不惑で上京

★不惑で上京

リストラ解雇された後に、東京で再就職したブラック企業を退社した後に、実家に戻らされた田舎者の独り言。

映画『さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち 4Kリマスター』観たよ。

 

もう1週間ぐらい前なので忘れそう。

 

無職の暇人、遊んでばかり。

落選通知、サイレントお祈り。

地球なんか、宇宙人に侵略されて、滅べ。

 

 

前回の映画は『屋根裏のラジャー』

fuwakudejokyo.hatenablog.com

 

前回のヤマトは『劇場版』

fuwakudejokyo.hatenablog.com

 

映画以外では、3時間以上は家を空けていない。クソ人生。

 

もくじ

 

『ヤマトよ永遠に REBEL3199』第一章 黒の侵略 2024年7月19日(金)上映開始 

2作品連続公開決定!『宇宙戦艦ヤマト 劇場版』4Kリマスター/『さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち』4Kリマスター

 

入場特典でポスター柄のパネルを貰った。

 

客層

平均年齢は『屋根裏のラジャー』と比べ、明らかに(笑)高い。

110隻ほどのシアターで40人ぐらい居たかな。

主にはフルムーン、単身独身中高年など当時の青少年だが

今時の親子連れ(母子)も2、3組は居たはず。

冬休みは明けたのに、高校生風カップルが2組ほど制服デートに来ていた。

(さらばでいいのか?)

冒頭の静寂で、ポップコーンを食べる奴が居なかったので、この日の客は合格。

 

記憶・雑感

どこかで一度、映画館で観ているが、覚えていない。

いや、テレビ放送だったかな。

『ヤマト2』は、TSSかホームテレビかの記憶に有るような、無いような。

子供の頃に行ってた散髪店の片隅にあった松本零士先生の

(いや、ひおあきら版というやつかな?)

『さらば』(いや『2』かも)のコミックと、記憶が混在している。

要所要所で「あれ?こんな場面・セリフが無かったっけ?」と逆に気が散るほど。

 

森雪

何を置いても森雪。

『2199』以降の線の多い造形と比べると、線の量もアッサリの松本美女だが

芝居と声で、抜群に可愛いヒロインだった。

正直これは意外だった。

当時の青少年が、今で言う沼に落ちたの分かる。

(初恋がメーテルか、森雪か、そんな時代だったかな?)

艦内唯一の女性クルーという時代性、『2』では補充されたよなと思ったら

京塚ミヤコたちは『Ⅲ』だった。

話はそれるが、リメイクでは、女性クルーの艦内服は、あのボディスーツというか

レオタード然ではなく、ガンダムUCのようなパンツスタイルが良かった。

平成世代への訴求と思うが、リアリティとしては無い。

本作・旧ミルからは腹部をビームで貫通されるし(致命傷)

『2199』では敵軍の幹部セレステラを庇って全身を銃撃されるし(致命傷)

『2202』新ミルからは頭部に銃撃を喰らい(ヘルメットのバイザーが割れる程)

物語の山場のために扱いが酷くなるヒロイン。

(『2202』は死ななかったが記憶喪失・総員退艦でも置いてけぼりされ気の毒だった)

クライマックスのバージンロードを歩くかのような、厳かな特攻の名場面

当時の少年少女からは、すすり泣きが聞こえた。

私は泣かなかったというか、意外と晴れやかな新郎新婦の門出だなと思った。

 

敬礼

冒頭、古代君たち旧ヤマト乗組員は、別の船で勤務していたが

テレサのメッセージの件で、地下都市の旧防衛軍司令部でたむろしていた時

長官がやって来て、普通の敬礼ではなくヤマト式の敬礼をしていた。

ヤマトに乗っていないのに?と思った。

 

ヤマトは油圧(人力)制御?

宇宙気流の場面や、他にもあったと思うが、操艦はフライ・バイ・ワイヤではなく

フライ・バイ・ワイヤ - Wikipedia(要するにパワステ?)

