不惑で上京

★不惑で上京

リストラ解雇された後に、東京で再就職したブラック企業を退社した後に、実家に戻らされた田舎者の独り言。

映画の日。『ゴジラ-1.0』感想。

 

面白かった。思い出したら追記する。

 

映画の日 - Wikipedia

実際に観たのはもっと前。

 

 

「映画館に行こう!」実行委員会 公式サイト

映画泥棒の大捕り物が始まると、本編が始まる合図。

 

今年に観た映画は、のべ4本目らしい。

『すずめの戸締まり』(2023-05-17)

『すずめの戸締まり』(2回目)(2023-05-23)

『君たちはどう生きるか』(2023-07-18)

つまらない人生。

年末の「ラジャー」や「旧作ヤマト2本」は、家庭の事情(無職)で無理だろう。

 

 

目次

 

公式サイト他

映画『ゴジラ-1.0』公式サイト

画面が揺れるのパソコンの故障かと勘違いした。効果音が欲しい。

 

https://twitter.com/godzilla231103『ゴジラ-1.0』【大ヒット上映中】

https://twitter.com/godzilla_jp ゴジラ

(相変わらずタイトルが貼れない)

日々更新されている。

ゴジラ-1.0 || TOHOシネマズ

戦後、無(ゼロ)になった日本へ追い打ちをかけるように
現れたゴジラがこの国を負(マイナス)に叩き落す。
史上最も絶望的な状況での襲来に
誰が? そしてどうやって?
日本は立ち向かうのか―。

監督      山崎貴
出演      神木隆之介浜辺美波山田裕貴青木崇高吉岡秀隆安藤サクラ佐々木蔵之介
[ゴジラ-1.0  上映時間:125分 ]

広島バルト11

生きて、抗え。
焦土と化した日本に、突如現れたゴジラ
残された名もなき人々に、生きて抗う術はあるのか。
ゴジラ70周年記念作品となる本作『ゴジラ −1.0』で監督・脚本・VFXを務めるのは、山崎貴
絶望の象徴が、いま令和に甦る。

神木隆之介 / 浜辺美波 / 山田裕貴 / 青木崇高 / 吉岡秀隆 / 安藤サクラ / 佐々木蔵之介

(C)2023 TOHO CO.,LTD.

ゴジラ-1.0|イオンシネマ

【ストーリー】
ゴジラ生誕70周年記念作品。 戦後、無(ゼロ)になった日本へ追い打ちをかけるように現れたゴジラがこの国を負(マイナス)に叩き落す。 史上最も絶望的な状況での襲来に誰が?そしてどうやって?日本は立ち向かうのかー。

【公開日】    2023年11月3日
【配給】    東宝
【監督】    山崎貴
【出演】    神木隆之介浜辺美波山田裕貴青木崇高吉岡秀隆安藤サクラ佐々木蔵之介 ほか

各チェーン店で言い回しが違うのね。

 

ゴジラ-1.0 - Wikipedia

 

小説版 ゴジラ-1.0/山崎 貴 | 集英社 ― SHUEISHA ―

パンフレットも小説版も買ったが、まだ読んでない。

 

そもそも

足を運んだ契機は「山崎貴監督+吉岡秀隆出演」のため。

極めて単純。

前の失業期間(リストラ解雇)の時に、堀北真希さん目当てで(可愛かった~)

ALWAYS 三丁目の夕日'64』を観て、古き良き時代の撮り方が好みだった。

(部外者が美しい部分のみ切り取ることに文句を言う人は的外れで哀れに思ったのも懐かしい)

とはいえ

監督の作品は

山崎貴 - Wikipedia

ALWAYS 三丁目の夕日』シリーズ3部作と

実写ヤマト『SPACE BATTLESHIP ヤマト』しか観たことないと思う。

ヤマロス症候群の発症ではないが『SPACE BATTLESHIP ヤマト』(テレビ放送版)見た。 - ★不惑で上京(2013-10-26)

 

永遠の0』や『アルキメデスの大戦』など観ておけば予習になったかも

という気もしたが、色々あってね。

 

ネタバレ事前予習

信頼する映画解説考察系やメカニック解説系の動画サイトで

ある程度の流れを把握して映画館に向かった。

頑なに情報を入れず観た『すずめの戸締まり』は1回で無理だったため。

 

映画紹介サイトのレビューや、職業映画評論家やユーチューバー

Twitter(X)の個人など、ぼくのかんがえたさいきょうの感想、は見ていない。

どこの馬の骨とも分からない赤の他人の好き嫌いを読むほど暇じゃない。

 

