不惑で上京

★不惑で上京

リストラ解雇された後に、東京で再就職したブラック企業を退社した後に、実家に戻らされた田舎者の独り言。

新年会。

東京唯一の友人から年末にお呼びがかかり
首都圏で苦汁をなめる仲間が夜の大都会で集合。

休日出勤が思いのほか手間取り若干の遅刻となったが
生き馬の目をえぐり抜き、蹴落とし、出し抜く術に長けた東京人が跋扈する
(↑ヘイトスピーチ)首都の中央駅近辺とはいえ
さすがに週末は人が少なかったので事なきを得た。

我々中年は上に立つ世代。
(若者からしたら我々、初期就職氷河期世代も老害なのかな?)
有名大企業に転身し、もうすぐ取締役にでもなりそうな勢いの者
幾つもの回り道を経て起業し、数名の部下を従え日本中を飛び回る者
顎で使われるだけの者
色々集まった。

管理職・経営者の立場としての発言の視点・発想を教えてもらった。
なるほど、弊社の経営陣と意見が対立・相違する理由が垣間見えた。

弊社の過労・人手不足・人員構成のいびつさなどを
・・・若干オブラードだが説明すると
「人手不足、待遇の良し悪しは大小関係ない」らしい。
大企業でも回転がいい(すぐ辞める)らしい。意外!
「おだて方・働かせ方・動機づけが下手」という解説はもらった。
上司は部下を使うことで金儲けをするワケで
いかに気持ち良く(かつ安価に(笑))仕事をさせて儲けるかということ。
メンタルヘルスやマインドコントロールっぽい例示もあり
ウチの経営者は人心掌握術が決定的に欠落していることは分かった。

弊社の偉い人が、部下・従業員の言うことに聞く耳を持たないのは
我々(私)の発言が心に響かないから。
できない理由より、できる提案・数字での根拠付け。
ぐうの音も出ないが、友人からの助言ゆえ素直に受け入れられる。

みんなと集まると
「みんなすごいな〜」
「みんな偉くなったな〜」
が口癖の私。
親をやりながら社会人としてあるべき真っ当な人生を送る8割であり
http://www.stat.go.jp/data/kokusei/2005/sokuhou/01.htm
残り2割の私からすれば「羨ましい普通」なのよ。
友達だけど尊敬する。
しかし
「友達なのだから、次からそれ禁句」
って軽く怒られた。


上に立つ者どうしの苦労話と対処法の考察を傍から聞いてて
偉い人は偉い人なりの苦悩がある(←至極当たり前の話)のよね。
でも
やっぱり弊社の上司の暴走(横暴)には閉口する。
会社を大きくしたい!と豪語すればするほど
我々ヒラチームは引いちゃう。
ヒラーズの年長さんの「その前に搾取やめて還元したら?」は傑作だった。

隣の芝生は青く見えるワケで
前職の上司は、人間性は?でも技術者としては確かだったので
ついて行って大丈夫という所で知識と経験を蓄積させてもらった。
 (が、結局はリストラされたのは不徳の致す所)
今の上司のいいところを見つけないと!
・・・砂漠に落とした砂粒を見つけるようなものだな。


他には、親の話。
私以外は私よりも早くに親を亡くしており
気持ちの切り替えというか、落とし所というか、
相続とか、家(先祖代々)とか、人としての心得とか、ね。
そんな中で
葬式で1週間休んでも会社は回るのだから
長時間労働、残業、休日出勤、しなくてもいいんじゃない?
と悪魔のささやき。
(あ、おれ必要じゃないんじゃね?)
彼らは残業代など出ないから、逆に自分のペースでプロジェクトを進める。
(なので管理職なんだけどね)
(私も残業代は出ないけれどヒラなんですけど)



次回は、友人が海外出張から戻ったら。
それまでに「出世しろ」というミッションを発令された。
出世することで会社の機密事項(経営状況等)に触れる機会が増し
より具体的な意見・反論・提案ができるようになるから。
へぇ。
・・・出世って何?
弊社のような中小零細企業
ワンマン経営者と、その他大勢の奴隷(平社員)、という一般的な構図。
あとは
「お前はそんなやつではなかった」
「お前はまだ本気出してないだろ」
「お前が独身なのはおかしい」
などなど、20年来の友人たちから最も普通と縁遠い私に対する熱いエール。

今日は説教部屋やった(笑)
有り難いけどね。


終バスで1つ先まで行っちゃって寒い思いをして帰宅。
やれやれ。