今知った。
正直に、そう思った。
2020/2/7 10:42
広島市は7日、原爆の日の平和記念式典中のデモによる拡声器の音量規制などの条例化を見送る方針を明らかにした。2月開会の市議会定例会には条例案を提出しない。被爆75年に当たる今年8月6日の式典までの規制導入は困難になった。市は静粛な式典の環境を求め、今後もデモ団体と話し合いを続ける。
市は、式典会場まで届く拡声器の音量を問題視し、長年にわたり音量の低減や別の場所での活動を求めてきたが受け入れられなかったとして、条例による規制の可否を検討していた。
20年2月10日
広島市の松井一実市長は7日、14日に開会する市議会定例会に、平和記念式典の会場周辺でデモの拡声器の音量を規制する条例案を提出しないことを明らかにした。ことし8月の被爆75年の式典での条例による規制は見送る。定例会には2020年度一般会計当初予算案を含む71議案を提出する。
松井市長は記者会見で「デモの実施団体と幸い話し合いができている。現時点では協議がうまくいく期待感を持っている」と述べ、式典の静粛の確保に向けて話し合いでの解決を優先させる考えを示した。一方で「協議次第で駄目ということになれば、手段を考えないといけない」とも話し、条例の検討は継続するとした。
提出議案には障害者差別の解消を目指す基本理念を定めた条例案などを盛り込んだ。82億6700万円を増額する19年度の一般会計補正予算案には国の経済対策に基づき、市立学校内への無線LAN環境の整備や義務教育の児童生徒へのタブレット端末の購入費などを計上した。(永山啓一)
(2020年2月8日朝刊掲載)
過去の記事
2019ヒロシマ
2019/6/19
8月6日の平和記念式典の際、デモ団体による拡声器の音を条例で規制すべきかどうかを尋ねた広島市の市民アンケートについて、市は18日、式典に出席したり、テレビで視聴したりした人のうち「条例で規制するべきだ」とした意見が69%あったと明らかにした。本年度の式典で会場の平和記念公園(中区)でも、参列者にあらためてアンケートをする考えを示した。
市議会定例会の一般質問で松井一実市長は「式典中に被爆者や遺族がうるさいと感じる音が聞こえている状況は、式典の目的を達成する公共の福祉を損ないかねない」と強調。本年度の式典では、デモ団体の拡声器の音量を測定する方針を明らかにした。
松井市長は調査結果や市議会での議論も踏まえて、「被爆75周年にあたる来年の式典では、条例の制定も視野に入れつつ、実効性のある方策を検討したい」と述べた。木戸経康氏(自民党市民クラブ、安佐北区)の質問に答えた。
アンケートは市が昨年12月、無作為に抽出した18歳以上の市民3千人に郵送で実施。過去5年に式典に出席したり、テレビなどで見たりしたことがある人に、式典中のデモの声を「うるさいと感じた」「感じなかった」のどちらだったかを尋ねた。さらに静粛な環境を保つための対策として、条例を定めて規制▽従来通り、デモ団体に音量を下げるよう要請することにとどめる▽その他―のいずれかを選択してもらった。有効回答の割合は41%だった。
デモ団体などは表現の自由を制限するなどとして、市に規制しないよう繰り返し申し入れている。デモを主催する「8・6ヒロシマ大行動実行委員会」の大江照己共同代表は「表現の自由を踏みにじる方向に誘導し、圧力をかけてくる市の姿勢に抗議したい」と批判した。(永山啓一)
規制には慎重な検討必要
広島市立大広島平和研究所の河上暁弘准教授(憲法学)の話 憲法で保障された表現の自由は民主主義を守るため極めて重要な権利だ。市が規制するのなら、よほど慎重な検討が求められる。表現の「時間、場所、方法」の制限は認められる余地があるが、差し迫った危機があり、ほかに手段がない場合に限られるべきだ。
市が市民アンケートなどの手順を踏んでいることは評価する。ただデモの声が「うるさいかどうか」を尋ねるのではなく、「式典の目的が阻害されていると思うかどうか」を聞くなど質問内容は精査してほしい。「不愉快だから規制する」という議論なら乱暴だ。一方でデモ団体側もなぜ抗議活動が式典の前後ではなく、式典の最中でなければならないか、説明が必要だ。市は式典の在り方を考える対話集会を開くなど、十分な議論が必要だ。
[インサイド] 8・6デモ規制 是か非か | ヒロシマ平和メディアセンター
19年6月26日
広島市は8月6日に平和記念公園(中区)で開く平和記念式典の静粛を確保するため、デモの拡声器の音を規制する条例の検討を始める。昨年12月に実施した市民アンケートで約69%が条例で規制するべきだと回答したことを受け、被爆75年となる来年の式典での実施を視野に入れる。しかし、デモ団体や被爆者団体は憲法が保障する表現の自由を制限すると懸念の声を上げる。市民の幅広い議論が求められる中、経緯と論点を整理した。(永山啓一)
「音規制するべき」 33% 平和記念式典 広島市が参列者調査 | ヒロシマ平和メディアセンター
19年9月17日
広島市が8月6日に開く平和記念式典の際、デモの拡声器による音の規制を検討していることに関連し、ことしの参列者を対象にしたアンケートで、条例などで規制するべきだと答えた人は約33%だったことが14日、分かった。一方、関係者と話し合いを続けるべきだとした人が約43%と最多だった。市は結果を踏まえ、来年の被爆75年の式典に向けた対応策について、年内に方向性を示す考えでいる。
憲法って便利なツールだなー。
〔自由及び権利の保持義務と公共福祉性〕
第十二条 この憲法が国民に保障する自由及び権利は、国民の不断の努力によつて、これを保持しなければならない。又、国民は、これを濫用してはならないのであつて、常に公共の福祉のためにこれを利用する責任を負ふ。
と書いてあるの、中学校の社会科で習うよね。
(え? 今は小学校で習うの?)
自分の権利を主張するためには
相手の権利を尊重し、自分の義務を全うする。
「うるさいので静かにして」に対して「うっせバーカ」では
世間の理解を得られない。
東京でAbemaTVかニコ生で式典を見ていて
式典中のバカ騒ぎに驚いた。
去年もそうだったし、少なくとも私は、理解できない。
息苦しいね。
まあ、今年も静寂を乱すなら、2021年の夏からは静かになるだろう。
毎年毎年の恥晒し状態を続けるのか、正念場だぞ。
無職が政治を語ってやったぜ。
え?オレは無職だから憲法の「勤労の義務」に反してるって?
〔勤労の権利と義務、勤労条件の基準及び児童酷使の禁止〕
第二十七条 すべて国民は、勤労の権利を有し、義務を負ふ。
2 賃金、就業時間、休息その他の勤労条件に関する基準は、法律でこれを定める。
3 児童は、これを酷使してはならない。
憲法は国家を縛るモノ。
国家がオレに対して働ける環境を用意してないのが悪いんだよ。
なので、オレは勤労の権利を行使できないんだよ。
言わせるなよ恥ずかしい。
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