6日間で列車緊急停止9回 広島市西区の高須踏切、列車と車衝突事故受け検知範囲拡大 | 中国新聞デジタル
2021/12/21 20:58
(支社長)
踏切で無理な横断をしないよう呼び掛ける蔵原支社長
▽JR西「無理な横断やめて」
9月に起きた列車と車の衝突事故を受け、「障害物検知装置」の反応エリアを拡大する再発防止策を講じたJR山陽線高須踏切(広島市西区)で、改良装置が運用を始めた15日からの6日間で9回作動し、いずれも列車が緊急停止したことが21日、分かった。検知エリアの拡大で頻繁に反応した可能性があるとし、JR西日本広島支社は「無理な横断は絶対にしないで」と呼び掛けている。
▽3回は人が取り残されているのを確認
装置は、遮断棒が下りた後の踏切内で列車接近時、車や人を検知すると運転士に指示する仕組み。同踏切は山陽線と、並走する広島電鉄宮島線の共用のため22メートルと長く、両線間のスペース(縦約5メートル、横約7・4メートル)で車や人が立ち往生するケースが相次いでいた。同支社は山陽線の線路上に加え、このスペースも検知できるよう改良した。
同支社によると、装置改良後に作動した9回のうち、3回は踏切内に人が取り残されているのを確認した。しかし、残る6回の原因は不明で、同支社は、検知された人が立ち去った可能性があるとみる。蔵原潮支社長は21日の記者会見で「安全が最優先。停車によるダイヤの乱れを最小限にしたい」と述べ、警報機が鳴り始めたら無理に横断しないよう訴えた。
同支社管内には広電との共用踏切が6カ所ある。事故を受け、同支社は10月中旬、蟹原第2踏切(佐伯区)でも検知範囲を拡大した。残る4カ所も同様の対応をする方針でいる。
高須踏切での事故は9月9日朝に発生。踏切内に取り残され、両線間のスペースに止まっていた軽ライトバンが列車の通過直前に動きだして衝突した。(佐藤弘毅)
今日のイラスト、えらいサイズが大きいな。小さくしたけど。
「高須踏切」は以前にも取り上げた、悪名高い踏切。
電車2題:「踏切事故」一義的には横断者が悪い・「撮り鉄」違法な者は書類送検される。 - ★不惑で上京
2021-09-10
広島駅のオピニオンリーダー()としての自負自覚を思い出したのか
今回の論調は、鉄道会社への加害者である利用者(≒読者)に媚びなかった。
支社長の言葉を援用する形だが
「踏切は安全を確かめて正しく通過しましょう」という
極めて当たり前のことしか書いていない。
最新の状況は知らないけど
踏切東の南側「たかす薬局」の地図でいう右側の道路は地図上の方向に一方通行で
右折すると踏切を渡って来る車を阻害することになるので
(薬局の線路側の道路は地図下の方向に一方通行なので邪魔しない)
ここを右折禁止とするのかね。イヤ無理だろ。
踏切西の南側からの道路は駐停車禁止区域があるので
踏切の渡った先に1台分・5m程度の駐停車禁止区域を設けたら
鳴り始めて渡り始めても最悪そこに車を押し出すことができるので
「踏切内で立ち往生」は防げると思う。
しかしこれでは
約22+5=27mも先の状況を、歩行者や自転車も往来するだろうから
瞬時判断するの現実的ではないのだろうな。
ひとつ言えることは、踏切事故は起こした車が悪い。
(踏切の機器が故障していなければね)
他の多くの運転手やライター、自転車、歩行者も、無難に渡っている。
クルマが取り残されるは事態は話にならないが
高齢者やセニアカーが22mの距離を渡り切れる時間があるのかは気がかり。
最高時速は6km/h、6000m÷22m≒273、秒換算3600÷273≒13秒あれば
渡り切ることができるのね。算数合ってる?
なので
「次は何秒間閉まります」という予告が出るといいね。
踏切を作動させる検知装置までの距離や
そこを通過する列車の速度(各駅停車、貨物列車など)などから
広電とJRで何種類かパターン化して、組み合わせたら、できそう。
・・・超適当な思い付き。
あるじゃん。
¥ØÕfÔ\¦VXeÀØÀ±ÌÀ{É¢Ä(酷い文字化けだ)
踏切遮断時間表示システム実証実験の実施について
平成19年11月21日
<問い合わせ先>
都市・地域整備局街路課 道路局路政課 鉄道局施設課
国土交通省では、「開かずの踏切(ピーク時の遮断時間が40分/時以上の踏切)」等における踏切待ちの「イライラ感」等の不満を解消し、道路交通環境を改善することを目的として、踏切遮断時間の情報提供に係る検討を昨年度から実施してきました。
今年度は、踏切遮断時間の予測精度の向上のため、昨年度のシステムの改良を行い、実験箇所等を拡大して、システムの有効性等について確認する実証実験を行いますので、お知らせいたします。※ 本実験は、道路事業の一環としてガソリン税等を活用して実施しています。
(参考資料) 実験のイメージPDF形式
平成19年=2007年。14年も前の話だ。
今どうなっているのだろう。要検索。
こういうので「何秒なら渡れる」と判断してもらえる。
それでも無法地帯が収まらないなら踏切を廃止するしかない。
無理言うな。
エレベーター付きの歩道橋を作るとかね。
とりあえず歩行者・シニアカーやスロー自転車は、そっちに逃がす。
広島駅の神戸寄りにある「愛宕踏切・愛宕跨線橋」のような感じ。
愛宕跨線橋~岩鼻架道橋(土木学会田中賞)。 - ★不惑で上京
2020-03-22
(まだコロナが身近でなかった頃だ)
ここまで大きなものは土地の制約で無理だし
沿道を買収して作る本気も自治体には無いだろうけどね。
根本的な解消は連続立体交差事業だが
広島駅近傍の向洋駅~海田市駅の事業ですら、もう諦めたのか?と思うほど
結論を先延ばして来た市や県なので、期待はできない。
渋滞解消、高架に懸ける 広島都市圏東部連続立体交差 | 中国新聞デジタル
2021/1/6 22:53
鉄道と道路の立体交差化の推進…JR山陽本線・呉線(広島市東部地区連続立体交差事業) - 広島市公式ホームページ
更新日:2021年4月28日更新
掲載日2020年11月20日
首都圏や近畿圏のほか、政令指定都市で鉄道が地上を走っている町はあるが
マツダの企業城下町で車社会の地方自治体なのに酷い状態とは思う。
数的根拠は無い。
事業者別や都道府県別の踏切の数は検索すると出て来るけど
市町村別は無い。
広島市内の山陽本線や、複々線区間~呉線は、早々に立体化できていたと思うなあ。
コロナは想定外だろうが、少子高齢化でお客が減って
運行本数が減る=遮断時間が短くなるのを見越していたとすれば
県庁や市役所の交通政策担当部署の先見の明はあるのかもね。
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