君たちはどう生きるか』は解説を見ても無理だったろうから一発勝負でよかった。

 

世界観というか

『初代ゴジラ』が戦後1954年(昭和29年)が舞台なの、言われて初めてそうか思った。

ゴジラ (1954年の映画) - Wikipedia

過去にも何作か見ているが、特に『シン・ゴジラ』が現代だったこともあり

そこまで「時代」の設定は意識していなかった。

 

なので『-1.0』が、戦後まもなく・1947年(昭和22年)上陸ということで

武装解除された国家ゆえ、レーザー砲やミサイルなどが無かった訳ね。

 

「海神作戦」(わだつみ)は「オキシジェン・デストロイヤー」のオマージュらしい。

海神作戦 (わだつみさくせん)とは【ピクシブ百科事典】

『シン』は「ヤシオリ作戦」だった。

 

ALWAYS 三丁目の夕日』第1作は、1958年(昭和33年)が舞台なので

それより若干、歴史が古いが、概ね準じている。

敷島のメカメカしく白煙を吐くバイクは、パタパタ走るミゼット感あってよかった。

 

銀座の街のCG・合成・破壊が凄かった。(こなみかん)

ザワザワした活況は『コクリコ坂から』の時代に向かう隆盛を感じたし

地平線まで当時の日本が再現された俯瞰は『-三丁目の夕日'64』を思い出した。

これはいい予告編。

 

ゴジラ

ゴジラ (架空の怪獣) - Wikipedia

ALWAYS 続・三丁目の夕日』で山崎監督はゴジラを出しているので

(西武園の「ゴジラ・ザ・ライド」は知らない)監督3本目、満を持しての登場。

 

『シン』は何を考えているか分からない徘徊ぶりだったが

『続』のゴジラも破壊は壮絶だったが、直接の描写は無かったと思う。

 

本作のそれは、確かに明確に人間嫌いで殺意を持った狂暴だった。

銀座で大暴れしている場面では、乱暴に踏み潰すわ、尻尾で建物ごとブン殴るわ

ビルごと破壊して記者も転落させるわ、思わず目を背けそうな描写が幾つもあった。

 

『シン』も、マンションが崩壊して母子が死んだ(であろう)描写はあったし

本作も、マツダビルが実況中継する記者たちが、ビルの崩壊で墜落死した(だろう)し

パタンと倒れる古来からの撮影も、大画面と大音響で足がすくむ恐怖。

 

ただ『シン』と違うのは「自分が生きている東京」ではなく

(あれも東京駅の周辺の超高層ビル群などは若干未来だったはず)

図鑑や映像など「知識の中にある昔の銀座」だったので、涙は出なかった。

今、気が付いた。

 

『シン』のような背中ビームは出なかったが、十八番の口からの熱線は出た。

『シン』のように、バカスカ撃ちまくる連続攻撃ができたら全滅だったので

「1発撃ったら自傷するので、怪我の修復に時間がかかる」の設定は大事と思った。

いや、エネルギーチャージに必要なインターバルの時間だったかな?波動砲か?)

パンフレット・小説版を読まないと。

 

最後に、沈みゆく(死んでないらしい)ゴジラに対して、船乗りたちが敬礼。

古くから世界各国の海軍は(海自を手本としたリメイクシリーズのヤマトも)

撃沈・撃墜したら敬礼するという描写があった(ある)ので

つい先日まで軍人だった作戦参加者が敬礼するの、違和感は無かったが

敵に敬礼するのおかしい(意訳)という感想も、どこかで見た。

 

核実験で焼かれ、腹が立って仕返しして、最後は口の中に爆弾を突っ込まれ

爆殺された一連の流れは、可哀想という気分は分かった。

焼いたのは米軍なのだからアメリカに行けよと思った。

幾つか見たゴジラはいずれも高度に知能が発達している節は見られたが

人類の言語は理解できないのかもしれない。

 

タイトル変更(笑)

 

人間

山崎作品の好き嫌いを二分する泥臭い人間ドラマのパート、私は好みだった。

ALWAYS 三丁目の夕日』シリーズで慣れたのかもね。

 

『シン』は、セリフを極限まで削り、短いカットで畳み掛ける形で

緊迫感の連続した演出とし、優秀な役人の仕事を存分に映像化して高い評価を得たが

(誰かの受け売り)

「この国はスクラップ&ビルドでのし上がって来た」の辺りは

しっかり長話をしていたと記憶する。

 

本作は、仮想敵である『シン』の対極となる、人間と怪獣と映す伝統的な手法。

(と何かにあった)

