不惑で上京

★不惑で上京

リストラ解雇された後に、東京で再就職したブラック企業を退社した後に、実家に戻らされた田舎者の独り言。

NHK逆転人生「貧困の連鎖を断て!西成高校の挑戦」堀くるみリーダーご出演。

再就職活動と並行して、内容が重くて断続的に視聴。

 

圧巻の45分間だった。

朝日奈央 さんと 堀くるみ さん目当てだったけど、途中から忘れるほど。

 

番組公式サイト

「貧困の連鎖を断て!西成高校の挑戦」 - 逆転人生 - NHK

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熱血先生と生徒たちの逆転劇に、前田裕二・朝日奈央が感動!育児放棄された少年、シングルマザーになった17歳。子どもの貧困に立ち向かう大阪・西成高校の挑戦を描く。

親から子への「貧困の連鎖」が問題となっている大阪・西成。この地域の子どもが多く通う府立西成高等学校はいま、学びを守ろうとする先生たちの取り組みが熱い注目を集める。その名も「反貧困学習」。生徒が貧困と向き合い、そこから抜け出すための具体的な術を学ぶ特別授業だ。深刻な教育困難校だった西成高校は、この授業をきっかけに非行や中退が激減し生まれ変わった。驚きの授業風景、そして先生と生徒の涙の逆転を描く。

 

NHKプラスのページ 

https://plus.nhk.jp/watch/st/g1_2021012521798?cid=jp-JYL878GRKG

逆転人生「貧困の連鎖を断て!西成高校の挑戦」

1/25(月) 午後10:00-午後10:45

配信期限 :2/1(月) 午後10:45 まで

親から子への「貧困の連鎖」が問題となっている大阪・西成。この地域の子どもが多く通う府立西成高等学校はいま、学びを守ろうとする先生たちの取り組みが熱い注目を集める。その名も「反貧困学習」。生徒が貧困と向き合い、そこから抜け出すための具体的な術を学ぶ特別授業だ。深刻な教育困難校だった西成高校は、この授業をきっかけに非行や中退が激減し生まれ変わった。驚きの授業風景、そして先生と生徒の涙の逆転を描く。

 

 

当時(200年代初頭)の映像と、再現映像と、余り差がが無くて戸惑った。

再現の雰囲気を当時に寄せたのかな。

 

山里亮太 - Wikipedia

ももクロのお兄ちゃん」山ちゃんも将来は親になるかな。

奥様妻は女優の蒼井優さん)

真面目なドキュメンタリー番組の司会もしているんだね。

「実態を知ることで偏見をなくすことができる」と名司会者ぶり。

最後に起業・吉本から独立の準備をする匂わせ(笑)

南海キャンディーズどうするんや(笑)

 

杉浦友紀 - Wikipedia

杉浦アナウンサー久しぶりに見た。相変わらず美しい。

フリップ(ボート)で適宜、補完していた。

 

「子供の貧困」って実感無いんだよね。

親をやっていない、ましてや今は無職で世間から居ない状態。

独身という生き方は、社会が見えなくなる原因のひとつと思った。

(意見には個人差があります)

この世の13.5%・子供が7人いたら1人が「教育の機会や衣食住が十分ではない」

私は十分だったのに、この有様。

 

大阪府立西成高等学校のホームページです

大阪府立西成高等学校 - Wikipedia

教育困難校という言い方、教育委員会制度の崩壊だよね。

 

今では顧客満足度90%の教育を提供している様子。

 

「反貧困学習」という響き凄い。

『置かれている状況を貧困と認識していない』ので教える。

「知らないを教える」は教育の基本だが、それを発案した数学の先生のひらめき。

高校は義務教育ではないので、思い切った授業編成ができるのかな。

小学校で「生活科」という授業が創設されたように、昭和とは全然違うと聞くが

昭和脳で独り者の私には今の教育現場のことは全然分からない。


反貧困教育「主なカリキュラム」

ネットカフェ難民

貧困ビジネス

ワーキングプア

日雇い派遣

実態を教材に「生徒と一緒に考える」「労働者を守る権利や制度を学ぶ」

先生は「当事者が半数」と言ってたが背筋が凍るね。

私(たち)は恵まれている(た)。

 

