不惑で上京

★不惑で上京

リストラ解雇された後に、東京で再就職したブラック企業を退社した後に、実家に戻らされた田舎者の独り言。

映画『宇宙戦艦ヤマト 劇場版 4Kリマスター』観た。

 

公式告知。

2作品連続公開決定!『宇宙戦艦ヤマト 劇場版』4Kリマスター/『さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち』4Kリマスター

 

無職だし、気になっていたので、空いてる平日に行ってきた。

 

もくじ

 

旧版(DVD版)というのかな、10年以上前に発売された商品は

関西人時代に溝が擦り切れるぐらい見ていたと思うが

東京に行く時に引っ越し代金の足しにしたのか、実家にも残っていなかった。

ので

先日「バルト11」まで足を運んだ。

広島バルト11

2023/12/08 公開中

西暦2199年。地球は謎の星間国家ガミラスの攻撃を受け滅亡の危機に瀕していた。遊星爆弾による放射能汚染は地表全土に広がり、地下都市に逃れた人類を刻々と蝕みつつあった。地球防衛軍も敗退し希望の全てを失った時、14万8千光年の彼方、惑星イスカンダルの女王スターシャからのメッセージが届く。イスカンダルには地球の滅亡を救う放射能除去装置コスモクリーナーDがあるという。そして、さらにそのメッセージには、人類の技術水準を遥かに上回る機関「波動エンジン」の設計図が託されていたのだった!

納谷悟朗 / 富山敬 / 中村秀生 / 麻上洋子 / 青野武 / 伊武雅刀 / 平井道子 / (ナレーター)木村幌

(C)東北新社/著作総監修 西﨑 彰司

『宇宙戦艦ヤマト 劇場版』 & 『さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち』 4Kリマスター 2ヶ月連続公開 予告 [4K UHD] - YouTube

www.youtube.com

 

めちゃ人がいた。

平日なのに皆さん何してんだろ?

全員が、私のように無職の暇人ではないだろ?

 

客層

145人のお部屋に27人ぐらい。

中高年が半分少々、若者・若いカップルが意外と居た。

 

雑感

何もかも皆懐かしい。

 

ストーリーはテレビ版の総集編。

概ねの流れは当然、知っているので『2199』との対比で楽しめた。

宇宙戦艦ヤマトシリーズ - Wikipedia

 

熱烈(一部は厄介)な旧作(原作)ファンの人が言ってた「スターシャ死亡編」は

自分は知らない。

(円盤販促のためのインフルエンサーを用いた仕掛けだったり)

宇宙戦艦ヤマト - Wikipedia

以後、「スターシャ死亡編」はヤマトシリーズの正史ではなくなり、再公開の際にも上映されず[175][176]、翌1979年にフジテレビが放送した『宇宙戦艦ヤマト 新たなる旅立ち』は「スターシャ生存編」に則ったテレビ版第1作および『2』の続編となっている。

過激派の人は文面が怖いので表示しないようにしているので

穏健派の何人かを読んで知った。

 

ヤマトがイスカンダルから地球に帰還するために出発する間際に

古代守が乗艦せずタラップを駆け下り、スターシャとの抱擁を見せつけるやつ

「生存編」の記憶しかない。

 

 

あと『さらば』もそうだが本作も、すぐ大破するし、やたら人が死ぬ。

 (乗組員は114人で、生存67人、死亡47人)

人員の補充が効かないこと考えてない人材の枯渇、当時子供の自分でも思った。

艦内通路の動く歩道のように、自動化・機械化が正義だった豊かな時代の名残りか。

 (なので?『2199』は3交代制・999人のクルーで航海した)

 

「総統も相当」は楽しみの一つだった。

基本シリアスな路線のヤマトで数少ないギャグシーン。

 

敬礼

いわゆる「ヤマト式敬礼」をしない場面が幾つかあったので(場面を忘れた)

