不惑で上京

★不惑で上京

リストラ解雇された後に、東京で再就職したブラック企業を退社した後に、実家に戻らされた田舎者の独り言。

鞆の浦架橋 → 鞆トンネル、2020年度に工事開始。

過去2つエントリーあった。

鞆の浦はトンネル案で決着したんじゃないの?(2013-07-12)

鞆の浦架橋計画断念の件。(2016-02-16)

 

鞆トンネル、20年度着工 広島県方針、23年度完成目標

2020/1/29

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広島県が20年度にトンネル工事を始める方針を固めた福山市鞆町鞆港

 福山市鞆町中心部のバイパス機能を担う山側トンネルの建設計画を巡り、広島県が2020年度、トンネル工事を始める方針を固めたことが28日、分かった。23年度中の完成を目指すとみられる。湯崎英彦知事が12年6月に埋め立て・架橋計画を撤回した際、代替と位置付けたハード対策の柱が、ようやく着工する見通しとなった。

 トンネルは道幅の狭い町中心部に入る車の量を減らし、交通環境を改善するのを目的とする。総延長は2・3キロで、うちトンネル部分が2・1キロを占める。東端は県道福山鞆線、西端は県道鞆松永線に接続する。

 県はこれまで、現地の地質調査などを進めてきた。今後は用地買収の交渉などを経て、20年度後半には工事が始められると判断。関連事業費を盛り込んだ20年度当初予算案を、2月20日に開会する県議会定例会へ提出する方針を固めた。

 トンネルの完成には着工から3年程度かかる見通しで、順調なら完成は23年度となる。概算事業費は少なくとも60億円が見込まれる。県は完成後、県内有数の観光地でもある町中心部の交通量を、現在の3分の1~6分の1程度に減らせるとしてきた。費用対効果も確保できるとみている。

 山側トンネルの建設は、鞆港の景観保護と町中の交通改善の両立を図るための手法として、湯崎知事が繰り返し地元に訴えてきた経緯がある架橋を望んだ地元住民は長く反発してきたが、人口減少なども背景に県の方針へ理解を寄せるようになり、19年2月、湯崎知事が出席した説明会で建設に合意していた。(樋口浩二)

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知事記者会見(平成31年1月29日) - 知事記者会見の一覧 | 広島県

(RCC)
 すみません。RCCの増田です。鞆〔の浦〕の方で関連でお伺いしたいのですけれども,住民の方の要望,懸念を再検討してその結果の案を提示するということで,現段階で住民の合意形成についてはどのように知事は見通されていますでしょうか。

(答)
 もちろん合意というものは何ぞやということにもよるのですけれども,今我々が受けている主要なご意見としては,早急にトンネルの具体案を示してほしいということ。もっと言えば,これをきちんと整備してほしいというご意見です。〔それ〕で,トンネル案については,具体案はもうお示ししたわけですけれども,それについて先ほどからいろいろあるような,さまざまな懸念があるので,それについて考慮して再検討してほしいという意見があるということです。そのためにはもちろん,そもそもトンネルについて反対であるというご意見もあると思いますけれども,主要なご意見としてはそう受け止めているところです。

 

(以上抜粋。まさか翌日に文字起こしされている)

 

鞆地区道路港湾整備事業を巡る経緯 - 福山市ホームページ

ほぼ3年度前(2017年4月)で更新が止まっている。

知事の専横だと腹を立てて福山市は匙を投げたのかな。

2016年の市長の交代が影響してるかもね。

 

鞆地区道路港湾整備事業設計の概要(図集) - 福山市ホームページ

今のページからのリンクでなく検索で見つけたが

架橋案の図面が残されていた。

トンネル案の資料は探し出せなかった。

 

「9月市長会見」(2012年(平成24年)8月28日) - 福山市ホームページ

 いずれにしても,この間の県との協議を通じて,地方自治を担う政治家同士として,「心」の部分で通じ合うことができず, 最終的に民意やこれまでの経過を全否定された形で,知事の有する「権限」の中で一方的に方針が示されたことに対しては, 言葉では言い尽くせないほど,やるせなく思っておりますし,同時に,未だに「理不尽な対応ではないか」と強く思っております。

(抜粋。福山市は昔は架橋が欲しかったんだね)

 

鞆トンネル20年度着工、23年度完成へ 広島県方針 | 中国新聞

鞆 トンネル - Google 検索

全然報じられていない。

 

鞆の浦埋立て架橋計画問題 - Wikipedia

 

もう十年前か、それ以上か忘れたが

鞆の浦に友人と観光に出かけた。

 

大型連休か、お盆休みか、年末年始ではなかったと思うが

 『崖の上のポニョ』が2008年7月19日公開なので、それ以降と思う。

 

課題である通り抜け道路の渋滞に、辟易したのは覚えている。

Google マップ「鞆の浦駐車場」に止めたのは何となく覚えている。

この近隣の空地だったか、歩道脇だったかに当時から

「これが話題の」という架橋の看板は出ていたと思う。

 

イコモスが口出しを始めたのが2008年で

湯崎知事が当選したのが2009年なので

まだトンネルの話は出ていなかったかな?

 

警備員というか、赤い棒を持った人は居たと思うが

そういうレベルの話ではなかった。

 

広島県有数の観光地とはいえ

「そこまで風光明媚か?」と当時思ったのは

今でも覚えている。

 

確かに、あの灯台周辺は良好な漁港の景色が良かったが

課題の細い道路の街並みの方に興味があったので

橋で回避できたほうが交通安全につながるとは思ったはず。

 

やっぱりトンネル案は 出てなかったかな。

当時の写真のデータ、どこ行ったろう・・・。

 

 

関西人時代の会社の人(生粋の関西人)に

景観法が2004年に公布したことで勉強していた時だったと思うが

実家が近い(軽く100km以上離れてるけど...)ということで

「どうするの?」のようなこと聞かれて

「地元の人が希望するようにしたほうがいい」という話は

したような気はする。

 

それは今でも変わっていない。

 

鞆の浦にとって、激しい交通渋滞は古くて新しい観光公害

暮らしが保てる事業となるといいね。

 

・・・今でも凄い観光地なのかな?

インバウンド様の需要が高いのかな?

瀬戸の夕凪が包む国内随一の近世港町 | 日本遺産ポータルサイト