油圧(人力)で制御していると思うような、島航海長の汗を拭き出しながらの操艦は

昭和の熱血ドラマ特有で、リメイクには無い。はず。

(『機動戦士ガンダム』でガウ攻撃空母の尾翼をバキッと壊したら操縦席の舵輪が回ったような直結構造)

古代君が島と協力して操縦桿を握って、難局を乗り切って握手したのは

初代ヤマトにあったと思うが、未確認。

 

土方司令(艦長)

土方「艦長は船と運命を共に」、古代君「司令は敵の存在を報告する義務がある」

ここは『さらば』のみ。(セリフうろ覚え)

『2』は『2202』が踏襲したように、ヤマトを抑止するアンドロメダの艦長職。

(『2202』のアンドロメダ艦長は山南さん。『永遠に』向けの先出しだったかな)

波動砲の射角からテレザート星を外すため、宇宙気流に身を任せ

死んだふりをしてゴーランド艦隊と距離を取るの、コミック版の記憶が蘇った。

 

都市帝国(映像表現)

それまで、4Kいうても思った以上に普通だなーと思っていたが

彗星のガスが取り払われて岩盤が崩れながら(?)摩天楼が出て来た時に

無言で「うおおおお」と叫ぶほど大迫力があった。

これだよ!見たかったのは!と。

他は、当時の作画水準なので、文句を言う筋合いではない。

鉛筆と絵の具の風合いを楽しんだ。

そこまで粗いという感じはなかった。

物語の展開が早くハラハラして、それどころではなかった。

あと「大画面でズォーダー大帝から怒られるバルゼー体験」は面白かった。

 

デスラー(音響)

テーマ曲(デスラー襲撃)の、チェロかな、コントラバスかな

低音弦をボウイングするギコギコいう鳴りが、劇場内に心地良い響いていた。

全砲門使用不能となったヤマトが、小ワープでデスラー艦を奇襲した接舷攻撃で

古代君がデスラーと銃を構えて対峙するの、本作の名場面のひとつ。

(あれだけ艦体に撃ち込まれたら普通は轟沈するよね)

いつの間にか、デスラーが右脇腹を負傷していた。

奇襲の破片を受けたためだったかな、古代君への射撃ができなくなるほど重症だった。

『2202』では、これ拾って新ミルに撃たれ、キーマンとの対峙に持ってった。

佐渡先生の助手で看護でもある雪が身を案じて駆け寄っても、拒否した。

ここの覚悟、当時(いつ?)もグッと来たはず。

雪が旧ミルに撃たれ、即座に反撃し3発・胴体と頭部に確実に射撃したの

さすがデスラー砲の引き金を預かる総統だなと思った。

(クワトロのメガバズーカランチャー同様、犠牲の割に戦果は今ひとつだったり)

でも、当時(いつ?)から、去り際の「地球人に近い」は理解できなかった。

諸兄の解説でなんとなーく掴めたけど。

 

山本の腕(作画ディティール)

有識者による激論(笑)が交わされた、セルの重ねる順番や撮影のミス。

自己犠牲による局面の打開という名場面の一つなので

私は「直さなくてよい派」に一票。

被弾した衝撃でキャノピーが外れたんだよね。

 

ヘルメット

真田さんも、斉藤も、突入した都市帝国の動力室でヘルメットを脱いでいる。

銃撃で危ないのに。

「メタ的」という言い方なら、死に際に顔(表情芝居)を見せたいのだろう。

 

斉藤始

慌てず、急いで、正確に。やっぱりこっちだわ。

真田さんを守るため盾となる、ヤマトシリーズ屈指の名場面。(名場面多いな)

『2202』は、ガミ公(クラウス)との掛け合いは欲しかった。

最後にクラウスが「隊長、ありがとう」と言ってくれたので号泣したけど(笑)

 