ヤマトに乗っていない時は、普通の敬礼なのかな。

『2199』でも、第1話で古代君と島が無断出撃する前の、加藤三郎に対しては

ヤマト式でなく普通の敬礼だったので、ヤマト独自の敬礼なのかもね。

諸説あります状態らしい。

 

スロットルレバー

『2199』では自動化が進んだのか、島航海長はほぼ操縦桿のみで操艦していたが

 (赤フタジュウ?前進フタ戦速_などレバー操作あったと思うけど)

本作では、エンジン始動や出力の増減で、ガチャッ!とレバーを引いているのよ。

『永遠に』や『完結編』のワープの段取り描写は、見せ場だったと思う。

工数が削減できるし、無駄のない演出なのかもしれないが

個人的には、大きな船を操る仕掛けとして好きなギミック(舞台装置)だったので

操縦席周りの簡素化は、リメイクシリーズの数少ない物足りなくなった点。

(無駄な拘り)

その代わり、ロケットアンカーが大活躍するので、プラスマイナスゼロ。

『完結編』でも船体(艦尾)を上げるために、都市衛星ウルクに突き刺したので

『3199』や、恐らく作られる「リメイク完結編」でも、活躍させて欲しい。

 

ヘルメット

艦内の制服が簡易宇宙服となるの(ヘルメットと手袋、ブーツで完成)

未来世紀は凄いなと思っていたが、重装備の宇宙服も当然ある訳で

ヘルメットを少し回してカチャッ!と装着する所が、子供心にカッコイイというの

カチャッ!という効果音を聞いて思い出したの今思い出した。

 

ドメル

挑戦状やら水盃やら昭和の名残りが懐かしかった。

『2199』は駆け引きの末の交戦と変更したの、当時ファンはクレームしたとか。

平安時代の「やあやあ我こそは」じゃあるまいし。

正々堂々と戦うのが男の美学だった時代、あれはあれでよかった。

この美学というかノリは『2199』の「メンタリティは同じ」が継承している。

 

ドリルミサイルがヤマトに対してデカすぎるとか、色々とアレ?という所はあったが

これに敵兵潜入も加えて、次々とスリルを味わう『2199』は

原作をよく踏襲しつつ、1000人近い乗員の群像劇に昇華したと思うよ。

 

第3艦橋

様々な所でネタ扱いされる不遇の部署。

しかし、ドメル戦と、ガミラス本星で溶け落ちた時と、2回ほど無くなった姿は

バランスが悪く感じるので心が不安になる(病気だな)。

他に、主砲(特に前部の第1・第2)も結構毎回派手に壊されているし

本星での最終決戦では、古代君が自ら主砲発射室まで行くほど人材も枯渇したし

100人ちょっとで往還する航海は当時も感じていた。

 

映像

美しさは、まあこんなもんかな。

スクリーンが、4K対応ではなかったのかもしれない。

逆に、昭和の古いフィルムを、現代の劇場鑑賞に耐えうる精緻さに引き上げたのは

永久保存すべき名作にふさわしい凄い技術と思った。

▼映像
歴史の中で切り刻まれ散逸していたオリジナルネガを発掘し復元。4Kサイズでデータ収録し、ネガの破損や細かな傷を徹底的に消し去りました。
35ミリフィルムで撮影された「オリジナル版・ヤマト」の瑞々しい色彩が改めて浮き彫りになります。
リマスター作業には日本最高峰の技術を誇るIMAGICAエンタテインメントメディアサービスの精鋭スタッフがあたりました。

 

手書き vs. 3DCG・ディティー

ヤマトやブラックタイガーは、線が少ない、(構造が)不安定な中でも

当時の主役の体面を保っていた。

機動戦士ガンダム』いわゆるファーストガンダムでも言われるし

手書きによる破綻(作画崩壊)は、仕方ない。

当時はそれで良かった。

 

それを考えると『0083』とか『F91』は戦闘描写が凄かった。

確かガンダムは今も、『UC』や『ハサウェイ』などはCGでなく手書きなんだよね。

機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ:映像美の秘密 「ガンダム」の“最高”を更新 - MANTANWEB(まんたんウェブ)2021年06月27日 09:01

