不惑で上京

★不惑で上京

リストラ解雇された後に、東京で再就職したブラック企業を退社した後に、実家に戻らされた田舎者の独り言。

リニア中央新幹線の有識者会議「大井川水資源への影響は抑えられる」ほぉ~。

夜のニュースで言ってた。

 

リニア新幹線 有識者会議“水資源影響抑えられる”素案示す | 環境 | NHKニュース

2021年2月28日 19時47分

水資源への影響の懸念から静岡県が着工を認めていないリニア中央新幹線について国の有識者会議は、対策によって、大井川の流域への影響は抑えられるなどとした、中間とりまとめの素案を示しました。これに対して静岡県は、まだ疑問点もあるとして慎重な議論を求めていて、着工の行方はなお不透明です。

(中略) 

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リニア中央新幹線 静岡県内の工事めぐる経緯は

(中略)

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静岡県 難波副知事 “とりまとめの内容注視”

(中略) 

JR東海 宇野副社長 “流域自治体に説明直接行いたい”

(中略)

そのうえで宇野副社長は「県からは、流域の市と町に対する直接の説明やコミュニケーションをとることは遠慮するようにと言われているが有識者会議の取りまとめの過程で、直接、地元に説明の機会をつくることができればいいと思う」として、流域の市と町への説明を直接行いたいとする考えを改めて示しました。

日曜日に有識者会議を開催するほど国はリニア問題の解決に力を割いている。

 

前日の記事。

リニア「水問題」新聞が報じない静岡県の大矛盾 県外流出する水量は年間変動幅のわずか0.5%(東洋経済オンライン) - Yahoo!ニュース

2/27(土) 5:11配信

 

リニア「水問題」新聞が報じない静岡県の大矛盾 | 新幹線 | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準

県外流出する水量は年間変動幅のわずか0.5%

小林 一哉 : 「静岡経済新聞」編集長 2021/02/27 5:10

 リニア静岡問題を議論する国の有識者会議で、水循環研究の第一人者、沖大幹・東京大学教授(水文学)が静岡県の姿勢を厳しく批判した。

沖発言の基になったJR東海作成の「水循環図」が、リニアトンネル掘削による大井川下流域への影響があまりに小さいことを教えるが、会議を取材した新聞、テレビは一切、報道しなかった。沖教授の“爆弾発言”も川勝平太静岡県知事らは無視したままである。

リニア静岡問題の核心は、川勝知事が、大井川流域住民の“命の水”を守るとして、JR東海のリニアトンネル建設で失われる湧水全量を戻すことを求めていることだ。この問題が解決するまでは、トンネル工事に必要な河川法の占用許可を認めない姿勢を知事は崩さない。

「中下流域の水量」は維持される

(中略)

県は利水安定化策に取り組んでいない

(中略) 

地下水使用量は利用可能量の半分

(中略)

 つまり、リニア工事によって下流域の水資源が枯渇するというイメージばかりが先行しているが、金子社長が言う「蓋然性」を静岡県が重視すれば、問題解決の近道が見える。ところが、そもそもは静岡県JR東海との間の「感情のもつれ」が底にある。実際は、沖教授の批判も、「蓋然性」とは無関係の「感情のもつれ」に対するものだったのかもしれない。

科学者はそう言ってるのか。

 

その一か月前。

リニア工事の湧水流出問題、JRの説明変遷 試算の根拠不明確|静岡新聞アットエス

(2021/2/26 12:15)

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南アルプストンネルの縦断図

(写真)

JR東海がトンネル湧水の県外流出について説明した国土交通省専門家会議=7日、東京都内

 リニア中央新幹線工事に伴う大井川の流量減少問題で焦点の一つになっているトンネル湧水の静岡県外流出について、JR東海の流出量などに関する説明が変遷を繰り返している。湧水の流出量は中下流域の流量が維持できるかどうかに関わるが、地質の詳細な調査をしないまま試算した数値の根拠は不明確で、専門家や県から問題点の指摘が相次いでいる。

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静岡新聞のスタンス≒読者≒地域のスタンスかな。 

県庁内は、聞く耳を持たない知事に困っているという要旨の記事は

以前に見たような記憶はあるが(検索してない)

公式には、社長である知事の言うことに従って社員である県職員も反対なんだろうか。

 

 

下のスーツさんの動画でも紹介されているように

ブラタモリ」の「熱海」の回でも「丹那トンネル」の掘削で地下水脈を破断して

丹那盆地の湧水が失われてワサビ沢が消失したのは言ってたね。

丹那トンネル - Wikipedia

(今は酪農が主要な産業と言ってたかは忘れた)

 

静岡県にとって鉄道会社(上記の旧国鉄)は前科者なので厳しい対応となるのは

仕方がないのだろうが

静岡県知事ってこういう残念な人なので

静岡県知事が年末年始に“帰省” 県民には自粛要請中 - 産経ニュース

2021.1.4 16:25 

年末年始に長野帰省 川勝知事「静岡県の行動様式に基づく行動」|静岡新聞アットエス

(2021/1/5 09:08) 

夫婦で車で往復、夫婦で滞在…「うつす人はいない」 帰省自粛を要請した静岡県知事が長野県に帰省(静岡朝日テレビ) - Yahoo!ニュース

1/7(木) 14:10配信

「なんだかなー」としか見えない。

 

それが、科学に基づく地域の利益代表としての、JR東海に対する正義の鉄槌としても。 

日頃の言動って大事だなと自戒。

 

 

あと、リニアを国策と勘違いしている人が意外と多くて驚く。

 

 

参考となるスーツさんの説明。

【水がなくなる?】リニア中央新幹線 静岡県JR東海は何で揉めているのか?

2020/05/28「スーツ 交通 / Suit Train」

www.youtube.com 

 

「川が枯れた」工事で地下水脈寸断? 長崎新幹線ルート建設、10トンネル周辺で減渇水 田植えに影響も|【西日本新聞ニュース】

2018/6/7 6:00

トンネル工事で減水 水源確保、水田に送水 諫早市多良見町井樋ノ尾地区 | 長崎新聞

2019/6/22 00:03 (JST)6/23 00:02 (JST)updated ©株式会社長崎新聞社 

コメント欄にあったこの出来事、知らなかった。

九州の果ての事故、中国地方のマスゴミは関心無いのかなあ。

 

 

今日もどこかの工事現場で水が抜けているのかもしれないね。

 

ずっと昔にトンネルマンと仕事をしたことあるけど

事前調査でも分からない異常な出水や地質の脆さなどに日々忙殺されることなど

とにかく「死と隣り合わせの漢の職場」という感じで覚えている。

 

 

政治の権力で工事を止めたり、逆に進めたりするのではなく

またJR東海も、事前調査をおざなりにせず、肝要の地質調査をとことんやって

実際に土中に入る工事技師の安全を確保してから、工事を始めて欲しいね。

 

 

静岡県知事の命を守る闘争で企業活動を禁止され、開業予定は延びちゃった。

2027年予定(品川駅 - 名古屋駅間)

2037年予定(名古屋駅 - 新大阪駅間)

6年先はともかく、16年先まで生きている自信はない。