広島呉道路（クレアライン）全線４車線化へ着工。災害対応なるか？

クレアライン４車線化へ着工式、災害時もふさがりにくい道路へ | 中国新聞デジタル

2021/7/18 19:17

西日本豪雨の影響で路面が崩落し、寸断された広島呉道路（２０１８年７月９日、坂町水尻付近）

　大半を暫定２車線で運用している広島呉道路（クレアライン）の４車線化事業の着工式が18日、呉市天応大浜の呉ポートピアパークであった。工事関係者や来賓、住民代表たち約１００人が出席。工事の安全や早期の完成を祈願した。

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広島呉道路４車線化に向けて着工式災害時も通行確保へ｜NHK 広島のニュース

07月18日　17時02分

災害が起きても通行できる道路を確保しようと広島市と呉市を結ぶ「広島呉道路」のすべての区間を４車線化するための工事の着工式が行われました。

「広島呉道路」、通称「クレアライン」は広島市と呉市を結ぶ国道で、３年前の西日本豪雨で道路ののり面が崩れたため２か月以上、通行できなくなり住民の生活や経済活動に大きな影響が出ました。

１８日は、坂北インターチェンジと呉インターチェンジを結ぶ１２キロ余りの区間について従来の２車線から４車線に拡張する工事の着工式が呉市で行われ、西日本高速道路や地元自治体の関係者などおよそ１００人が出席しました。

式典では西日本高速道路の前川秀和社長は、「４車線化で、強靭で信頼性の高い高速道路ネットワークが形成される。１日も早い完成を目指して事業を推進していく」とあいさつし、関係者がくわ入れをして工事の安全を祈願しました。

西日本高速道路によりますと工事は呉トンネル周辺から始まり、総事業費はおよそ７４０億円を見込んでいるということです。

工事が完了するとすべての区間で４車線化が実現することになり、災害が起きても一部の車線での通行が可能になるとしています。

西日本高速道路の和泉直助広島工事事務所長は「安全を第一に工事を進め、地元のみなさんが安心して使えるようにしていきたい」と話していました。