真田さん

脚を撃たれて機械の手足だった、は『2』の設定だったか。

「弟のように思っていた」のくだりは『2199』で、古代守とのエピソードがあるので

胸が熱くなった。

当時(いつ?)は「突然何言ってんだろ」という感じだったのかなあ。

 

真田さんがいなくても即修理

デスラー戦法(ドメル戦法)で一旦、全砲門が使用不能となったが

デスラー艦への白兵戦・都市帝国への突入戦を経て、生還した古代君が

砲撃を命じたら幾つもの砲門が蘇っていた。

(画面に映ってなかったが、山崎応急長ダメージコントロール凄いな)

本編冒頭、太陽系の諸惑星の資源開発でも自動化されていたので

艦体の修理ぐらい当然に自動化されているだろうけど。

 

超巨大戦艦

『2202』では、蛸(?)が出て来て「オープニング映像に騙された!」というアレ。

当時かその後か忘れたが、船である必要性の議論があり、膝を叩いた。

ガトランティスは都市っぽい宇宙船で、大宇宙を渡る風変わりな文化なので

船の形をしている必要は無い訳だと妙に納得した。

本作で月面をえぐる大砲は、蛸の尻尾(?)からビームが出てオマージュしていた。

波動砲を含め全砲門が再び使用不能となり、エネルギーすら底をついたので

古代君が特攻を考え付いたと、子供時代に読んだ小説版かコミック版に

書いてあったと思うが、記憶違いかも。

 

特攻

んー・・・。

『さらば』最大のカタルシスなんだけど、最初に見た時に、救いがないと思った所。

映画『宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち』劇場上映開始。 小説「宇宙戦艦ヤマト黎明篇 アクエリアス・アルゴリズム」入手。 広島駅前の中和抗体検査チェックステーション。 参議院補欠選挙山口選挙区(笑) - ★不惑で上京(2021-10-08)

ここを暑く語る原作原理主義者とは、美味い酒は飲み交わせないだろうが

否定はしない。

沖田艦長の「命ある限り戦え」は、戦って死ねではないからね。

八方塞がりの中、自己犠牲で成果を得るのは昭和では当たり前の感覚だった。

反物質テレサが協力してくれるので、超巨大戦艦を倒せる可能性もあったし。

(ヤマトが迎撃される可能性は思ったと思うが、変身する時には攻撃しない不文律がある)

(『2202』は土星まで行ってエネルギーを充填する時間が必要ということで、その危険性を潰していた)

 

最後の字幕

「もう二度とお目に書かれない」云々で、笑いの出た会場もあったと見たが

この日は出なかった。

ただただ静寂。

冒頭と同じく息が詰まる程の静寂。

他の会場であったらしい拍手は出なかった。私はしたけど。

(どの作品でも上映後は毎回拍手してる)

 

『ヤマトよ永遠に REBEL3199 第一章 黒の侵略』予告

『3199』の予告が流れた。

『宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち』Blu-ray & DVD第2巻 3月29日発売!

2024.01.03 NEWS
『ヤマトよ永遠に REBEL3199 第一章 黒の侵略』2024年7月19日(金)上映開始

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劇伴の重低音がバリバリと鳴っていた。

解説考察系の皆さんが絶賛の、岩盤から出て来るヤマトが超カッコよかった。

ほとんど見えないけど(笑)

全7章、今度こそは映画館で観たい。

なので、早く社会復帰したい。

隣にガンダムを並べて欲しかった。

 

その『ガンダムSEED』の予告もあった。

www.youtube.com

ふりーだあーむう。

SEEDシリーズも一通りは見てると思うが(ガンダムチャンネルでやってる)

キャラクターデザインが苦手なので、飛び飛びの記憶しかない。

 

お話自体は、遺伝子組み換え食品技術や格差社会などを盛り込み

子供が戦場に出る理屈付けや、それを支える大人も含め、面白かったと思う。

 

 

朝昼晩で、ざーっと3時間ぐらい記憶を手繰り寄せた。

間違ってるかも。

まあいいや。