「虐待や不当解雇でも文句を言わない」の事例として斉藤さん登場。

この再現映像で、虹家族さん激おこぷんぷん丸だった訳か。

リーダー、クビになってめちゃ凹んでたな。歯科医役の俳優さんも大変だ。

解雇予告手当」「解雇予告通知書」サジェスト機能される。

ブラック企業で使い捨てされた我々の世代(の何人か)からすれば

今はネットで知識を得られ、戦える人は戦えるので、戦って欲しい。

 

大阪ではリストラ解雇だったけど、一か月間の猶予期間があったので

最後の一か月の給料は丸々もらえて、特に手切れ金のようなものは無かった。

 

リーダー、未払い賃金等が振込されてよかったね。

「お金よりも生きていく自信が持てた」というセリフに

ご本人がそう言ったのかもしれないが、NHKの番組作りの本気を見た。

知識を得て、自分で動いて、当然の権利を勝ち取る。

経営者が嫌がる。 


でも普通、バイトも労働者とはいえ、労基は動かないぜ。

こんな優しい労基おるんか?

私は職安(ハローワーク)で、離職の手続きをする段階で

「この証拠で戦うのは...(厳しい)」ニュアンスの助言を頂いたので

自己都合退職から会社都合退職に切り替える戦いだけして

労基には持ち込まなかった。

今考えると近所なので、行って相談だけでもしておけばとも思うが

過ぎたこと。

 

ホクロあるやん!

 

「貧困の連鎖」親が非正規労働者だったり、シングルマザーとなったのは

なりたくてった訳ではないだろが、脱出する知識・機会が無いので

子供も陥ってしまうと。

あと「貧困」には経済的な面以外に「人間関係の貧困」もあるのね。 

生徒さんが言ってた「将来・夢が無い」は、今の私も一緒。わら・・・。

 

 

当時の教頭・山田勝治先生、本物なのね。

昭和の「金八先生」や「スクールウォーズ」のような授業風景が今でもあるのか。

暴力が無い代わりにスルーというのが今時(2008年頃当時)らしいとか。

山ちゃんと同じく「当時、こんなひどい状態なのか」という感想だった。

 

「教育・学校は最後の砦」「若者が落後する社会的損失」を唱えていた。

 

グダグダ言いながらも学校に通って来る学生、可愛いなと思った。

同じような境遇の仲間が居たのだろうか。

「学校不信」で中退者が100人近くいたけど

西成高校の受験・入試|みんなの高校情報 によると

1学年210人らしく、概ね半分が辞めていたのか?

(3学年100人で6分の1か)

当時と今では定員が違うかもしれない。

 

教師 公務員 残業代 出ない - Google 検索

弁護士の売り込みブログが凄くヒットする。

先生は「公務員」として解雇が無い代わりに残業代が出ない典型事例として

多忙な働きぶりは報じられて久しい。

 

家庭訪問は生徒や家族、学習環境を知る基本だけど、昭和の話と思ってた。

平成から令和になってもやってるのね。無知って嫌だわ。

年間600件の家庭訪問とナレーションで言ってたが、ざっくり1日2件。

回る先生は再現映像の5~6人ということはないだろうが

生徒は近隣から通学しているとはいえ、移動距離・時間だけでもバカにならない。

大阪府庁が実態を見て来なかった30年の歪みが、忙しい先生に重くのしかかる。

 

ウチの近所の先生は、自粛期間中は趣味のスポーツカーでお出かけしていたが

実は家庭訪問していたのかもしれない。

 

当時の生徒やゲストも先生に謝辞を述べていたが

これって、先生の情熱の「やりがい搾取」だよね。

 

