不惑で上京

★不惑で上京

リストラ解雇された後に、東京で再就職したブラック企業を退社した後に、実家に戻らされた田舎者の独り言。

『思い出のマーニー』観た(6回目)♪今日はドキドキ。

ということで、帰れない・余計な支出・台風襲来と気分が悪いので
映画を観に行くことにした。

http://marnie.jp/index.html
http://hlo.tohotheater.jp/net/movie/TNPI3060J01.do?sakuhin_cd=010995


宇宙戦艦ヤマト2199・追憶の航海』と
http://yamato2199.net/info/news/292/
『ぶどうのなみだ』が
http://budo-namida.asmik-ace.co.jp/
初日だったが
あの”初日の熱気”は気圧され苦手なので、結局マーニーにした。
(結局って、ジブリに失礼だな)

で、何処で観るかを検索していて、行ったことのない六本木ヒルズにした。
http://hlo.tohotheater.jp/net/schedule/009/TNPI2000J01.do

どーん。

いつぞや逆向きで通り過ぎただけで今日
上京して初めてヒルズの敷地内に入った。
で、若干、迷った。

案内サインが余りにシャレオツ過ぎて、読めなかったの。

パラペットが分厚い。

毛利庭園とテレビ朝日


いざ館内。




何がドキドキだったって・・・今日「1人」だった(笑)



まさかの貸し切り状態。

なかなか呼び込みアナウンスがなく焦ったし
チケットもチェックのみで「もぎり」しなかった。
出がけにチェックしたら3席ぐらい予約が入っていたが
まさかの「サクラ」「ダミー」だったのか?

興収、どれぐらいだろ?
宮崎駿監督ほど儲かっていないのは観客数から明白だが
邦画ベストテンにすら入らないのかな。
コスパは良かったりね)

平成のジブリ作品を劇場鑑賞してまだ4作目だが
コクリコ坂から風立ちぬかぐや姫の物語と、マーニー)
スタジオジブリが宮崎&高畑監督のためのスタジオとはいえ
今日の「一人鑑賞」はショックで泣きそうなほどに衝撃だった。

マーニー、とてもいい作品なのに。

ロクにテレビCMしなかったよね。
すると莫大なコストがかかるとはいえ
特番以外、私はテレビで見た記憶がない。


ま、一人だろうが600人だろうが
同じ所で笑い、同じ所で泣くんだけどね(笑)



六本木ヒルズの劇場、音がいいね。
スカラ座日本橋で聴こえなかった効果音が抜群に響いた。
これも「一人」故か?(笑)

しかし
スクリーン上部のアーチ状の造形(意匠)に
映像の光が反射して気が散る。
これも「一人」故か?(笑)





あの美術教師。
杏奈の様子を伺っている時に園児が事故って
「なんだなんだ」と駆け寄る時に
首から吊ったホイッスルか何かを手で押さえていた。
芸が細かい。



大岩夫妻vs角屋夫人。
大岩さん所は娘が東京でヨガの先生していると言ってたから
少なくとも20代と思うが
角屋さん所の”太っちょ豚”は中学2年生なので
意外と年齢が離れている。
大岩家が若いのか、角屋さんが老けているのか・・・。



太っちょ豚。
米林宏昌監督のインタビューか何かで
Aパートは、杏奈に「太っちょ豚」と言わせるためとあったと思うが
内向的な子は、思わす本音を言っちゃうということなのかな?
原作を読まないと・・・。
(読んでも分からないと思う)



杏奈のお昼ご飯。
朝からスケッチに出かけ夕方まで帰宅しなかったのかな。
お腹空くだろうに。
さすがに放任主義の大岩家も心配しろと思ったが
そこは「細かいことはいいんだよ」の世界なのかな。



門・扉は閉める。
杏奈もマーニーも船着き場の門を開けると必ず閉め
彩香が杏奈を屋敷に招き入れた時も扉を閉める。
折り目正しい所作が良く分かる演技。



どうでもいいの。
マーニーが杏奈に問うた「大岩さん所の生活」で
杏奈が居眠りして、マーニーが駆け寄っての、このセリフ。
1回目から「何だコイツ?」と面食らった。
これも、ミステリーの仕掛けと思うが
ただ単にデリカシーの無い女の子だなという感じに受けた。
(まあ6回も観たら、そんな誤解は解けたけど)



ばあやのショール。
杏奈の日記の中で踊っていた花売りは、男の子だったかな?
(そりゃないか)
日記なので相手の素性は分からず顔を隠す必要があったので
杏奈にショールを被せたワケか。



クツからスリッパへ。
マーニーの家だった頃の屋敷は、西洋式に靴のまま入室したが
彩香が来てからは、靴を脱ぎスリッパに履き替える和式に。
幻影から現実にと切り替わる仕掛けに見えた。
ってか、彩香(の保護者)は、凄い金持ちだな。



お礼・挨拶。
彩香が改装業者に挨拶していたが
一週間は工事しているような、随分と”知ってる感”があった。
マーニーが姿を消した一週間の時系列が未だに理解できない。
(理解できなくても楽しめるよ)
そして各所に見せる蝶番。



あなたもマーニーに会ったのね。
久子がマーニーとの思い出話を語った後に、杏奈に掛けた言葉。
諸解説本や有益なブログ等にも書いていないが
どういう意味?
「も」は、久子と杏奈、なのか、杏奈以外にもマーニーの虜
(憑り付かれた?)人が居たということかな。
ミステリーの本質は自分で結末を考えるのが楽しいらしいが
分からん・・・。



体のライン。
マーニーはフワッとした衣裳が多く
杏奈も男の子然とした服装が多いが
時折見せる、柔らかな曲線を描くラインに
監督のエロスを感じた。
(※エロではなく、女の子を描く本気ね)




今日のメモは、こんなもの。

上映の途中に何度か
劇場スタッフが盗撮の監視に来るはずだが
それも気が付かないほど
集中して観入った。





この集中力、他に活かせば、もっとマシな人生だったかな・・・。


いやいや、悲しいことを言うものではない。