騒音悪化、北側目立つ 20年度の岩国基地周辺6地点 | 中国新聞デジタル
2021/4/28 22:59
岩国市の米軍岩国基地周辺の2市2町と山口県でつくる県基地関係県市町連絡協議会は、2020年度の航空機騒音の状況をまとめた。廿日市市宮島や大竹市西栄など6地点の騒音は空母艦載機の移転完了後の18年度から3年連続で増加。飛行ルートの基地北側で悪化が目立った。
国と県、岩国市が設置した34測定地点のうち3年連続で計測した29地点で、うるささ指数(W値)を比較した。3年続けて増えた6地点のうち、廿日市市宮島は54・9と18年度に比べ3・9ポイント増え、最大の増加となった。増加幅は大竹市西栄が3・1ポイントで続き、山口県和木町瀬田、岩国市三笠町、大竹市阿多田島、岩国市川口町の順で大きかった。
艦載機移転開始前の16年度までの5年平均と比べると、継続調査した22地点の9割となる19地点でW値が増えた。増加幅は岩国市三笠町の6・1ポイントが最も大きく、同市新港町5・6ポイント、同市川口町と同市旭町がともに4・7ポイントで続いた。
月別のW値は過去2年に比べて4、5月が低い一方、11月以降は高い傾向となり、今年3月が最高だった。例年5月ごろ硫黄島(東京都)である陸上空母離着陸訓練(FCLP)などの方法が、20年度は新型コロナウイルスの影響で変わり、岩国基地に艦載機が戻る回数が減った。艦載機は11月に帰還し、空軍の外来機なども訓練を繰り返した。
艦載機移転を前に、国が示した騒音予測との比較では9割の地点で予測を下回っており、同協議会は「当初の予測の範囲内であることを確認した」としている。(永山啓一)
<クリック>うるささ指数(W値) 航空機騒音の評価指標の一つ。騒音が続く時間や回数、時間帯を考慮して算出する。昼間より生活への影響が大きい夜間を重視して評価する。数値が高いほど騒音がひどい。国は環境基準で住宅専用地域は70以下と定めている。70は地下鉄車内に相当する80デシベルの音が日中に1日50回あったときのうるささに相当する。
「9割のために1割は犠牲になる」構図は
「東京のために地方は犠牲になる」防衛・安保政策と同じかな。
厚木や横田などに限らず東京というか首都圏も、航空基地に囲まれて
戦闘機や輸送機による航空騒音は大変な状況だけどね。
山口県/報道発表/岩国基地周辺における令和2年度の航空機騒音の状況について
令和3年 (2021年) 4月 26日
このことについて、山口県基地関係県市町連絡協議会として、別添のとおり取りまとめましたので、お知らせします。
↓
山口県/岩国基地対策室/米軍再編関係・岩国基地周辺における令和2年度の航空機騒音の状況について
令和3年 (2021年) 4月 26日
巻末の資料の
03_岩国基地周辺における令和2年度の航空機騒音の状況(付属資料)全12ページ (PDF : 712KB)
の12ページに設置主体があった。
(地図、小せぇw見せる気なし)
(そうか岩国市のみか)
防衛省・中国四国防衛局
HOME>各部からのお知らせ>企画部関係
https://www.mod.go.jp/rdb/chushi/060_kakubukaranoosirase/020_kikakubu/kikakubukankei.html
(・・・どれだ?)
HOME>各部からのお知らせ>企画部関係>島根県西部及び広島県西部地域における航空機騒音状況
(これを読めと)
HOME>各部からのお知らせ>企画部関係>岩国飛行場に係る騒音苦情
(これは違う)
広島県内
(タレコミ歓迎)市の測定地点は3か所か。
阿品台:阿品台市民センター
佐伯:廿日市市佐伯支所
吉和:吉和市民センター
(特になし)市の測定地点は無いのかな。
国が測定調査主体なので特にリンクも貼ってない。
掲載日:2016年4月1日更新
2012年3月受け付け
(抜粋)また、現在、岩国市・大竹市などが交付を受けている再編交付金に関しては、廿日市市は交付の対象地域になっていませんが、廿日市市としては、このような交付金を要求することは、岩国基地機能増強計画を容認するということにつながりかねないので、現在のところ考えていません。
交付金要請撤回 広島県に求める 岩国基地巡り市民団体 | ヒロシマ平和メディアセンター
18年2月7日
被害を受けているなら対価を求めてもいいと思うけどなあ。
ない袖は振れないよなあ。
宮島を取り込んで税収ウハウハ・・・ではないよな。
当初予算の概要
https://www.city.hatsukaichi.hiroshima.jp/uploaded/attachment/45372.pdf
「公債費」の「対前年伸率」は若干だが増加している。
「市債残高」は増加、「基金残高」は減少、このご時世に決して潤沢ではない。
3地点に限らず、秘密の訓練ルートの航路下では轟音が響く。
全域は無理とはいえ最低でも、海に向かって開けた団地の住宅や事業所などには
防音工事をした方がいいと思うので、再編交付金は魅力と思う。
実際は、騒音は「一瞬」なので「時間の蓄積」が必要な「うるささ指数」では
「うるさい時間が長い地域」とは出ないので、ダメなのだろうけど。
より近い大竹市は「うるささ指数」の範囲からは外れているが
臨海公園の整備などに防衛費(再編交付金)を当てているのは見た。
これもテキストが拾えない画像化。
糞仕様だけど文字化け防止で今の行政ではそういう決まりなのかな?
航空被害への補償として、福祉政策など多岐にわたる。
「この公園は防衛省の補助事業により整備しました」と書いてあった。
防衛省・中国四国防衛局
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広報誌「中国四国」「第40号」
https://www.mod.go.jp/rdb/chushi/030_kouhou/010_kouhousi/kouhou40.pdf
本体工事や、付帯物(遊具)などに防衛費が充当されているね。
先日の騒音訴訟で敗訴した記事で
岩国騒音訴訟、飛行禁止認めず 最高裁、二審の賠償命令が確定 | 中国新聞デジタル
2021/4/15 18:47
世間様は安定のクソだった。
国防で被害を受ける人を馬鹿にする人が
考えうる最悪の状況で苦しみながら死んでいきますように。
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