2時間という限られた時間の中で取捨選択する内容は、監督の色が出るよね。

 

フィクションに対して、重箱の隅を楊枝でほじくる人は

創作物を堪能するには厳しい性格。

 

まあ・・・落水・瓦礫・火炎の爆風と散々な目に遭っても生き延びる

強靭な体力と幸運を持つヒロインには、多少はモヤモヤしたけど(笑)

 

主な出演者

7人。主人公周りが4~5人というの覚え易い。

 

敷島浩一 / 神木隆之介
戦争から生還するも、両親を失い、荒廃した日本で、典子と出会う。

主人公。大人になったなあ。

実写版『3月のライオン』のPVは見たが、がっつり演技を見たの初めてかも。

 

山崎監督、主人公をよく叫ばせるよね。悩んでる・イラっとしてる・やるせない。

5秒も叫べば、以後はトラウマ。分かり易い。2時間で収めるには大事な簡略。

 

特攻隊員ということは、ゼロ戦の操縦に関して一定の技量はあるのだろうが

大戸島に不時着(故障ではない)する前に、何等か曲技が欲しかった。

穴ぼこの滑走路に無事に着陸・停止させただけでも凄腕なんだろうけど。

 

最初の「新生丸」の遭遇戦で、船上からでも射撃能力は高かったし

海神作戦の別働隊で、本当に飛ぶか分からない震電を飛ばして

小気味いい飛行でゴジラの攻撃を回避していたし

後の時間で、やっぱり主人公は何でもできるスーパーマンだと納得したけどね。

 

あと、どの場面でも、まあまあ小奇麗なんだよね。

主人公だし、大戸島では整備は整備士に任せていたし、ゴジラから無視されていたし

整備兵や、帰還後の市民(焼け出された人々)のヨレヨレ具合との対比に

少し戸惑ったのはなんとなく覚えている。

 

最後、ゴジラを倒して帰還して、港での歓迎が、そこまでワーッ!と集まらず

ギャラリーえらい他人行儀だなあ、エンディングやぞ!と不思議だった。

金八先生ぐらい胴上げしてもいいのに、神殺しのため自重したのかな。

 

 

そうそう

脱出機構を使ったことを非難する人が散見されたが(美しく散って死ね論)

沖田艦長の「死に魅入られる」に通じる危険な状態。

 

 

大石典子 / 浜辺美波
焼け野原の戦後日本を単身で強く生きる女性。戦争帰りの敷島と出会う。

ヒロイン。可愛い。

無尽蔵の体力と両手からこぼれるほどの幸運を持つ女神。

 

空襲の際に、瀕死の母親から赤ん坊を預かった(拾った)という出来事は

スタジオジブリ版映画『コクリコ坂から』で

コクリコ坂から - Wikipedia

立花の子を自分の子として届け出た澤村や、その子を引き受けた風間など

当時の戦後の混乱期のエピソードを知っていたら、まあアリかなと納得する話。

女手一つで育てられるかは別の話。

 

国電で電車が食われても圧死しない偶然。

車体が千切れて懸垂する場面は、スカートがハラハラした。

スタントマン?合成?と思ったけど、落下では思わず「アッ」と声が出た。

 

高空から着水(落水・運河だったかな)して九死に一生を得る。

垂直護岸だったが、どうやって上陸できたのだろう。

当時は埋め立ては進んでいなかったので、小型船の船員が引き揚げてくれたのかな。

 

ゴジラが暴れ回って瓦礫が散乱する状況でも、飛来物に当たらないラッキーガール。

周りでは破片に当たって吹っ飛んでいた人がいたはず。

 

あの大勢が逃げ惑う大混乱の中で、敷島と合流する強運。

熱線で発生した爆風から敷島を庇うために押し出す腕力。

びっくりする(笑)勢いで吹っ飛ばされても、生き残った。

 

この世界の片隅に』で、ヒロインすずさんの嫁ぎ先・北条家の家長

円太郎さんの工場(広海軍工廠)が空襲に遭い行方不明となり、後に救出されたが

意識が戻るのに時間がかかった話を知ってると、まあアリかな(笑)と納得する話。

 

敷島が悪夢にうなされていても「生きろ。」と励ますの

最初は、居候元の主人に死なれたら困るというのはあったと思うが

吊り橋効果というか、共同生活を送る運命共同体から発生した、愛なんだろうな。

知らんけど。

誰の子かも分からない赤ん坊を拾った行動原理や

きちんと共同生活を送りたいと(そう思った)ビジネスガール(BG)になったりと

元々そういう責任感を備えた女性なんだろうね。

いいなあ。そういう女性と出会いたかった(笑) 男性側の準備ができてなかったんだよ。

 

