリズムが不安定だから人工呼吸器をはめてるのだが
スローダウンして「このまま止まるのか?」と肝を冷やしたもの。


生瀬さん今日は寝てるだけ。
以前のような躍動感溢れる五十八が戻ってほしい。