不惑で上京

★不惑で上京

リストラ解雇された後に、東京で再就職したブラック企業を退社した後に、実家に戻らされた田舎者の独り言。

宇宙戦艦ヤマト2199・第七章「そして艦は行く」や全体の感想。

http://yamato2199.net/
昨日に劇場公開は終了。
監督や声優さんが出るヤマトーク(だったかな?)観たかった。


私は8/25(日)と9/1(日)に2回、観た。
薄い記憶の中、ちまちまと書き重ねたので、エントリー。


2199は
汗臭い昭和の時代を感じる男だらけの旧作から爽やかに脱した
平成リア充アニメ。



ほぼ満席
2回ともね。
日曜日だものね。
当然、平成の若者も居たことは居たが、基本おっさんばっかり(笑)
子連れを見て、人生の半分を失った私の生き様を呪った(泣)


本編の前
他の作品のCM(予告編)が幾つも流れるが
平成のアニメの、異様に凸凹した抑揚で、かなり耳障りなセリフ回しに
ジブリは棒」と罵倒される理由が分かった気がした。


本編の冒頭
製作委員会とスタッフさんからの、お詫びテロップ。
円盤販促のためのテレビ放送が仇になり、映画本編に悪影響を与えたとか。
まさに本末転倒な心意気だが
クオリティを維持するため本編を削った潔さには称賛。


映像と音声
大スクリーンで美しい。特に星(星空・星雲)がキレイだったのが印象的。
ハイビジョンなのにテレビ放送では気が付かなかった美しさ。
音も良かった。少々うるさいぐらい。
いつもは、東宝系の劇場(TOHOシネマズ)に行くので
松竹系の劇場の、ハイバックの椅子の座り心地の良さにも感動した。
(2回とも新宿ピカデリー。椅子はシアター1。)


これまでのダイジェスト
オープニングの「さらば〜♪」はノンテロップ。
当たり前だが感動した。
やっぱり「さらば〜♪」だよね。
コレの前か後か忘れたが、第一章から第六章までの総集編が流れた。
(テレビ放送されているが)親切。


デスラー
第六章の最後の最後に砲撃して、観客を欲求不満に陥れたとか。
第七章の冒頭でヤマトの左舷を掠ってびっくりした。
「あぶねー!」ってつぶやいた。
左舷の砲門を溶かして使用不能にさせたと思うが
活躍したのは、コレが最後。
2発目はユキとノラン君の活躍で、第2バレラスを崩壊に導き
3発目はヤマトの三式弾の雨あられで結果、自爆・自沈の引き金。
グーグルの「デスラー砲 当たらない」の歴史はココから始まったのね・・・。


総統府への特攻
旧作はガミラスを「全滅」させた(よね?)

今作は目標を総統府に絞り込んだのが、今風の戦略・戦術かな。
この時に
ヤマトの侵攻を阻止するために針路を塞いだガミラス艦に対して
ヤマトが回避せずに突撃して力任せに食い破った描写が
余りにカッコよくて、一気に吸い込まれた。
ありえんし。
波動防壁は展開してたかな。


ガミラス星
旧作は荒涼とした雰囲気だったと記憶していたので
(星としての寿命が云々だたし)
本作は花も木もあり意外と自然豊かだった。
(総統府の周囲だけかも)
 ↑
そうだったね。映像に映った表面の殆どが荒地だった。


敵とか味方とか
古代が雪の救出のため、ユリーシャとコスモゼロで出た時ね。
ゼロがガミラス機に襲われた時にメルダが助けて
「ユリーシャを守っただけ」と言った場面や
コスモファルコン部隊などがゼロを護衛した場面などで
皆が雪を助けたいという姿に
「1人すら救えないなら、地球は救えない」という意気込みを感じたの。
あとさ
ディッツ提督は、レプタポーダで反政府運動とはいえ
息のかかった領地であり
やろうと思えばヤマトを無傷で鹵獲できたろうが、やんなかった。
敵の敵は味方ということか。


波動砲
波動エネルギーを武器に転用したことにスターシャはキレたが
落下する第二バレラスを撃ち抜き敵であるガミラス人を助けた。
(性格がアレに変貌した大砲屋・南部が撃った♪)
偽ユリーシャ(雪)を世話したヒルデを助けたヒス副総統が
ヒルデは人気爆発で再登場したとか)
逡巡するスターシャに、波動砲に救われと助言したのも
武官でなく文官だからか、敵ながら天晴だった。
一応「防衛・身を守るため」という理屈は通じた様子。
復路では波動砲制御室にコスモリバースが設置され砲自体は
和親条約に基づいて封印された。
ということは
ヤマト2以降のリメイクは無しだな。


傷ついたヤマトがイスカンダルの海に着水した時は、ちょっと泣いた(笑)


ドキッ!水着だらけの水泳大会
原田真琴の意見具申で実現したファンサービスのコーナー。
(ワープ時のユキの下着スケスケと同じね)
コスモリバースシステムの引き渡し待ちの時間つぶし。
なぜ
水着を積み込んでいたのか
(しかもワンピースでなくセパレート)
甚だ疑問はあるが、まあええか。
また
コスモゼロのカタパルトの高さが水面から何メートルあるのか
第三艦橋の窓が水面下何mにあるのか、知らんけど
ヤマトの巨体と、未来人の水圧に対する耐久力の高さは、よく分かった。
あと
結構待たされた時間を利用して艦体の修理をした様子だが
喫水下の損傷は、どうやって修理したのかな。
(艦首はガミラス艦や総統府に突撃した傷跡が生々しかった)


デスラーの奇襲
亜空間ゲート内でブリキの兵隊を送り込んで来たが
ヤマトの詳細な構造が分かっていながら
なぜ第一艦橋を最初に襲撃しなかったのかな。
最終的にはロッテンマイヤーさんの活躍で勝利するが
しばらく圧倒的な劣性だったからね。
この戦いでユキが被弾するので
白兵戦の展開が見えない1回目よりも
分かっている2回目の方がドキドキした。
この最終戦
地球帰還を望みながら戦死した乗組員は不憫だよね。
南無・・・。


幽霊と奇跡
コスモリバースの動力源が、電気でもガスでもなく
記憶(思念)だもの。
その「記憶の主」古代守は、本来の地球を救う仕事の前に森雪を救って
消えちゃったから
沖田艦長(結果的に仮死状態)が交代して地球を救った。
(2回とも涙)
技術科の面々すら「奇跡」を口走る展開は、まさにご都合主義なのだろうが
宇宙の神秘を信じて汗を流して奔走するのがヤマトなんだよ。
あと
普段は泣かない古代進は、兄の墓標の前で泣いたのかな?
形見の拳銃を墓前に供えた場面にも、グッと来た。


リア充戦艦ヤマト2199
古代進×森雪はともかく
加藤三郎(サブちゃんw)×原田真琴
星名透×岬百合亜
山本玲×篠原弘樹(これは未満か?)
北野哲也×西条未来
古代守×スターシャ
などなど
人口問題研究所も羨むカップル率。
http://www.ipss.go.jp/ps-doukou/j/doukou14_s/chapter2.html
旧作ではなかった(と思う)古代と雪の、熱い接吻もあったし。
結末が分かっていながら、雪の生還劇にも泣けた。



こんな幸せ(一部を除く)満載な作品を
独身オッサンが観てちゃダメなんだろうなー。

夢を見られるのは若いうちなので
若い子は頑張って、幸せを掴んでほしいぞ!と思う作品なんだよ。
(「幸せ」の定義は人それぞれだ)







順不同につらつらと。


各キャラクターやについては
そのうち、まとまったらエントリーしたい。