原爆ドーム景観、1月から規制 高さ制限へ広島市計画改定 | 中国新聞デジタル
2021/11/25 22:58
原爆ドーム北側の一定の土地にできる建物は高さ制限を受ける
広島市は25日、平和記念公園(中区)にある原爆ドームを南側から見た景観を保護するため、新たに建てる建物の高さを制限すると発表した。市の景観計画を改定し、2022年1月4日から規制する。ドームの背景に建物が見えない景観をつくり、平和都市広島を象徴する眺望を次代につなぐ。
原爆資料館本館の下からドームを見た場合に、左右17度、ドーム北側の奥行き最大5・2キロの保全エリアで建物の高さを規制する。特にドーム真後ろの左右3・1度の範囲は厳格化。資料館本館から500メートル地点の旧市民球場跡地付近で高さ25メートル、1キロ地点の中央公園広場付近で高さ44メートルまでとした。5キロ地点は202メートルを限度とする。
(ここまで 305文字/記事全文 740文字)
会員限定の記事です
原爆ドーム景観 1月から規制 高さ制限へ広島市計画改定 | 中国新聞ヒロシマ平和メディアセンター
21年11月26日
広島市は25日、平和記念公園(中区)にある原爆ドームを南側から見た景観を保護するため、新たに建てる建物の高さを制限すると発表した。市の景観計画を改定し、来年1月4日から規制する。ドームの背景に建物が見えない景観をつくり、平和都市広島を象徴する眺望を次代につなぐ。
原爆資料館本館の下からドームを見た場合に、左右17度、ドーム北側の奥行き最大5・2キロの保全エリアで建物の高さを規制する。特にドーム真後ろの左右3・1度の範囲は厳格化。資料館本館から500メートル地点の旧市民球場跡地付近で高さ25メートル、1キロ地点の中央公園広場付近で高さ44メートルまでとした。5キロ地点は202メートルを限度とする。
3・1度から外側のエリアでは、植栽で隠れる効果が見込めるため、規制は緩やかにする。500メートル地点で高さ30メートル、民有地が増える1・5キロ地点で82メートルを上限とする。例えば15階建てマンションは45メートル程度のため、通常の建物は対象にならない。制限を超えると建築確認が下りない。
同公園は原爆慰霊碑と原爆ドームが南北に並び、資料館から北側を眺める景観は特に重要とされる。市は、多くの観光客が眺める「平和の思いを高めるため大事な空間」と位置付ける。一方で、ドーム周辺では法律に基づく高さの規制がないことから、市は2019年の審議会で規制の方針を提示。今年3月の審議会に今回の改定案を諮問し、公聴会などを経て10月に「改定は適当」とする答申を受けた。
市によると、保全エリアには広島商工会議所ビルなど基準を超える高さのビルが2棟ある。既存の建物には規制は及ばないが、建て替える場合は対象となる。同商議所は今後、中区内に新築されるビルに移る予定でいる。(新山創)
(2021年11月26日朝刊掲載)
「直ちに影響はない」とはいえ既存不適格となるので
次に建て替える時に、高さを低くする必要がある。
高さ制限が強化されたのか、容積率制限が厳しくなったのか、忘れたが
(そこ大事だぞ)
竣工当時から法令が変更されて、分譲マンションを建て替える場合に戸数が減り
余剰床(保留床)が作れず一戸当たりの負担が増えるので
建て替えが進まなくなるという事例があったはず。
要出典。
容積率の場合は、特例で現状まではOKだったかな。
あー10年も昔の仕事だとホント大事なこと忘れるわー。
特にリリース無いなあ。
ページ番号:0000245751更新日:2021年11月16日更新
平和記念資料館本館、原爆死没者慰霊碑(広島平和都市記念碑)、原爆ドームは、東西に走る平和大通りに直交するように南北方向に配置されており、この原爆ドームを貫く南北の軸線を見通す景観は、平和都市広島を象徴する景観として、次世代に引き継ぐべき大切な存在です。
このため本市では、視点場である平和記念資料館本館下から原爆死没者慰霊碑と原爆ドームを眺めた時に、原爆ドームの背景に建築物などが何も見えないような環境を「目指すべき姿」としました。
原爆ドームの背後となる、白島だったか、基町高層アパートの外れだったか忘れたが
(曖昧なら資料を読み直せよ)
大規模空地にウルトラ超高層マンションが建つのを警戒して
高さ制限を導入すると公開資料では想定していた。
が
実際は
旧市民球場跡地へのサカスタ計画を阻止すために
「え? 今頃? 今まで何もして来なかったのに」というタイミングで
慌ただしく検討が始まったという記憶。
あくまでも個人的な印象。
昭和の時代、旧市民球場に2階席を増築し、照明塔を作り直して
原爆ドームの背後は、ずーっと無粋な構造物があり、無様だった。
世界遺産となり、戦争遺物が観光資源となるので、キレイキレイしましょう
というのは分からないでもないが。
それなら
何度も唱えるが「おりづるタワー」も除却しろ。
平和公園から見て威圧的過ぎる。
(何をもって威圧感かは人それぞれですが、建物自体が高くてデカい)
(市とマツダが市条例に基づいて改修したそうだが、外観の重厚感が逆効果)
(個人の感性なので意見には個人差があります)
まず階数を半分にして、市お得意の「高木で隠蔽する戦法」で目隠ししろ。
南東側の三井不動産の分譲マンション建設計画の時にも
(2005~6年頃の発覚、2007年頃の竣工らしい。要出典)
高さ制限の話は出たが結局、何もしていなかったというか
手段の持ち合わせが無くて何もできなかったはず。
高さ制限は、手法は色々とあるが、実施するかは権利制限の大きさもあるよね。
京都市は、高さ制限で古都の街並みを守ろうとしたが、建物の更新が遅れたり
床の量を確保できず、結果、人口流出につながったという説も以前に見かけた。
都市計画・都市景観部署は「おりづるタワー」で効果があった(?)市条例で
バッファゾーンとして色々と制限していたが
法委任条例でなく独自条例なので
行政指導では民間の権利を制限できず、忸怩たる思いで見過ごしたはず。
要出典。
三井不動産サイドも、階数は14階で容積率は恐らく目いっぱい消化したものの
形状や色彩等でそれなりにできる範囲で配慮した、という記憶。
これも曖昧。
サカスタ計画は、行政のみならず議会も、実際に影響を受ける敷地は少ないものの
(後背地のうち大規模敷地の多くは公共用地)
決められない広島政治から脱却し
大都市の中心部でも高さ制限を実現する重い腰を上げる契機になったとは思う。
旧広島市民球場跡地イベント広場の命名権募集に係るサウンディング調査について - 広島市公式ホームページ
令和3年(2021年)11月22日(月)
都市整備局都市機能調整部
旧広島市民球場跡地イベント広場の命名権募集に係るサウンディング調査について
令和5年3月31日に供用開始予定の旧広島市民球場跡地イベント広場の命名権取得者の公募に先立ち、応募意欲のある事業者の把握や、公募条件の検討のため、サウンディング調査を実施します。
へぇ。
000