首筋のアザは、敷島との面会時に初めて出現したらしい。

胸元まで包帯だったので、既に全身に出ているのかと思った。

(小説版は最後のページだけ読んだ)

有識者曰く、死亡フラグらしい。えー・・・明子が成人するまで生きてよ。

 

 

 

というか、疑似家族は同じ戦後が舞台『ALWAYSー』も、そうだった。

茶川さんと淳之介は、実の親子ではなかったが、進学にあたり実に親子していた。

淳之介の姓は古行のままだったので、法的には里親里子の関係だったのかな?

ただの居候状態でも役所に居住地を届け出ていたら就学の通知などあったのかな。

あと、茶川さんとヒロミの「見えない指輪」は、屈指の名場面と思ったなあ。

 

 

水島四郎 / 山田裕貴
戦後処理の特殊任務を請け負う船・「新生丸」に乗り込む見習い

「小僧」というには立派な好青年。

少年兵としても戦争には参加していない。

そこかしこに「戦争に行かなかったのは幸せ」を不服に思う時代性。

 

この世界の片隅に』でも、主人公すずさんが、いきなり「終戦だ」と言われて

納得できていない怒りのような振る舞いもあったし、戦争は人を狂わす一例。

コクリコ坂から』で、俊が海ちゃんと小野寺に会った時、一例でなく敬礼したのも

戦後の名残りという演出だったはず。

 これさ、海ちゃんの母・涼子と、俊の義父・風間と、証言者である小野寺が、口裏を合わせた芝居

 =本当は立花ではなく澤村の子つまり異母兄妹としたら、この大人たちなかなかの策士と思っている

戦争に行った大人たちに囲まれ、損な役回りに見えたが

クライマックスの海神作戦では、想定が外れた大人たちのピンチに颯爽と駆け付け

美味しい場面を持って行った。

 

巡洋艦の全速前進ですら推力(推進力)が足りない状態なのに

プレジャーボートのような小型の船舶を束にして巡洋艦を引っ張って

よく浮上したなと思った。

沈下と浮上の力が、たまたまギリギリの所で均衡(拮抗)していたのだろう。

 

 

 

橘 宗作 / 青木崇高
戦時中、海軍航空隊の整備部にいた人物

青木さんは粗暴な役が似合う(偏見)。

「20mm」って何の話か分からなかったが零戦の機銃の通称として有名なのね。

 

仲間の仇でもある敷島に、復員船でゴジラに殺された仲間の写真を持たせたり

別働隊の作戦で脱出装置の使用を進言したのは

「戦争を終わらせる」(罪滅ぼし)と特攻して死ぬ覚悟した敷島に対して

大戸島で死んでいった者の無念を背負って一生、生き続けろ」という

死ぬより辛い選択をさせたと思った。(『機動戦士Vガンダム』のカテジナのような)

 

キャッチコピーの「生きて、抗え。」の答えか

作品を通した「今も昔も日本という国は国民の命を軽んじてきた」の答えか

よく分からない。

分からなくていい話。

 

これ、もし脱出機構の話を言わず、ただ「直前で引け」と言ってたら

衝撃で、むち打ちや頸椎損傷になってたろうな。

復員後に憤り続けた橘の戦争も、これで終わったのかもね。ね?

 

 

野田健治 / 吉岡秀隆
戦時中、海軍工廠で兵器の開発に携わっていた人物

「学者」先生だったかな?

2時間もう茶川さんで、さすが東大の頭脳(文学部だけど)と思った。

 

パンフレットも書かれていたが、野田が作戦の説明をする場面は早口だった。

マッドサイエンティストとは思わないが、博識だなと感心した。

 

あと正直、長い、と思ったのは事実。

しかし『シン』のように場面が動きながら会話劇で説明されると無理だったかもね。

今回は海の中なので、作戦の全体像を観客に理解してもらうために必要な時間。

前フリとして

魚の浮袋の機能と、急激な浮上は膨張して死ぬ、を3回ぐらい見せて

魚の浮き袋の役割は?プカプカ浮くためではない!ってホント? | 魚食普及推進センター(一般社団法人 大日本水産会)(グロ注意)

海神作戦が、生き物を相手にすると妥当っぽい仕掛けと思わせるのも必要な時間。

 

秋津艇長と同じく「生きて帰る(でも全滅するだろう)」という逡巡は受け取った。

 

 

