「逆線引き」の開発制限、500カ所で先行 広島県、13市町の災害リスク高い土地編入 24年度中に | 中国新聞デジタル
2023/6/7(最終更新: 2023/6/7)
広島県は、積極的に開発を進める「市街化区域」内に災害リスクが高い土地がある場合、開発を制限する「市街化調整区域」へ編入する「逆線引き」を県内13市町の約500カ所で先行実施すると決めた。2018年の西日本豪雨など県内で相次ぐ災害を踏まえた措置で、24年度中の編入完了を目指す。
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6/7(水) 11:41配信
「逆線引き」のイメージ
広島県は、積極的に開発を進める「市街化区域」内に災害リスクが高い土地がある場合、開発を制限する「市街化調整区域」へ編入する「逆線引き」を県内13市町の約500カ所で先行実施すると決めた。2018年の西日本豪雨など県内で相次ぐ災害を踏まえた措置で、24年度中の編入完了を目指す。
13市町は広島、呉、三原、尾道、福山、府中、大竹、東広島、廿日市の9市と府中、海田、熊野、坂の4町。土砂災害特別警戒区域(レッドゾーン)内にある市街化区域のうち、調整区域との境目にあり、住宅や店舗などがない未利用地を対象にした。
抽出した約850カ所について、県は21年度以降、市町による調査や地権者への説明会をしてきた。宅地利用や対策工事の予定などがある約350カ所を除外し、ことし3月までに対象を確定した。都市計画法に基づき、国との協議や有識者たちでつくる審議会を経て編入を完了させる。
県は相次ぐ土砂災害を受け21年7月、都道府県では初めて県民の居住地を山裾など災害リスクの高い地域から平地へ誘導する逆線引きを段階的に進める方針を出した。対象は約1万カ所と見込み、全ての編入を終える目標は41年ごろ。さらに71年ごろには災害リスクの高い地域の住民がほとんどいない状態を目指す。
県都市計画課は「住民への周知を図り、できる限り理解を得ながら作業を進めたい」としている。
時々、話題になる。
市街化区域内の土砂災害特別警戒区域を市街化調整区域に編入(逆線引き)する取組について | 広島県
掲載日2021年8月20日 更新日:2023年3月17日
さすがに説明会の質疑応答は載ってないか。
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市街化区域内の土砂災害特別警戒区域を市街化調整区域に編入(逆線引き)する取組について - 広島市公式ホームページ|国際平和文化都市
更新日:2023年2月3日更新
さすがに説明会の質疑応答は載ってないか。
かつて土地建物の仕事をしていた身ということもあり
有識者や、不動産関係者が指摘する「指定されると資産価値が下がる」の懸念は
概ね納得している。
市街化調整区域に指定されると、基本的には開発行為は不可となるので
地価が二束三文に下がるかもしれない。
【市街化調整区域とは?】諦めるのはまだ早い!土地活用の方法をご紹介【スマイティ】
再建築不可な市街化調整区域|裏ワザとなり得る土地活用方法はある?「イエウール土地活用」
が
政策転換による所有者への不利益は「課税額が減る形で還付される」という
仕組み(スキーム・理論武装)なのかな?
私道(公共の用に供する道路)のように非課税となる訳でないないので
手放したい時に誰も買ってくれない、赤字になる程に不動産屋に買い叩かれる
というリスクは負うのかもね。
急傾斜地崩壊危険区域の抽出を、ArcGISで計算する業務をしたと思うが
作業はしたが、結果が出る前にリストラ解雇されたので
実績にならないというね。
そうそう既に
「土砂災害特別警戒区域(レッドゾーン)」は指定され公開されており
(斜面地のキワキワで開発するにも大変そうだったり)
土地を探す人は、都市計画の制限内容と併せて、当然に自分で確認している話で
(いや個人ではここまで見ないのかな。不動産会社は告知義務はあるけど)
危険負担、防災区域・警戒区域指定の説明義務 | 不動産売買のトラブル | 三井住友トラスト不動産
既に「現状でリスクを抱えている土地」という事実を反映した価格だよね。
(指定地域以外でも災害が発生する可能性は当然あるけど)
それ以前からも
斜面地での災害のリスクは、平地よりも高いのは明らかで
日本は、高度な土木建設の技術力と分厚い札束で(money is power)克服してきた。
自然災害の凶暴化は、地球温暖化が原因とも単純には思わないが
(トランプ何某とその支持者ほど説を切り捨ててもない)
「もともと人が住む場所ではない所まで開発した結果」という論は
受け入れている。
可住地面積の狭い日本、広島都市圏(広島経済圏)では
旺盛な需要に応えるため、そして需要を誘発するため、積極的に開発してきた。
千里や多摩など国策ニュータウン以外に、民間も山麓を削り時代の要請に応えた。
広島デルタを囲む丘陵地にも、沢山の団地が開発されている。
出て行くまでは見向きもしなかったが、こっちに戻って車を運転するようになり
びっしり詰まった住宅地には改めて驚いた。
お行儀よく整形化された団地は、子供の飛び出しの危険性はあるが
(阿品台、五月が丘、井口台、美鈴が丘、高陽ニュータウン他・・・)
現実逃避には運転の練習には都合のよい区域・地域だったのよ。
不動産事業は、基本的に焼畑農業なので、仕入れて売ってを繰り返さないと
倒産する。
なので
開発から抑制への政策転換は
転売目的の所有者(個人・法人や、不動産仲介を生業とする事業者には
飯の種を失う危険性があり「寝た子を起こすな」というのは分かる。
が
人として、それを口にするのどうなん?という部分が、自分の中に残っていたのは
ホッとした所。
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