輜重隊遺構、評価・保存の声 サカスタ予定地、広島で被爆者ら集会 | 中国新聞デジタル
2021/8/13 23:05
輜重隊の被爆遺構の保存の在り方などについて講演する鈴木教授（奥）
サッカースタジアム建設予定地の中央公園広場（広島市中区）で発掘された旧陸軍の輸送部隊「中国軍管区輜重（しちょう）兵補充隊（輜重隊）」施設の遺構について考える集会が１３日、広島市中区の合人社ウェンディひと・まちプラザであった。専門家や被爆者、市民たち約２０人が遺構の評価や保存の在り方について意見を交わした。
県立広島大の鈴木康之教授（考古学）が講演。「国の史跡指定を受けられる可能性がある遺跡だ」との見方を示し、軍事施設などの専門家に幅広く評価を聞く必要性を説いた。また「市民は規模の大きさに感銘を受けている」などとして、遺構の一部を切り取って移設する市の方針では価値を損なう恐れがあるとした。
続いて被爆建物に詳しい石丸紀興・元広島大教授が意見を述べ、「市はスタジアム建設のスケジュールありきで丁寧に議論していない」と指摘。参加した被爆者たちからは、撤去の前に保存の在り方を丁寧に議論するよう市に求める声が相次いだ。集会は市民団体「広島平和記念公園被爆遺構の保存を促進する会」が主催した。（水川恭輔）
広島の新しいサッカー文化の創造のみならず
市民球場に代わる都心部への集客装置という目論見は
広島が絶対に譲れない軍都の記録と原爆の災禍の保存のために
ご破算。
旧広島市民球場跡地への立地の希望にはじまり
一度は宇品に決まりかけて経営上の懸念から立ち消えとなり
中央公園の東側（お城寄り）グラウンドに決まりかけて
広島城とのつながりのため中央公園の西側（本川寄り）に押し出される形で確定して
被爆遺構が出土発掘された大どんでん返し。
戦争反対！の材料が増えてよかったね！
お疲れ様でした。
いやいや・・・。まだだ、まだ終わらんよ！
現地保存として「森ノ宮ピロティホール」のような
敷地の周辺一帯にある森ノ宮遺跡の保存のために、特殊梁による高床式（ピロティ）構造を採用した珍しい建築様式である。森ノ宮遺跡からの出土品を展示した遺跡展示室が存在する。
形にすることを、この市民団体様や大学教授様は許してくれるのかな？
ピロティホールの中 - 森之宮遺跡の口コミ - トリップアドバイザー
森の宮遺跡展示室一般公開＠ピロティホール床下 | 気が向いたときだけの大阪日記
森の宮遺跡展示室 一般公開 - 大阪中心 The Heart of Osaka Japan – 大阪市中央区オフィシャルサイト 地域情報ポータルサイト
サカスタのような巨大な施設を柱で支えること自体は
横浜国際競技場の地下を遊水地として機能させているように技術的には可能。
また、隣接する鶴見川の多目的遊水地を兼ねて整備され、鶴見川が増水して水位が一定のレベルに達した場合、自動的に水が流入し、遊水地として機能する造りとなっている。
とはいえ
被爆遺構の隙間に柱を立てるなら、一定間隔ではなくランダムな配置となるだろうね。
そんな不安定な柱で支えられるのかな？
設計がどこまで進んでいるか分からないが
足元・基礎の条件がご破算なのだから、完全にやり直しだよね。
厳しい予算の制約は、再設計などで完全にオーバーするよね。
開業は数年、先送りとなるとして、お金で解決できる話なのかな？
コロナが終息してもビッグアーチに観戦に行くことは無いから
（陸上競技場はね・・・長居や旧国立競技場は意外と見易かった）
吹田パナスタ、長居ヨドコウ、神戸、埼玉、三ツ沢、などに再就職するしかない。
早くコロナ終わって欲しい。
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