違った。

今は、3DCGなんだ。

『ハサウェイ』も『ククルスドアン』も見てないけど。

熟練の3D技術がもたらした、2022年の「ガンダム」らしさ――『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』3D演出・森田修平インタビュー | アニメ ダ・ヴィンチ公開日:2022/6/20

 

森雪もスターシャお姉さまも、『2199』と比べると、誰?というレベルだが

当時はそれで良かった。

いわゆる松本零士顔(メーテル顔)が初恋の人という人、結構いるはず。

森雪の声(当時麻上洋子・現在一龍斎春水さん)が、妙に艶っぽくて良かった。

イスカンダルで森雪が突然、包帯を巻いてたの、確認した。

ポラロイドからデジカメに代わったり、登場人物が大幅に増えたが

この2人を中心に回る群像劇は、リメイクでも変わらない。

 

音響

凄かった。

公式サイトによると、これといって音声は触っていないようだが

音声
音声は初公開時のモノラル音声を採用。
新たに発見された「磁気録音のマスター素材」を使用し、更なるダイナミックレンジと音質を獲得しました。

さすが映画館。

テレビ(円盤)とは違う音響は「映画にお金を出す価値」と思うところ。

 

冒頭の黒い画面の「さらばー地球よー」の男声合唱

「縦」(アインザッツ)のバラつきやブレス(息継ぎ)が良く聴こえた。

ケチを付けてるのではなく、些細な部分なので、気にならない人はならないと思うが

昔取った杵柄で、合成でなくライブ録音だなあと思った。

 

ショックカノンのビームが捻じれる効果音も、びにょーん!と螺旋を切っていた。

「2199」以降のリメイクシリーズも、この効果音を使っているはず。

なので「2202」で主砲の威力が増した時は、その砲撃音も変わっていた。

 

被弾した時の、ボカーン!パリーン!の独特の音なども、心がザワザワした。

(笑)

ありがたい。

 

劇伴

「この曲、元はここで使っていたのか」は幾つかあった。

スクリーンを彩る宮川泰・天才。

リメイクにあたりスコアは散逸していたことから、耳コピで現代に蘇らせた

息子・宮川彬良も天才。

 

スネアドラムのリムショットのエコー(リバーブ?)が心地よかった。

 

円盤

さすがに・・・。

 

パンフレットは買った。さらばと合冊だった。

 

最新作『3199』は来年・2024年の後半だったかな。

旧作(永遠に・Ⅲ)は、どのぐらいなぞるのか分からないが

平田さんと山南司令は生き残って、リメイク完結編に登場して欲しい。

 

 

散策

パンフレットは来年上映の『さらば』と併せて1冊となっていた。

 

 

 

シングルベルにもジングルベル。

ふざけんなバーカ。(よしなさいって)

 

『ウイッシュ』の予告、さすがディズニー映画という音楽だった。

ウィッシュ(WISH)|映画|ディズニー公式

 

 

映画『窓ぎわのトットちゃん』

窓ぎわのトットちゃん - Wikipedia

大昔に(中学ぐらいか)原作を読んでいると思うが

あの玉ねぎ頭から想像できないほど、途中で辛くなって止まったままと思う。

 

映画『窓ぎわのトットちゃん』公式サイト

大きな宣伝ポスター?が吊るしてあった。

 

ゴジラ-1.0』で観たのかな、予告編だけで辛かった。

泣ける映画・感動巨編って苦手なんだよね。

 

感動巨編ではなく、戦中モノだからか、興行面では苦戦しているらしい。

今も受け継がれる当時のベストセラーとはいえ、疲弊した時代には厳しいかも。

 

でも、いい作品なので(らしいので)観てもらいたい。

 

矛盾してる。

 

社会から必要とされている一人暮らし生活なら、心が乾燥してるので観と思う。