授業料

大阪府/府立高等学校の授業料と就学支援金について

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このトータル15万円弱が多いのか少ないのか、分からない。

 

普通の人生を歩んでいる、つまり、人並み以上に努力して地位を勝ち取った人は

親となっても大したことない金額なのかもしれないが

(通塾や制服や持ち物やその他諸々、物凄くお金がかかるのは同僚から聞いた)

普通が歩めなかった人にとっては途方もない金額だろうな、とは思う。


親の介護をしていた子は、今で言うヤングケアラーだね。

IMEでサジェストされない新語)

同じ遅刻でも「なぜ来ないんだ?」から「よく来たね」と

先生が家庭訪問で生徒を知ることで、生徒に対する声掛けが変わると。

事件は現場で起きている。 

 

先生は、学習机の有無で「家庭内で大事にされているかどうか」を説いていた。

そういう家庭環境が、登校意欲・学習意欲の減退につながっていると。なるほど。

最近は「リビング学習」がトレンドらしいが、それは普通の家庭の話なんだね。

私も学習机、あったけど。今こんな状態。わら・・・。
 

共闘先生は「福祉制度は在るが申請主義なのが問題」と指摘していた。

「分からないと申請できない」確かに。

制度を作っても知らせないのは宝の持ち腐れ。「やってます感」というやつか。

『仏作って魂入れず』だな、と思ったが仏に失礼だった。

前田さん「知らないと申請することすら知らない」と同意していた。

 

「人生の設計図」作図できません。

 

就職支援 

就職率100%って凄いな。尊敬する

「貧困から抜け出す力」として「お金を稼ぐ」は正解。

子供たちがワークショップの中で「親は無責任」と嘆いたけど

外から見る私は「親も人間なので色々とあるんだよ」と思ったが

当事者としては腹も立つよね。ゴメン。

 

私は「一応」進学校だったけど、下層・底辺だったのでしんどかった。

やりたいことを見つけて卒業できて、大学に進学できた。

それを生かせて(かどうか知らんが)就職浪人せずに済んだ。

バブル崩壊後の就職氷河期(第一次)でも幸いだったのかもしれない。

 

西成高校は先生総出で地域に330社求人開拓って凄いな。

ハロワの職員も真っ青な地道な営業。

「夢を持てる職場」「安心できる職場」なあ・・・今なら有るのかな。

過去の時代の反省もあって、生徒のために先生自ら現場を確認するのだろうね。

 

2008年=平成20年と今ので高卒の就職率どうかなと見た。

令和2年3月高等学校卒業予定者の就職内定状況(令和2年3月末現在)に関する調査について:文部科学省

令和2年6月12日

トップ > 会見・報道・お知らせ > 報道発表 > 令和2年度 報道発表 > 令和2年3月高等学校卒業予定者の就職内定状況(令和2年3月末現在)に関する調査について

https://www.mext.go.jp/content/20200612-mxt_jidou01-000007871_2.pdf

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リーマンショックが2008年(平成20年)で、翌年ガクッと落ちたのは大卒も同じ。

第二次就職氷河期、非常に厳しい時期に、先生方は学生のために地域を回っていた。

先生も「進学率を上げたらいい学校というのは30年失敗している」

「就職の中にチャンスを見つけることで学校が変わるかも」と言ってたが

現実が見えていない大阪府政に対して嘆いていた。

 

生徒を連れて行ってご対面もさせているのか、忙しすぎるだろ先生

先生の奮闘、受け入れ先の理解、そして自信の言葉で、求職希望者99人全員合格。

学生さんは「努力して得る・認められる」第一歩となるかもね。

それでも「これから頑張らなあかんなー」という女子生徒、凄いな。

 

曰く「教育は社会に出るために伴奏を任される仕事」尊い

 

 

 