太田澄子 / 安藤サクラ
敷島の家の隣人。戦争で子どもを失くしている

男は戦いに出て、女は家を守る。当時の世界観?社会観?の典型例。

初対面は、軍人に対して冷たい態度を取る人も居ただろうなーという程度で

なんか嫌な人だなーと客が思った時点で、役者と監督の勝ちだよね(笑)

 

典子が連れて来た赤ん坊を何だかんだと気にかけ、白米を提供したのは

コクリコ坂から』で、澤村が連れて来た赤ん坊(のちの俊)に

風間の奥さんが乳を含ませた場面などを見ているので

子を失った母親の本能のような、そういう人も居ただろうなーと思った。

 

嫌皆な言い回しや、つっけんどんな態度をしつこく繰り返し描写したことで

だんだん、よき隣人になった印象。

 

ALWAYS 三丁目の夕日’64』で、ロクちゃんは住み込みで働いていたが

結婚しても鈴木オートで働いて欲しいという、トモエさんの提案に驚いていた。

家庭を持った女性が家を出て働きに出ることは珍しかった時代

パンパンという働き方(?)も言及されていた中で

澄子が明子の一時預かり保育をしてくれたので、典子もBGになれた。

 

そうか、この自宅の場所、銀座から遠いのかな?

確かにゴジラと戦っていなかった。

 

 

秋津淸治 / 佐々木蔵之介
戦後処理の特殊任務を請け負う船・「新生丸」の艇長

「艇長」いや「船長」だったかな。

クレジットタイトル(エンドロール)の「止め」だった。

粗雑な感じで、最初は苦手だなと思った。

 

第1回戦での「やったか」は「やってないのお約束」だったが、狙った演出かな。

巧みな操船技術で、巨大な生物の追走から船を守った。

これCGの合成でなく、本当に荒波の海で撮影したというので

有名俳優たちも監督も相当過酷な現場だったそうな。

 

小僧(戦争を知らない若者世代)を、作戦のメンバーから除外するのは

少し状況は異なるが

機動戦士Vガンダム』のゴメス艦長や、『さらば宇宙戦艦ヤマト』の古代艦長や

宇宙戦艦ヤマト完結編』の沖田艦長や、『宇宙戦艦ヤマト2199』の森雪など

(ヤマトばっかりやん)

年寄りや上官が部下を逃がすの

日本独特なのか世界標準なのか分からないが、ある種の自己犠牲のアイコン。

(先の「死に魅入られた」に近い感傷に思う)

 

敷島宅でのクルーが集まっての宴会で、明子ちゃんを抱えた姿がよかった。

家族の話題は無かったが、澄子と同様に妻子を失ったのかなと思った。

 

 

「誰かが貧乏くじを引かなきゃなんねぇんだよ」は自虐にしても

実際に声を出して誰かに伝えるには、憚られるセリフだが、言っちゃうほど

切羽詰まった感はあった。

 

 

その他

明子ちゃん(永谷咲笑さん?)

典子の連れ子。

戦災孤児ではないのかな?

幾つかの泣く演技が上手で思わずもらい泣きした。

子役って、役とはいえ泣かされて情緒不安定にならないのか不安になった。

神木隆之介さんは立派な青年に育ったので人によるのだろうけど。

有安さんもあーりんさんも、しおりんも、子役からスターダムにのし上がって大丈夫たったし。

 

橋爪功さん

銀座でゴジラを見上げる群衆の中で出演してた。カメオ出演というやつ?

恐らく熱線で吹き飛ばされた一人となったのだろうが、贅沢なちょい役。

 

 

最初の砲撃戦や海神作戦などで、幾つかあれっと思う所があったが

本編を見ながらしたメモが読めないので、思い出したら書く。

 

 

音楽

山崎監督の盟友・佐藤直紀さん。

ここで泣いてね、がよく分かった。

というか、全般に神秘的な音楽で世界観の構築の根幹となった。

ゴジラ-1.0 (Original Soundtrack) ‑「Album」by 佐藤直紀 | Spotify

『シン』は現代兵器で殴り合いを挑んでいる伴奏・応援歌という感じ。

シン・エヴァンゲリオン BEST - playlist by George Da Uchi | Spotify

どちらも、オリジナル・伊福部昭の楽曲と程よくマッチしていた気がした。

(知ったかぶり)

典子の乗る電車にゴジラが近づく時に、初めて「ゴジラのテーマ」の冒頭が流れて

「やっとキター」と思ったはず。

映画『ゴジラ-1.0』公式サイト

 

 

 

戦争映画(?)なので、楽しかったーとは、なかなか言えないが、面白かった。