前田裕二 - Wikipedia

実業家なんだね。メモを取っていた。

ご自身も幼少期は貧しかったんだね。

「教育以前に人生と向き合う。勉強はその先」「先生が待つのではなく与えること」

などなど端々で先生の努力に敬意を示していた。

記録映像や再現映像で「検索の仕方・ツールの使い方の教育」を感心していた。

先生の親身な指導を「自分のために生きるより、誰かのために生きるのが強い」と。

そっちかーと思ったがギャラに見合わない先生への敬意だね。

「親の代わりの先生」という情熱に、かつての自分を思い出したのかな。

山ちゃんの問いかけで「起業の仕方、稼ぎ方を教えたい」は成功例の。

実現の可否はともなく共闘先生も嬉しそうだった。

 

ネグレクトの男の子

野外のベンチは上本町ハイハイタウンだったね。私もよく通った。

2008年前後なら谷町線界隈で仕事をしていた。

もしかしたらその時に居合わせたかもしれない。

見つけられなくてごめんね。

西成区役所の対応によると、高校生単身では今話題の生活保護ってダメなんだね。

先生方が八方手を尽くして支援対象となったようだが・・・。

保証人になる先生、やばすぎ。

朝ごはんを持参する先生も。やばすぎ。

まず玄関の鍵を掛けよう(笑)

先生の手作り弁当は「美味かった」で、おじさん号泣w

「自分で生きる力」って今の自分には無いなあ・・・

あれから10年が経過して27歳の今は、建築資材会社で正社員の傍ら

ヴォーカルユニットとして活動しているという、二足の草鞋。

  

シングルマザーの女の子

「母子家庭」貧困の連鎖として紹介されていた。

123万世帯、確かに多いのだろう。半数が貧困とのこと。

反貧困学習の一環で女性支援でもあるのか。

「父子家庭」どうなんだろう。検索。

当時の映像2012年で、通学しながら娘を育てる子を取材してたNHK

無くしてはいけないと思った。

17歳でシングルマザーのこの子の母親もシングルマザーで

育児放棄されて大変だったとか。

この子も27歳となり、更に勉強している。

偉いなあ。自分も再挑戦を頑張らないと、と感化される。

あとは、娘がデカくなっていた。よく育てた!

 

大阪府内の業務にあたり、指導をしてくれた大学の先生が言ってたが

「二人親が揃ってるのは案外少ないよ」というの結構、覚えている。

同じ2008年頃だったはず。

 

 

「貧困でもスマホは持てるんだね」と思った私はクズだと思う。

情報を得る・繋がりを保つ必需品だよね。

 

 

2000年一桁から20年続く大阪府政・維新政治を、中から、あるいは外から見ると

「知恵を授ける教育」をよく容認しているな、という感想に落ち着いた。

そう見えるから仕方がない。

上の政治思想とは切り離して、現場の先生方が奮闘しているのだろうな。

 

大阪で親をやっている知人友人は多いが、皆さんご苦労されていると思う。

(最近はこっちが恥ずかしいので連絡を取っていない)

 

 

最後はBGMで盛り上げ過ぎの感はあったが、NHKは無くしちゃダメだ。

と思った私は、NHKの思う壺なのかもね。わら。


今も「校内カフェ」という設備があるそうな。イートインだな。

生徒曰く「ここではみんな平等」同じ境遇を生きて

共に普通の生活を得るために学ぶ戦友かな。

 

まとめ「子供が夢を諦める社会であってはならない」

...NHK大丈夫か?

 

 

西成高校の長い戦いの中には、うまく人生を歩めない子もいるだろうが

教育として一定の知識を受ける機会は得られたので

人生を終える時に「いい人生だった」と言える日々を歩んで欲しいよね。

 

 

一週間分のメモを金曜日にまとめた。

・・・まとまってない。

 

検索すると、たくさん感想のツイートやブロクに当たる。

さすがに読んでない・・・

NHK「逆転人生」の「神回」だった「大阪府立西成高校の挑戦」: J-CAST テレビウォッチ

2021年01月28日16時00分